24キロやせた! 甘いもの大好き男性の糖質制限挫折の危機を救ったチーズケーキ

健康・美容

公開日:2020/2/18

 テレビ「ヒルナンデス!」でダイエット美女として紹介され注目されている、農家の主婦でダイエットアドバイザーの比嘉直子さん。比嘉さんの著書『マンガで卒デブ40㎏やせ ちゃんと食べて生まれ変わるダイエット』(主婦の友社)には、98kgから40 kg減量したダイエット秘話がマンガでわかりやすいと、重版が続いている。比嘉さんの本気のアドバイスと書籍の監修を務める今西康次医師による医学的な指導により、次々と新たに「卒デブ」して健康を取り戻す人が増えているのだという。

『マンガで卒デブ40㎏やせ ちゃんと食べて生まれ変わるダイエット』(比嘉直子:著、今西康次:監修、おちゃずけ:マンガ/主婦の友社)

糖質制限をして、たんぱく質中心の食事を3食しっかり食べて減量した!

 50代の男性Aさんは、175㎝、体重106㎏。2型糖尿病と診断され、1年ほど前からインシュリンも打ち始めた。いつもだるさや眠気があり「自分はもうだめだ」とあきらめていたという。しかし、今西医師のダイエット外来での指導と比嘉さんの食事と減量アドバイスで、糖質制限に取り組み、見事に1年3カ月で106㎏から82㎏へと、24㎏の減量に成功した。驚くほど突出していたおなかは、すっかりペタンコになり、かつての好青年ぶりを取り戻したのだ。糖尿病の指標となる、ヘモグロビンA1cは、11から6.8へ改善。さらに30年以上も異常だった肝機能が正常になり、インシュリンもなしになり、奇跡が起こった。

Aさんの1年3カ月の変化

ごはん大好き、甘いもの大好き人間でも、糖質制限ができる!

 無類のごはん好きのAさんは、お酒は飲まないけれど甘いものには目がない。最初は大好きな炭水化物が食べられなくて、とても辛かったという。

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「たんぱく質中心の食事を3食しっかり食べながらの糖質制限は、最初の2週間がきつかったですね。それを過ぎたころから、不思議と炭水化物を食べたいと思わなくなったんです。少しずつ食欲が落ちてきて「糖質中毒」から抜け出していくのを感じました」。

 本書のマンガでは、つらい「糖質中毒」から抜け出る方法が丁寧に読めるので、ぜひ参考にしてほしい。

卒デブの鉄則「口に入れるものは栄養があるものを!」

 98㎏から58㎏に、40kg減量した比嘉直子さんも、太っていたときを振り返ると「太っているのに、ものすごい栄養失調だった」という。

 自身のダイエットの指導でも、「口に入れるものは、必ず栄養があるものを」と教える。甘いものが大好きなAさんにも、料理初心者でも簡単に作れて、しかも高たんぱく質のメニュー「チーズケーキ」を教えて、実際に何度も作ってもらった。

 スイーツだけれど、1食分の食事の代わりになるくらい栄養のしっかりあるもの、これが甘いもの大好きのAさんの「糖質制限挫折の危機」を救ったという。

クリームチーズ、卵、バター、ラカントで作るチーズケーキ

お財布にもやさしい低糖質の手づくり料理を

 Aさんは、「最初は不安でしたが、ラーメンも、パンも低糖質の商品があり「糖質制限でも、世の中には食べるものがある」ことがわかり、「これなら、自分も乗り越えられる!」と思ったという。麺好きのAさんが大好きなおすすめ料理は「豆腐麺」。豆腐から作られた麺で、高たんぱく質でしっかりとした歯ごたえで満足感がある。温かくしても、冷たくしてもおいしい麺で、ネットなどで手に入るという。チーズケーキも、豆腐麺もくわしい作り方はぜひ本書を参考に。比嘉さんの農家の主婦ならではの、忙しい人でも簡単に作れて、お財布にやさしいメニューが17点紹介されている。

 Aさんは、現在、体も心も軽くなり仕事もはかどっているという。

「これまでかかっていた薬代も半分以下に。まさに夢みたいなダイエットです。ただやせるだけでなく、心身ともに健康を取り戻せました。かつての自分のようにあきらめている方にぜひ挑戦してほしいですね」。

 全編マンガで、すんなり理解できるから、すぐにダイエットしたくなる1冊である。