<成功への道編>むくみ取りはダイエットに必須! 一瞬でマイナス3cm!? 寝たままで足を上げる、動かす、細くなる! 【連載第4回】

健康・美容

更新日:2020/3/21

『むくみ取り筋トレ』(高稲達弥/KADOKAWA)

 ダイエットに失敗したことのある方はいませんか? 食事制限をしたり運動をしたりしてもやせない。また、やせたのにリバウンドしてしまう。すんなりやせる人のほうが少ないのかもしれません。『むくみ取り筋トレ』(高稲達弥/KADOKAWA)によると、ダイエットを成功させるには、無理をしないことが大切なようです。

ダイエットに成功するかたは、みなさんがんばっていません。がんばらないで、ずっと続けています。

 本連載4回目は、ダイエットを失敗して終わってしまうというかたに、成功への心構えを紹介します。その時の流行りのダイエットに振り回されないで、マイペースで続けていくことが成功の鍵のようです。

ダイエットのための運動のあとも、むくみを取ってやせ体質に

 ダイエットのためのランニングや筋トレ。でも運動をして、かえってむくみがひどくなってしまうことがあるようです。これは、筋肉が疲労してしまっていて、血液循環がうまくいかなくなっているから。そんなときは疲労物質を取りのぞく開脚ストレッチをしましょう。

advertisement

【立ち開脚】

 足を左右に開いて前にかがみ、両手を肩幅に開いて床につける。足をさらに左右に大きく開き、膝を曲げないようにして、体を揺すって内ももの筋肉を伸ばす。1分間行う。

内ももの筋肉を伸ばす。体を左右に揺らす

2週目からは有酸素運動もプラスして

 1週目はむくみ取り。それにプラスして2週目は有酸素運動を行っていきます。まず初めに行う有酸素運動、「腕上げ足上げ」と「腕上げ股関節回し」の2つを紹介します。

【腕上げ足上げ】

1、足を揃えて立ち、両手を上げて軽くくっつける。右脚を真横に上げ、元に戻す。続いて左脚を真横に上げ、元に戻す。これを繰り返す。

足は踵から上げる感じ。上げられるところまで上げる

【腕上げ股関節回し】

2、足を揃えて立ち、両手を上げてねじって組む。右脚の指先を上に向けて円を描くように股関節を回す。左脚も同様に行う。左右交互に数回ずつ回す。

POINT
有酸素運動で汗を流すと体の不要な水分が排出されてむくみ解消に効果的です。

リンパの滞りもむくみの原因に

 リンパの滞りもむくみの原因のひとつだそう。全身に張りめぐらされているリンパ管の中を、リンパは流れています。体に脂肪が多いとリンパの流れの妨げになり、むくみやすい体質のままに。筋肉量が多いと体温が高くなり、リンパ管の働きが活発になるので、むくみにくい体になるのだとか。立ったり座ったり、足首を動かしたりと、できるかぎり活動的に動くことを心がけることが大切ですね。

1日1分でも続けてみて。大切なのはがんばりすぎないこと

 10分間トレーニングができないときは、1分間の足パカだけでもかまわないようです。寝る前や起きたときなど、スマホを見ながらでも足パカをしてみてはいかがでしょうか。ちょっとストレッチをやるだけでもOK。まずリンパを流してむくみを取ることを考えて。自分にできることを1日に1回でもやることが大切なのだそうです。

完璧主義者ほどリバウンドする。がんばらないほうがやせます。1日1分でも続けることが大事。

 ダイエットでリバウンドを繰り返すと、体がリバウンドした体重に戻ろうとするので、やせづらくなるのだとか! ごはんを抜く、といったような絶食ダイエットは一時、体重が落ちるかもしれません。でも絶食は、リンパを流したり脂肪の燃焼を助けたりする、ダイエットに大切な筋肉が一番先に落ちてしまうので、しっかり食べるほうがいいそうです。

ダイエットに失敗する人は、これをやらなければと自分に厳しく、もしかしたら真面目な人が多いのかもしれません。成功する人はみなさん、がんばってやっていません。ゆっくりと、がんばらないで長く続けています。けっして無理をせずに、自分のペースを保ってのんびりと行っているのです。

 高稲氏は1日1分でも、足パカを毎日続けることが効果的だといいます。リンパの流れは毎日よくしないといけないのだからと。

 MuscleWatchingのメニューは、ストレッチと筋トレ、有酸素運動を組み合わせたものです。毎日数分でもいいので続けるということが大切なのだそうです。

 きちんと筋トレをしないといけないとか、これを食べてはいけないとか、自分に課して修行のようなダイエットをすると疲れてしまいます。やせるためには続けることが大事。1日1分だけでいいと言われると拍子抜けしてしまいますが、そのくらいのゆったりとした気持ちのほうが続けられるのではないでしょうか? スマホをみながら1分間足を上げるだけで意識や体がやせるほうへと向くのかもしれません。

 がんばりすぎないことが、ダイエット成功への道のようです。

文=岡﨑灯子