366日、1日1ページの「脳トレ」を! おもしろパズルで脳のアンチエイジング

暮らし

2020/6/7

『川島隆太教授の脳トレ パズル大全 日めくり366日』(川島隆太:監修/学研プラス)

 なんだか最近、脳がなまっている…。年齢を重ねるたびに、そんな思いが増してきている人はきっと多いはず。脳の衰えは外見の老いとは違い目に見えないため、どんなアンチエイジングをしていけばいいのか悩んでしまう。

 そんな時、ぜひチャレンジしてみてほしいのが『川島隆太教授の脳トレ パズル大全 日めくり366日』(川島隆太:監修/学研プラス)。本書は、東北大学加齢医学研究所で教授を務めている川島隆太氏が監修を手掛けた、脳トレ本だ。

 川島教授が考案する脳トレは、つい時間を忘れるほど楽しく遊べてしまうものばかり。「脳を鍛える」という目的に躍起にならず、自然とトレーニングできてしまう。そんな魅力は本書にも健在。間違い探しやクロスワード、漢字パズルなど、誰もが馴染みのあるパズルで脳を鍛えることができる。

なぜパズルで脳が鍛えられるのか?

 読者の中には、間違い探しや漢字ナンクロなどの身近なパズルでどうして脳が鍛えられるのか不思議に思っている方もいるはず。川島教授いわく、その理由は「文字を書く」「音読」「単純計算」が脳の前頭葉にある「前頭前野」を活発に働かせることが科学的に証明されているからだそう。前頭前野は私たちが人間らしい生活をするために必要な高度な働きをする場所。だからこそ、川島教授は本書のパズルで前頭前野を鍛え、「考える力」や「生きる力」を向上させようと訴えかけている。

 全366問、日めくりで366日分のパズルが記されている本書は書き込み式であるため、ペンを用意するだけですぐに脳トレができる。脳が元気なのは朝。毎日の楽しい日課として、午前中にパズルの時間を設けてみるのもおすすめだ。

脳がフル回転する366問のパズル

 本書内には一体、どんなパズルが収録されているのだろう…。そう気になる方に向け、本稿では少しだけさまざまなパズルを紹介したい。

 各パズルはページが進むほど難易度が高くなっているように感じられる。特に間違い探しはイラストが細かくなっており、どこが違うのだろうと躍起になって探したくなる。

「虫食い慣用句」のような国語力が鍛えられるものだけでなく、算数力が鍛えられるパズルも多数盛り込まれているので、いろいろな角度から脳を活性化することができるだろう。

 各パズルは簡単すぎず難しすぎないため、途中でやる気がなくならず、「もっと解きたい」と思わせられる。

 そして、数あるパズルゲームの中でも筆者が特にユニークだと感じたのが「しりとりツメクロス」と「順路つき熟語迷路パズル」。

 間違い探しや漢字ナンクロ、クロスワードといった馴染みのあるパズルだけでなく、遊び心を盛り込んだ、ちょっぴり複雑な問題も楽しめる。それも本書ならではの醍醐味だ。

 脳トレはどちらかというと年配の方向けというイメージがあるかもしれないが、若いうちから脳を鍛えておいて損はない。息抜きや気分転換も兼ね、ぜひ川島教授が考案した脳トレで心をワクワクさせながら、脳のアンチエイジングを始めよう。

文=古川諭香