座り仕事でつらい“首・肩・腰の痛み”があっという間に治る、驚きのセルフ整体

健康・美容

更新日:2021/2/2

『10秒押すだけ! 痛みを治す 最強の整体 狙うべきは「トリガーポイント」』(迫田和也/KADOKAWA)

 机の前に座ってPC作業などのデスクワークを1日何時間も行っていると、首や肩はガチガチ、腰もだるく重い痛みに襲われる。

 休日に治療院やマッサージなどに行っても、解消するのはその場だけ。すぐにまた痛みはぶり返し…という経験はないだろうか?

 そんな悩みを抱える患者をのべ5万人完治へと導き、自費診療にもかかわらず国内はもとより海外からも治療に訪れる患者が後を絶たない、カリスマ整体師・迫田和也氏が実際に治療院で行っている施術法を初公開!

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『10秒押すだけ! 痛みを治す 最強の整体 狙うべきは「トリガーポイント」』(迫田和也/KADOKAWA)は、YouTube整体チャンネルNo.1、登録者数33万人超えという迫田氏の治療の技術が惜しげもなく紹介されている1冊だ。

「痛み」は押して治す

 まず、表紙の写真を見て、え?と目を疑う。なんと「肩こりはココを押す」とわきの下を手で押しているではないか。

 肩でも首でもなく、わきの下とは、一体どういうことなのか。思わず手に取り、内容を確認したくなること必至!

 そして、「痛みは押して治す」「押すべきところは痛いところではない」「痛みの原因は、そこにない」と、次々と語られる“迫田理論”に思わず“なるほど~!”とうなってしまう。

 慢性的な痛みの“根治”をモットーにしている迫田氏は、まず、その痛みの原因がどこにあるのか、を入念なカウンセリングで調べるという。

 そして、その痛みを“押して”治す。

 理由は2つ。

ストレッチできないほどの痛みがとれる
より手っ取り早く、深く大きな効果が得られる

 たしかに、ガチガチにこりかたまった首や肩ではストレッチすらできないのが実状だ。

 さらに、痛みのあるところに原因はないため、押すべきところは痛いところではなく、痛みを引き起こす原因となっている「トリガーポイント」を攻めるべきだ、と続く。

 そして、表紙写真の秘密が解き明かされる。

 仕事や家事などで頭を下に向け、肩や腕が内側にねじれた姿勢を続けていると、胸とわきの下の筋肉は絶えず負荷がかかり、緊張してかたく縮みガチガチにかたまってしまう。

 と同時に、体はつながっているので、首や肩の筋肉は引っ張られて伸ばされ、その状態でかたまる。

 痛みは伸ばされている首や肩に出るが、その原因は縮んでいる胸とわきの下にある。つまり、首こりや肩こりの原因=トリガーポイントは、胸とわきの下だったのだ。

 このように、本書は、痛みのワースト5である「首(首こり・肩こり)」「腰」「ひざ」「肩(四十肩・五十肩)」「股関節」を取り上げ、なぜ痛みが生じるのか、トリガーポイントはどこかを分かりやすく説明。

 痛みの原因を、ピンポイントで押してゆるめていく「トリガーポイントリリース」の方法が余すところなく紹介されている。

首が痛い(首こり・肩こり)

 痛みのワースト5は、どれもまず痛みが生じる原因と、押すべきトリガーポイントがイラスト入りで分かりやすく紹介されている。

 聞いたこともないような筋肉名が多数登場するが、これもイラストを見れば一目瞭然。

 これまで首や肩を痛いからと懸命に揉んでいたのが、痛み解消にならなかったのは、まったく見当違いのアプローチをしていたからだ…ということに気づかされ、愕然とする人も多いはずだ。

 そして、いよいよ具体的なトリガーポイントリリース法。

 押し方は2つ紹介されている。最初はトリガーポイントを10秒間押すだけ。持続圧をかけて筋肉をゆるめる。これが“痛気持ちいい”なら、これだけでOKだ。

 もう少し強く押したいなら、その次に紹介している動きを加えた押し方も5回行う。

 肩こり歴30年超えの身でトライしてみたところ、「なんじゃ、こりゃああああ!」の効き目。本当に10秒押しただけで、すっと肩こりがやわらいだから、驚きを通りこして、感動&感激。

 最初はこんなにいろいろなところを押すのか…と思っていた気持ちも吹き飛んで、早く、早く次のトリガーポイントもリリースしなければ!と、一気にすべてのトリガーポイントを攻略してしまいたくなる。

腰が痛い

 ぎっくり腰、腰椎分離症、腰椎すべり症、椎間板ヘルニアなど、さまざまな名前がつけられる腰の痛みも、迫田氏にいわせると“こじらせ方”が違うだけで、原因は同じ。

 5つのトリガーポイントを押すだけだ。

肩が痛い(四十肩・五十肩)

 腕が180度上がらない人はもちろん、シャンプーをするときや背中に手を回すと肩が痛い、という人も四十肩・五十肩の仲間入り。

 原因は、腕が内側にねじれてかたまってしまい、本来動くべき肩甲骨が動かないからだとか。腕や肩に湿布をペタペタ貼ったところで、痛みが消えないわけだ。

「これを解消するには、肩甲骨と腕を内側にねじって固定している筋肉をゆるめていくことが大切です」と迫田氏。

 痛みのワースト5、どの部位を読んでも迫田氏の説明は明快で分かりやすく、紹介されている「トリガーポイントリリース」も、自宅やオフィスで簡単にできることばかり。

 しかも、嬉しいことにトリガーポイントの見つけ方&リリース方法はすべて撮りおろし動画にアクセスできるQRコードつき!

 つまり、ここを押せばいいのかな? 本当に合ってるかな?と不安になることなく、誰でも簡単に痛みを自分で取り除けるのだから、これはもうやってみるしかない。

 長年、痛みを抱え続けてきたすべての人におすすめしたい1冊だ。

文=岸田直子 イラスト=中村知史

【書誌情報】
痛みの原因を「押して治す」。カリスマ整体師の治療の技術をすべて教えます。

首が痛い(首こり・肩こり)、腰が痛い、ひざが痛い、肩が痛い(四十肩・五十肩)、股関節が痛い。

痛みのトップ5を、「押して治す」という新しいアプローチは、カリスマ治療家・迫田和也氏が、実際に治療院で行っている施術法を初公開!

例えば、首の痛みは「わきの下を押す」。

痛みの原因となっている「縮んだ筋肉」を 「押して、緩める」ことで、痛みを治し、根治させることを目的としています。

すべてQRコードで読み込める 動画付き だから、誰でも簡単に、自宅でマネできます。

◆「痛み」は押して治す
◆押すべきところは 痛いところではない
◆首こり・肩こりの原因は 体の全面の筋肉が縮んでいるから
◆痛みの原因は 2種類ある
◆痛みは筋肉を「緩めて」治す
◆親指・三本指・指全体・ボールを使って 痛みの原因を「10秒」押すだけ!

【著者情報】
●迫田 和也: 整体院「和-KAZU-」院長。「世界から腰痛をなくす」をスローガンに、日々、慢性腰痛患者の「根治」を目指し、のべ5万人を治療した腰痛バスター。その施術効果は評判を呼び、自費診療にもかかわらず、日本全国はもとより、海外からも治療に訪れる患者が後を絶たない。施術を受けられない患者のために開設したYouTubeチャンネル「Kazuya Sakoda」は、登録者数33万人を超える。