「半沢直樹」早くも最終回!? と見紛う人続出。倍返し炸裂が話題を呼んだ第2話を振り返る

エンタメ

公開日:2020/8/1

『日曜劇場半沢直樹 公式ブック』(講談社)

 俳優の堺雅人が主演を務めるドラマ「半沢直樹」(TBS系)の第2話が7月26日に放送された。視聴者からは、最終回と見紛うほどの“倍返し”っぷりに、大興奮する声が殺到している。
 
「東京中央銀行」から子会社「セントラル証券」へと出向した半沢直樹は、IT企業「電脳雑伎集団」からライバル企業「スパイラル」を買収したいと持ち掛けられる。しかし、親会社である銀行はその案件を横取りした挙句、“時間外取引”という強引な手法で全株の3割を取得。どうやら、明日にでも過半数を買収し、実質の乗っ取りを企てているようだ。
 
 そんななか、「スパイラル」社長の瀬名(尾上松也)は、証券アドバイザーである「太洋証券」営業の広重(山崎銀之丞)から、防衛策として“新株発行”の提案を受ける。その概要は、新しい株を発行し全体の株数を増やすことで、買い占められた比率を下げ、結果的に過半数を取得させないようにするというもの。そして新株の約1000億円相当を購入してくれる人物“ホワイトナイト”に、瀬名が憧れるIT業界のカリスマ「フォックス」社長の郷田(戸次重幸)が手をあげ、瀬名としては願ったり叶ったりの展開となるのだが…。

 瀬名はかつての親友で、半沢の部下として働く森山(賀来賢人)に、セカンドオピニオンとしての役割を依頼。そこで半沢と森山は、「フォックス」の業績を鑑みて「1000億円を用意できる余裕はない」との判断を下した上、1000億円の融資を受けるメインバンクがまさかの「東京中央銀行」であることを突き止める。となると銀行は、「スパイラル」を買収しようとしている「電脳」にも、その買収を阻止しようとしている「フォックス」にも資金を貸そうとしているという明らかに不自然な状況。だが、いかんせん証拠がない。

 このままでは、「スパイラル」と「フォックス」の契約締結も時間の問題だと焦る半沢たちは、決定的な証拠となる銀行本社の融資実績と買収計画書を得るべく、本社融資部の同期・渡真利(及川光博)と、かつての同僚で本社総務部の牛後となった三木(「東京03」角田晃広)に、協力を依頼。2人の活躍により、間一髪のところで証拠を得ると、半沢たちは「スパイラル」社へ直行。瀬名に対し「フォックスはスパイラルの株を買い取ったあと、そのまま電脳雑伎集団に吸収される計画で、太洋証券含むすべての関係者がグルになって瀬名を騙そうとしていた」と全容を説明する――その結果、「東京中央銀行」が企てた陰謀だらけの買収計画は全て無に帰し、半沢たちは大金星をあげたのだった。

advertisement

 スピード感のある展開と、第2話にして最終話並みの見事な“どんでん返し”を目の当たりにした視聴者からは、「本当に面白いなー! まだ2話目とは思えない濃度…」「もはや最終回のような勢い」「半沢直樹まだ2話なのに終盤くらいの迫力あるわ」「マジで半沢直樹まだ2話目なのを疑うレベルの内容の濃さ」「半沢直樹最終回かと思った」「初めて見たけど、最終回なの? って言う熱量だね。おもしろい」「疲れた。まだ2話目ってことが信じられない」などと大興奮の声が続出している。

 内容はもちろん、歌舞伎役者勢のコミカルな演技が話題を呼んでいる同ドラマ。最終回は、色々な意味でとんでもないことになりそうだ。


https://twitter.com/Hanzawa_Naoki/status/1285872308062613505?s=20

【こちらも読みたい】▶ドラマ「半沢直樹」を原作小説と比べてみるとこんなにおもしろい!