いま、糖質だらけの食事で子どもが壊れかけている!? 集中力と学力を伸ばす、子どもの糖質制限食本に注目が

出産・子育て

公開日:2020/8/5

糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ
『糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ』(三島学:著、江部康二:監修/主婦の友社)

自粛期間中の食生活で糖質過多の子どもが急増!

 新型コロナの影響により、ここ半年の間で家庭の食生活は急激に変化しました。休校で子どもたちは給食がなくなり、親は収入が減少する人も多く、スーパーではカップ麺やパスタの棚が品切れになり、料理サイトや料理書でも手軽に安くお腹を満たす糖質たっぷりの料理に人気が集まりました。

 そのような中、「食事と学習のセット」で、子どもたちを指導している学習塾を紹介した本『糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ』(主婦の友社)が、学校再開後に顕著になった、子どもの食事の乱れと学習の遅れの関係や、キレやすくなった、不登校生が増えたなど子どもの問題行動を心配している親たちに注目されています。

糖質制限は成長期の子どもにこそ必要だった

 著者の三島学さんは「自粛中に定着した糖質過多の食事は、子どもの集中力の低下や多動を招き、学力の伸びにストップをかけます」と警鐘を鳴らします。また、この本の監修者で、「糖質制限の第一人者」江部康二医師は「子どもの骨格や内臓、そして脳の成長に必須なのは、たんぱく質と脂質、そしてビタミン、ミネラル、食物繊維。糖質ではありません。自粛期間中であっても、これらの栄養素を主にとり、意識して糖質を減らす食事が望ましいですね」といいます。

 三島塾では、8年ほど前から、子どもたちが糖質制限食を実践していますが、授業中の眠気がなくなり、集中力が増して、学力や運動能力がどんどん向上した実例が多くあるといいます。同書では、三島塾で子どもたちが食べている、簡単でおいしい糖質制限レシピを紹介しています。

糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ

糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ
写真は2017年取材当時のものです

糖質過多の食事が学校再開ストレスを加速させる

 また、待ちに待ったはずの学校再開なのに、「授業の進み方が早くてついていけない子や、試験範囲が広過ぎてパニックになる子も出てきています」と三島さん。学校再開は多くの子供にとって、やはりストレス。イライラの原因のひとつに、糖質過多の食生活があるそう。

「ステイホームで家族仲良く、たこ焼きやお好み焼きはいいのですが、糖質三昧の食事は血糖値が急上昇、急降下と乱高下するため、気持ちが不安定に。ちょっとしたことで家族がもめて、親子ゲンカになった例も多く聞きました。コロナ時代の学校生活をスムーズに送らせるためにも、糖質を減らし、必要な栄養をとらせることを心がけてください」。

小麦粉なしでも大人気! 豚バラ肉の糖質オフお好み焼き

糖質制限で子どもが変わる!三島塾レシピ

 三島塾で子どもたちに大人気なのが「糖質制限お好み焼き」。焼いたバラ肉の上に、千切りキャベツを肉が見えなくなるくらいたっぷりのせ、ぐるりととろけるチーズをのせて、真ん中にポンと卵を割り入れ、蓋をして蒸し焼きにします。低糖質のソースをかけるか、ない時は、ソースとしょうゆを1:1の割合で混ぜてソース代わりに。

 同書では、お好み焼きのほか、子どもたちの大好きなお肉やお魚や卵などを使った、ボリュームたっぷりのおかずレシピを多数紹介。「栄養バランスの整ったおかずをたっぷり食べさせてあげてください。体と心の調子が整えば、多少のストレスにも立ち向かう元気がわいてきます」と三島さん。

 三島さんによると、子どもだけでなく、親も一緒に栄養たっぷりの低糖質の食事をすることで、親のイライラ、ガミガミ防止になるそう。たしかに、親子で、本当に必要な栄養をとって、心も体もリフレッシュできれば、学校が楽しくなり、コロナ後の受験にも勝てるに違いありません。

この記事で紹介した書籍ほか