おでんは煮込むほどマズくなる…? レシピ本には載っていない「おいしい料理のコツ」

暮らし

公開日:2020/8/29

ゆで卵の殻をツルッとむく方法

編集:
出版社:
青春出版社
発売日:
『ゆで卵の殻をツルッとむく方法』(ホームライフ取材班:編/青春出版社)

 おうち時間が長くなると、自然と自宅で料理をする頻度が増える。だが、レシピ本を片手に頑張ってみても、なんとなく納得のいかない仕上がりになってしまうことも…。そんな時は失敗をレシピ本のせいにしたくなるが、もしかしたら原因は“調理以前の知識や知恵”にあるかもしれない。
 
 そんな気づきをくれる『ゆで卵の殻をツルッとむく方法』(ホームライフ取材班:編/青春出版社)は、一家に1冊用意しておきたい“知恵袋本”。本書で紹介されているのは、サっと実践できて出来栄えがグっとよくなるような料理の豆知識。レシピ本や料理番組では知れないマル秘テクに、あなたの常識はきっと揺らぐだろう。

短時間で大根をやわらかくするのは“あの調味料”

 大根は下ゆでしないと味が染みにくく、特有のえぐみが抜け切らない野菜。火が通りにくいので、食卓に出すのが億劫になってしまう。しかし、下ゆでの時、どの家庭にもある“あの調味料”を加えれば短時間でやわらかくなる。

 その調味料とは、なんと「砂糖」。砂糖には素材をやわらかくする働きがあるのだそう。量は下ゆでする水1Lに対して、大さじ1程度を目安にしよう。

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 なお、忙しかったり、下ゆでが面倒だったりする場合は大根を切り分けてから、一旦冷凍しておくとよい。細胞内の水分が凍って膨張し、細胞壁が壊れるため、やわらかくなり、味が染みこみやすくなるのだそう。

 大根は活躍の場が多い野菜。だからこそ、こうした知識を知り、家事のストレスを減らしてみてほしい。

おでんは煮込まないほうがおいしい!?

 秋から先にますます恋しくなってくる風物詩、おでん。弱火でじっくりコトコト煮込むほどおいしくなると思っている方は、きっと多いだろう。

 ところが、練りものを入れている場合は、長時間加熱し続けているとがっかりするような味になってしまうのだとか。練りものはすでに完成した食品なので、そもそも火をしっかり通す必要がなく、15~20分程度煮るだけで充分。煮込みすぎるとうまみ成分が流れ出てしまったり、だし汁がにごったりしてしまう。おいしく作るためには、練りものを最後に加え、早めに火を止めるのがポイント。今年おでんを作る時にはぜひ実践して違いを確かめてみてほしい。

菜箸やアク取り器の意外な活用法

 本書では食材の調理法だけでなく、調理道具の意外な活用法も知ることができる。中でも、目からウロコだったのが、鍋の吹きこぼれを防ぐ知恵。

 パスタやうどんなどをゆでている時、少し目を離していたら吹きこぼれてしまった…という苦い経験は、誰にでもあるだろう。そんな災難を防いでくれるのが、菜箸。

 やり方は簡単で、菜箸を鍋の上に渡しておくだけ。こうすると湯の表面が持ち上がってきた時、泡が菜箸に当たって壊れるため、絶妙なバランスで吹きこぼれを阻止できる。菜箸の代わりに、木べらを渡すのもOKだ。ただし、浅い鍋だと菜箸が火に当たって焦げてしまう可能性があり、盛んに沸騰し続けた湯の場合は吹きこぼれを防ぐことが難しくなるのでいずれも注意しよう。

 こんな意外な活用法があるのは、菜箸だけではない。お菓子作りが好きな方にぜひとも知ってほしいのが、アク取り器を使うと時短でメレンゲが作れるという裏技。泡だて器だとツノが立つまでに5分ほどかかってしまうが、アク取り器ならわずか1分あまりでふわふわのメレンゲが作れる。しかも、ボウルの底をなでるように回すだけでOK。いつもよりクリーミーなメレンゲをラクに作ることができるのだ。

 料理って、こんなにも奥深いのか…! そんな驚きをくれる本書には、ここで紹介した他にも、タイトルにある通りゆで卵の殻をツルッとむく方法、種を取りやすいスイカの切り方、フライをもっとサクサクに仕上げる方法などなど、知っておきたい豆知識が盛りだくさん。ぜひ自分の常識をアップデートして、ラクしながら今よりもおいしい料理を作ってみよう

文=古川諭香

この記事で紹介した書籍ほか

ゆで卵の殻をツルッとむく方法

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出版社:
青春出版社
発売日: