イケメン・ダンブルドアの無茶ぶりが炸裂! 『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の見どころは…

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更新日:2020/11/12

『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(J.K.ローリング:著、松岡佑子:訳/静山社)

 11月13日の「金曜ロードSHOW!」では、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』が放送される。
 
「ハリー・ポッター」シリーズのスピンオフ作品として、原作者のJ・K・ローリングが脚本を務める「ファンタスティック・ビースト」。「黒い魔法使いの誕生」は、シリーズ2作目にあたる。物語は、『ハリー・ポッターと賢者の石』から約70年前の世界が舞台。それだけに、「ハリー・ポッター」シリーズを見ていた人たちにとっては、親しみ深いキャラや、聞き馴染みのある言葉も多く登場するのがうれしいところだ。
 
 そこで、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』の見どころを、「ハリー・ポッター」シリーズに絡めながら紹介していこう。

 まずなんといっても欠かせないのが、アルバス・ダンブルドア。ハリポタ本編では長い白ヒゲをたくわえたおじいちゃんのイメージが強い彼が、70年前の同シリーズでは凄まじいくらいのイケメンとして登場。それもそのはずで、演じているのは名優・ジュード・ロウ。

 ダンブルドアは、主人公のニュート・スキャマンダーを高く評価しており、まだホグワーツ生だった頃のニュートが問題を起こした際に、ひとりだけ彼を擁護したというつながりがある。一方、「ハリー・ポッター」シリーズ同様に“無茶ぶり”グセは相変わらずで、いきなりニュートに、闇の魔法使い・グリンデルバルドの討伐を依頼する。

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 ハリー、スネイプに続き、ニュートまでダンブルドアの無茶ぶりで動くさまをみると、「ハリー・ポッター」シリーズも「ファンタスティック・ビースト」シリーズも、ダンブルドアの無茶ぶり物語だと言えなくもない。

 そして、グリンデルバルドもまた、「ハリー・ポッター」シリーズで登場していた人物。ダンブルドアと非常に親しい間柄だと明かされており、映画では第7作にあたる『死の秘宝 PART1』に登場。この時にはすっかり老いた姿であったが、ヴォルデモートを前にしても恐怖を一切見せず、笑みを浮かべるなど、わずかな登場時間ながらただものではないオーラを醸し出していた。

 他にも、リタ・レストレンジというキャラが登場するが、「レストレンジ」といえば、ヴォルデモートの右腕ともいえる魔女で、シリウス・ブラックを殺害したベラトリックス・レストレンジと同じ名だ。ただ2人に血のつながりがあるかというと、ベラトリックスはレストレンジ家に嫁いだ身であるため、直接的な血縁関係はないと言える。

「ファンタスティック・ビースト」シリーズは、単体で見ても十分楽しめるが、「ハリー・ポッター」シリーズファンにとっては、さらに楽しめる作品。世界観はさらに広がり奥行きがあるので、まだ見ていない人はぜひ!