つい話しかけたくなっちゃう人が持つ「特別なモノ」とは!? これを知っているだけで、知り合いがいない初めての場所でも怖くない!
公開日:2021/3/2
職場や学校などに一人はいる「ついつい話しかけたくなっちゃう人」。そして、実際に話しかけてみるとあら不思議。なぜだか会話はスムーズに盛り上がり、知らないうちに仲良くなっていたなんてことも。
だがその反対に、「あんまり話しかけたくない」という人がいるのも世の常。「話しかけたい」と思ってもらえる人は当然メリットが大きい。例えば、仕事や生活に必要な情報を得やすくなるし、男女の出会いのチャンスだって広がるはずだ。
では、話しかけたくなる人とそうでない人の違いとは何なのか。特別な知識や素質だろうか? それとも目つきや服装など見た目だろうか?
『なぜか話しかけたくなる人、ならない人』(有川真由美/PHP研究所)では、話しかけたくなる人とそうでない人の「違い」を具体的に説明している。そんな本書から、すぐに実践できそうな「話しかけたくなる人」になるためのポイントを3つ紹介したい。
①穏やかであれ
話しかけられやすい人に容姿や能力はほとんど関係ない。
この事実に驚いてしまうかもしれないが、こんな経験をしたことがないだろうか。よく知らない大人数が集まる飲み会で、話し相手がいないとき。とりあえず、近くにいた穏やかそうな人を選んで声をかけたことがあるだろう。それこそ、無意識に。
つまり、そういうことだ。だからこそ、「面白い話をしてやろう」なんて肩ひじ張らず、自分がリラックスする。そうやって穏やかな気持ちでいれば話しかけやすくなる。誰もガチガチに緊張している人と話したくないし、なんだか不機嫌そうな人とも話したくない、ということだ。
穏やかな雰囲気を醸し出し、相手がまんまと話しかけてきて、「ノリが合うな」「意外と面白い人だな」なんて思ってもらったらこっちのもの。相手との距離もすぐ縮まり「また話したい」と思ってもらえる。
②周りを観察すべし
人見知りの呼吸、二の型「スマホいじり」。あるいは、三の型「ペットボトルのラベル読み」を繰り出して、その場をやり過ごそうとしていないだろうか。そんな「自分の世界に入っている人」は、正直話しかけづらい。
話しかけてほしいなら、周りを見まわしてみよう。「どんな人がいるかな?」「仲良くできそうな人はいないかな?」と、心をオープンにして観察することで、周りの動きに気づきやすくなるのだ。
例えば、隣に人がやってきたなら、軽く会釈してみよう。相手から「お疲れ、今日も寒いね」なんて、話しかけてもらえるかもしれない。さぁ、スマホを置いて、ペットボトルのラベルを読むのをやめて、ゆっくり周りを見てみよう。あ、じっと見すぎていると警戒されてしまうのでご注意を……。
③自分から一歩踏み出せ
お隣さんが「実家から野菜が送られてきたのでおすそわけです」と来てくれたら。後日、「先日はありがとうございました。お礼にこれを」と、訪問したくなるだろう。
話しかけたくなる人というのは、自分から話しかける人だ。なんだかややこしいが、実際そうなのだ。普段自分から話しかけている人は、人との間に壁を作らずオープンに接する。なので、周りも安心して声をかけやすいという仕組みだ。
考えてみてほしい。おすそわけをドアの前に置いて無言で立ち去る人を。なんだか相手の意図が読み取れないし、ちょっとしたホラーだ。
気の利いた一言を言う必要はない。「今日は寒いですね」「来週には桜が咲くみたいですよ」なんて、素直な気持ちがポロっと漏れちゃった感じで話しかけてみるのがポイントだ。
「人づきあいが苦手だ」そう思っている人は、知らず知らずのうちに他人との壁を作っていないだろうか。その壁を意識的に無くして、器の大きな優しい人を目指してみよう。人当たりの良さ、これこそが話しかけやすい人の最大の特徴だ。
文=冴島友貴