何を始めても続かない。そんなあなたに足りないものは? 堀江貴文氏の“やりきる力”

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公開日:2021/6/7

やりきる力

著:
出版社:
学研プラス
発売日:
やりきる力
『やりきる力』(堀江貴文/学研プラス)

「継続は力なり」とはいうけれど、続けることがいちばんむずかしい。一念発起して始めた資格の勉強や、将来のためにと始めた英会話。なかなか“やりきる”ことができずに、中途半端に終わってしまった経験はあるだろう。始めたことが続かない。そもそも熱中できるものが見つからない。そんな人に読んでほしい本がある。

 実業家の堀江貴文氏が書く『やりきる力』(学研プラス)だ。やりきることの大切さや、どうすればやりきれるのかを、ストレートな言葉で気持ちよく語っていく。堀江氏は、飲食店や宇宙事業などさまざまな分野に進出し、多くの場所で結果を残している。彼の行動力の源泉は、物事を本気でやりきった後に見える、極上の景色。そのためには、苦しくてもがんばれるのだという。

やると決めたら、とことん“没頭”しよう

 どうすれば、堀江氏のように“やりきる”ことができるのか。彼が本書で強調するのは、“没頭力”だ。これは、ジャンルを問わず高い成果を出している人に共通しているという。京セラやKDDIを創業した稲盛和夫氏も「寝ても覚めても、24時間、そのことを考えている」ほどの熱意が、成功へつながると述べているそう。

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 目の前のことに没頭したら、行動のスピードとアウトプットの数を意識しよう。人より早く動くだけで先行者利益を得られることはたくさんある(本書では、HIKAKINさんが2006年からYouTube配信をしていることをあげている)。また、アウトプットを多くすることで、世の中からフィードバックを受けることができ、質が上がっていく。「失敗したくない」という思いから行動できない人もいるが、素早く、手数多く動くことで得られる利益は大きい。

「継続」が目的になってはダメ。試行錯誤を

 とはいえ、ただ続ければいいというわけでもない。スピード感をもってどんどん行動しながらも、時にはそれまでのやり方を捨てる選択も必要だ。同じことを一生懸命に続けていても、どうしても先の展望が見えないことがある。そんなときには思い切って“ピボット”、大胆な方針転換をすべきだという。

 堀江氏は、「最初に立てたプランを完遂することだけが正義ではない」と述べている。とくに、ITベンチャーなどでは、創業時のコンセプトから“ピボット”して窮地を脱した会社も少なくない。よくできたプランでも、実際に行動に移してみると想定外の問題が起きたり、見込める効果が思ったより少ないことがある。こうした場合は最初に決めたことに囚われず、柔軟に方針転換することも大切だ。スピードを速めることで、むしろ早く失敗に気づけるようにしたい。

 本書では他にも、「ゲームチェンジャーが、勝利をひとり占めする」といった“やりきる”ときに覚えておきたい思考法や、「賞味期限切れの人間関係に、しがみついてない?」などドキッとする角度からの指摘も。本書で語られる“やりきる力”は、仕事、副業、勉強と、何にでも応用できる。本書を参考に、あなたも没頭できる何かを見つけてほしい。

文=中川凌 (@ryo_nakagawa_7

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著:
出版社:
学研プラス
発売日:
ISBN:
9784054068308