こんな「コーヒーとの暮らし」に憧れる! コーヒーブログ、YouTubeで人気の「CAFICT」初の書籍

暮らし

更新日:2021/12/2

CAFICT コーヒーと暮らす。

著:
出版社:
主婦の友社
発売日:
CAFICT コーヒーと暮らす。
『CAFICT コーヒーと暮らす。』(くぼたまりこ/主婦の友社)

 コーヒーは、ただ喉の渇乾きを潤すだけではない、特別な存在感のある飲み物だ。自分で豆を挽いて淹れるとなればなおさら。日常的でありながら、情景やそのときの気持ちも含めて、なにか叙情的な側面がある。そんな「コーヒーとの暮らし」を、ブログやYouTubeなどで発信し人気を博している「CAFICT」初の書籍が『CAFICT コーヒーと暮らす。』(主婦の友社)だ。

 CAFICTを運営する著者のくぼたまりこさんは、ふたりの娘を持つ母。ドリッパーとサーバーが一体化したガラス製のコーヒーメーカー「CHEMEX」に出会ったことから、それを使いたいがためだけにコーヒーにのめり込み始めたそう。しかし次にコーヒーミルが欲しくなり、買おうとするも、当時はインターネット上にも情報があまりなく、悩みに悩んで購入。そこから複数のコーヒー器具を購入し、使い勝手など試行錯誤した経験から、ふと「自分のように困っている人がいるのでは」という思いに至り、ブログを始めたという。2012年からスタートしたブログ記事の総数は、現在2000ポストにも及ぶ。

 本書では、実用的な道具や淹れ方などのレクチャーのほか、生活の中に溶け込む“CAFICTらしい”コーヒーのある日常風景を多くの写真とともに垣間見ることができる。Part.1「コーヒーのある毎日」では、日々のなにげない情景とともに、くぼたさんがどんなときにどんなふうにコーヒーを楽しんでいるのかをシーン別に紹介。雨降りの日は、ほっとやわらぐミルクたっぷりのカフェオレ。家でゆっくり過ごせる日には、お気に入りのミルでのんびりと豆を挽いてゆっくりドリップ。詩的な文章で綴られる「毎日」は、コーヒーを注ぐ器だけでなく、ほかのインテリアとの組み合わせもとても参考になる。ここから「たとえば友達とのおしゃべりにはどんなコーヒーがいいだろう?」など、自分なりの「コーヒーのある毎日」を考えてみても楽しい。

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CAFICT コーヒーと暮らす。 P8-9

CAFICT コーヒーと暮らす。 P10-11

 また、道具選びや淹れ方のページは、詳しい写真付きでコーヒー初心者にも非常にわかりやすく解説されている。ドリッパーひとつとっても、こんなにいろいろな種類があったのか! と驚くとともに、カラー写真にそれぞれの特徴、メーカーや商品名も明記されているので、気になったものをすぐチェックできるところが嬉しい。道具となると、とかく機能面を重視しがちだが、くぼたさんいわく「見た目で選ぶのもありだと思う」とのこと。小難しく考えず、自分がコーヒーをより心地よく楽しめる道具に出会えたらそれが一番なのだ。

CAFICT コーヒーと暮らす。 P54-55

CAFICT コーヒーと暮らす。 P58-59

 このほかにも、アレンジコーヒーやコーヒーのおともレシピ、巻末には、道具と器の収納方法や、くぼたさんの暮らしの愛用品まで紹介されている。ただコーヒーを知るだけでなくCAFICTのセンスをまるごと取り入れるためのヒントがぎっしり詰まった1冊だ。

 コーヒーは豆や道具、淹れ方によってさまざまな味わいがあり、それを飲む人の味の好みも千差万別。だからこそ、「そのとき自分がおいしいと思うのなら、どんな淹れ方でも、どんな道具を使っても、どんな豆を使っても、それが最高のコーヒーだと思います」とくぼたさん。「自分だけの自分のための素敵なコーヒーのある暮らし」を、本書を通して見つけられたら、毎日の生活がもっといとおしく、大切なものになっていくだろう。

文=本宮丈子

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この記事で紹介した書籍ほか

CAFICT コーヒーと暮らす。

著:
出版社:
主婦の友社
発売日:
ISBN:
9784074496457