古代、箸は誰が使うものだった?/日本の食べものクイズ<雑学大王 日本史編>

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公開日:2021/6/30

【答え】神様

【解説】
日本人にとって大切な食器である箸(はし)は、弥生時代の後期から飛鳥時代に、朝鮮半島を経由して伝わったと考えられている。当時は現在のように二本一組ではなく、細く削った竹を折り曲げたものだった。この当時の箸は儀式などで神様が使うものとされて、貴族でも使えない「神器」だった。貴族の間に広まったのは聖徳太子(しょうとくたいし)のころ。隋(ずい)(現・中国)の使節団が日本へやってくることになったためだ。隋では箸を使って食事をしていたから、聖徳太子は使節団をもてなす貴族にも箸を使うことを許したのだった。奈良時代に入ると、一般庶民の間に急激に広まり、現在使われているような二本一組の形式になっていった。

雑学総研


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