「触らなければ悪いことが起きる」神様の命令を聞くと、不思議と不安が消える／高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで

　強迫性障害や摂食障害を経験した凄絶な日々。高校生のわたしを苦しめたのは、自分のなかの「神様」でした。

　ごく普通の高校生活を送っていた著者のもつおさん。些細なことがきっかけで神様が現われるようになり、「物を触れ」「食べるな」と命令され、“その命令”はどんどんエスカレート。精神科病院に入院し、一時は「もう無理、死んでしまいたい」とさえ思いながらも、家族とともに様々な困難を乗り越えていく……。

　自身の絶望と希望を描いたコミックエッセイ『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』をお届けします。

　最初は「触れば悪いことが起きない」という神様の声に従うことで上手くいっていた。しかし、成績や部活などの不安が増すと神様の言葉は徐々に変化していく。

※本作品は『高校生のわたしが精神科病院に入り自分のなかの神様とさよならするまで』（もつお/KADOKAWA）から一部抜粋・編集しました

この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。