葉が開くときは必ずくる――。紅茶好きな職人と打ち解けるためにエリヤが考えたのは…／宝石商のメイド3㉖

『宝石商のメイド3』（やませちか/KADOKAWA）第26回【全39回】

小さな一粒に込められた思い、宝石が紡ぐ出逢いの物語――。宝石商「ローシュタイン」は“メイドが宝石を売る”一風変わった品揃えのお店。店主は宝石の仕入れのため世界中の鉱山を巡り、メイドのエリヤがひとりで店を切り盛りしている。大通りから外れたその店には、老紳士、貴族、貧乏学生と噂を聞きつけたさまざまな客が訪れる。きらめく宝石を手にしたとき、彼らの人生もまた輝きだす――。繊細なイラストで贈る珠玉の連作短編『宝石商のメイド』（1～4巻）をお楽しみください。今回は第3巻より13話「宝石商のメイドと名匠の右腕」を5回にわけてお届けします。　※待望の最新刊『宝石商のメイド5』は2024/4/23発売です！