朝ドラ偏愛マンガ家がお届け!今週の『べっぴんさん』第2回

2017/2/1

 朝ドラ『べっぴんさん』の1週間分のストーリー&見どころを、朝ドラ大好き漫画家きっかさんがお届け! これまでの「あらすじ」をおさらい。見逃してしまった人は要チェック!

つづく

 ついに四つ葉のクローバーがそろい、ついに「キアリス」が始動しました。

 ベビードレスを作る回で、すみれが『この焼け残ったドレスで…あの赤ちゃんの宝物を作れると思うたら…。遠く離れた外国で、何十年も先まで大事にされるのよ』と涙するシーンや、かつての手芸倶楽部の3人で「天使のドレス」を完成させるシーンは、すみれたちの「別品」作りの人生のはじまり…前半の名場面だと思います。

 まとめ漫画ではキアリスがあっという間に出世しているように見えますが、実際ドラマでは色々とハードルがありました。君枝の体調不良や、良子ちゃん夫婦の絆や子育ての悩み。戦争から帰ってきた紀夫とギクシャクするすみれ…と、それぞれの家庭の事情で悩みながらもお店らしくなっていくキアリス。

 潔とゆりが作った坂東営業部の婦人服ブランド「オライオン」のファッションショーはとても好きなシーンです。明美さんが苦手、と言っていた良子ちゃんですが、いつの間にかうち解けたようで、ひそひそ声で話す二人がかわいいです。

 すみれの姉 ゆりも、近江の坂東家の力をかりながら、潔と共に婦人服作りに奮闘しますが、このあたりから疎開させてもらっている時は冷たかった近江の一家ともいい関係になってきて、ほっこりします。

 嬉しかったのは、女学校時代の気の強いお嬢様、悦子様の再登場です。

 戦争で夫も家もなくし、娘を育てるためにキャバレーで働いているところをすみれと再会。苦労しても気品はそのままで悦子様が登場すると画面がぱっと華やぐようです。

「どんな生き方をしてても幼いころにたたきこまれたことは役に立つはずって」
キアリスの店員としてすばらしい接客(と美貌)で大急百貨店のフロアに立つ悦子様。お姿も生き方もまぶしいです…!

 前半でハラハラしたのは、すみれと紀夫のギクシャクした日々です。やっと戦争から帰ってきた紀夫だけど、辛い経験から心を閉ざし、仕事もうまくいかず…すみれも紀夫のことがよくわからなくて…おだやかな日々の中で少しずつ温かさを取り戻していく紀夫と夫婦の関係にほっとしました。

 二人ともシャイなせいか、そんなにイチャイチャしないすみれと紀夫。一緒に焼き芋食べるシーンや、さくらちゃんにクリスマスプレゼントを作る仲睦まじいシーンはとてもかわいくて、こんな二人がもっと見たい~!って思いました。

 続きの「べっぴんさん」後編ではすみれたちが30代になり、娘のさくらも16歳に。すみれとキアリスの次のステージ。

次回は2月8日更新予定です!