【第23回】『週刊ツリメ』/「ツリメ怪談・金縛りにあった話」

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2018/8/3

 あなたは幽霊がいると思いますか?

 昔、友人のA君に同じことを聞いた事があった。真夜中にお墓の横を彼と歩いている時だった。辺りは真っ暗で10m間隔で街灯が立っている。時間も深夜の1時過ぎだったからか民家の光もない。そんな中を2人で歩いていると寒気がするんだ。僕が「絶対オバケいるよ。だっていろんな方向からカサカサ音するもん」って怖さを紛らわせる為に独り言を言っていたらA君が「幽霊なんて居る訳ないじゃん。もし居たら堂々と出てくるよ」って笑いながら言うんだ。確かにそうだなぁと思いつつ、、、ていうかコソコソ隠れているのであれば、卑怯だ。

 ホラー映画に出てくるオバケもみんなそうだ。序盤にポルターガイスト的な現象を起こすんだ。置き物が別の場所に移動してたり、人形を急に動かすんだ。中盤では、オバケの顔面が一瞬映るような展開があり、終盤でバァって脅かしてくる。だが現実ではこんな綺麗な流れでオバケは出現しない。写真のある箇所に手が写ってたり、背後から声がするだけ。

 しかし僕はオバケが居ると信じている人間だ。もし存在しなかったら霊媒師のやっている事は詐欺になる。その職に就いている人達は飯が食えなくなるし生活出来なくなる、終いにはNetflixも解約しなくちゃならないハメになる。だから居てほしいと願っているのだ。皆さんも心霊番組で観たことがある筈だ。霊に呪われた人の肩を叩いて呪文を唱える光景を。僕にはエジプト語を話してる様にしか聞こえない。しかしその意味分かんない言葉で困っている人を救っている。悪霊から解放された人の顔には笑みが浮かんでいるんだ。だから今日は幽霊が居ないと思っているpeopleに「本当に実在するんだぞ」って実話エピソードを話そうと思う。

 これは小学6年生の頃、友人R君のお家にお泊まりした時の話である。あの日の夜空はとても綺麗で星がハッキリと見えていた。1階のリビングでテレビゲームをしていたんだ。2人ともヒートアップして時間の経過を忘れてしまうほどだ。目が疲れてきたところでそろそろ寝るか!ってなった。階段を登ってすぐ目の前にR君の部屋はある。入ってみると普通の子供部屋だった。部屋の中央には小さいテーブルがあり、部屋の端には勉強机とベットがある。だがここで問題を発見したのだ。

 ベットが1人用だ。

 俺はR君と必然的に寝なければならない。小学生だったけど恥ずかしさがあった。男同士で寝るのは側から見たらホモっぽい。しかしこうなっては仕方ない。一緒に寝るしかない。少し緊張しながら布団の中に入った。思った通りシングルベットだから2人寝るのはキツイ。それに壁側だったから寝返りが出来ない。正直、床で寝た方が楽なんじゃないかと思ったが、動くのも面倒くさかったので目を瞑り就寝した。

 僕は夢を結構見るんだ。しかし起きると忘れてしまう事が多い。ところがあの夜の夢は22歳になった今でも覚えている。

 暗闇の空間に突然、古い家が現れたんだ。築40年は経ってそうな家だ。玄関の戸もガラガラガラガラって音を立てるタイプの奴だ。自分はその家の前に立っている。一歩も動かず無言の状態でいる。少しすると家の中から足音がしたんだ。タンッタンッタンと薄っすら聞こえてくる。そして手が戸に触れた音がした。すると徐々に音を立てながら戸が開いていくんだ。全開に開いたのだが誰もいない。

「なんなんだ。この夢は」と思っていたら急に耳鳴りがしたんだ。キーンっていう金属音がずっと耳元で鳴っている。怖くなったツリメは瞼を開こうとしたが開かない。身体を動かそうとしても動かない。金縛りだ。人生で初めてだった。自分の意思で動けないのだ。ところがしばらくすると金属音が鳴り止んだ。良かったぁって一安心をしていたが、休む暇などなかった。目の前に赤いワンピースを着た女性が現れたんだ。麦わら帽子を被っていて、顔は前髪で隠れていて見えない。何故かは分からないがその女性をずっとみつめてしまう。ここである異変に気がついた。徐々に僕に近寄ってきている。それに気づいた僕は身体をもう一度動かそうとした。けれども動かない。瞼を開こうとしてもやっぱりダメだ。嫌な臭いもしてきた。もう女性が手前まで来ている。もう駄目だと諦めていたら現実に戻ったんだ。手足が動かせる。本当に良かったと思っていたらまた少し嫌な臭いがした。隣を見たらR君が僕の方に顔を向けて爆睡してた。どうやらR君の息が少し臭かったお陰で夢から覚めたらしい。

 ほらね、絶対に幽霊はいるでしょ?

◆執筆者プロフィール
ツリメ(byアバンティーズ)
YouTuberプロダクション・UUUM(ウーム)株式会社所属。埼玉県出身の現役大学生でもあり、年齢は21歳。90万人のチャンネル登録者を抱える人気グループ「アバンティーズ」の一員として活躍しているが、じつはYouTuberを続けるか就職するかで悩んでいる(というかそもそも卒業できるのかアヤシイ)。絵心はないがイラストを描くのが趣味で、メンバーからは「画伯」と呼ばれている。

ツイッター:@turime1996
インスタグラム:turime1996
アバンティーズ:Youtube

執筆者プロフィール
ツリメ(byアバンティーズ)
埼玉県出身、年齢は23歳。チャンネル登録者数160万人超の人気グループ「アバンティーズ」のメンバー。
絵心はないがイラストを描くのが趣味で、メンバーからは「画伯」と呼ばれている。
ツイッター:@turime1996
インスタグラム:turime1996
アバンティーズ:YouTube