世界一周!…に行ったつもりでゆる~く楽しむコミックエッセイまとめ【連載⑤/中米・南米】

コミックエッセイ

2019/5/3

 GW、特に今年のような長期連休中は「どこか旅に行きたい…!」という気持ちが強くなるもの。とはいえ予算やスケジュールの都合で現実的に旅行へ繰り出すのが厳しい人も多いのでは? そんな時は、笑えてためになるコミックエッセイで旅行気分を味わってみるのはいかがだろう。世界をほぼ一周する6回連載。第5回は、中米・南米の4冊を紹介! 

マチュピチュ&ウユニ塩湖は驚異の絶景!

『35日間世界一周!! Part4 南米・天空都市編』(水谷さるころ/イースト・プレス)

 ペルーの天空都市・マチュピチュ。ボリビアの奇跡の絶景・ウユニ塩湖。どちらも「一生に一度は行くべき」「人生の価値観が変わる」といわれるとても壮大で魅力的な場所だ。『35日間世界一周!! Part4 南米・天空都市編』(水谷さるころ/イースト・プレス)は、旅行専門チャンネルの企画の一環として、著者を含む3人組が南米を訪れたときの様子を描いたものだ。

 3人が旅したのは、著者に「今まで見た世界遺産のなかでも、これが一番かも」と言わしめたマチュピチュ遺跡、標高3,800メートルの古代湖・チチカカ湖、ボリビアの最大都市・ラパス、驚異の異世界・ウユニ塩湖。本作は、各スポットの魅力はもちろん、体当たり旅行ならではの踏んだり蹴ったりな珍道中が楽しく描かれている。

『テルマエ・ロマエ』の作者が伝えるキューバの魅力!

『世界の果てでも漫画描き(1)キューバ編』(ヤマザキマリ/集英社クリエイティブ)

 カリブ海に浮かぶ島国、キューバ。その地に憧れ、ボランティアとして訪れた過去を綴ったのが、漫画『テルマエ・ロマエ』の著者・ヤマザキマリ氏だ。『世界の果てでも漫画描き(1)キューバ編』(ヤマザキマリ/集英社クリエイティブ)は、彼女が1990年初頭にボランティアのためにキューバに滞在していた際の記録が中心として描かれている。

 世界のいろんな国に移住を繰り返しながら作家活動をしていることでも有名な作者。現地で汗水垂らして人々と交流したリアルな記録は、人生の「豊かさ」とは何かを問う、心を揺さぶるものとなっている。美しい海岸線やカラフルな街並みを楽しめるキューバは現在、世界中の人々が訪れ観光ブームに湧いているという。

メキシコで出会ったのは親日で陽気な人々だった!

『メキシコでアミーゴ!』(曽根タマラ:原作、モイライ:作画/KADOKAWAエンターブレイン)

 メキシコといえば、太陽と海の似合うエネルギッシュなイメージの国。そんなメキシコの魅力的な人々や文化を描いたのが『メキシコでアミーゴ!』(曽根タマラ:原作、モイライ:作画/KADOKAWAエンターブレイン)。本書は、Twitterで公開された「#メキシコエッセイ」漫画に大幅な描き下ろしを加え書籍化したものだ。

 作者は学生時代にメキシコに留学したのち、そのままそこで就職し暮らしている。住んでいるからこそ得られる現地のリアルなエピソードはとても新鮮で興味深い。本書では「メキシコってどんな国?」「陽気で愉快なメキシコ人!」「メキシコ旅行記」など、私たちが知っているようで知らないメキシコの姿が、可愛らしいポップなタッチで描かれている。

アラフォー主婦が一人で旅する南米の国々!

『主婦を休んで旅にでた よくばり世界一周! 下』(東條さち子/朝日新聞出版)

 「主婦業」をお休みし、女ひとりで世界一周に出かけたアラフォー漫画家がいる。その記録が描かれたのが『主婦を休んで旅にでた よくばり世界一周! 下』(東條さち子/朝日新聞出版)だ。本書の中で登場する南米の国は3つ。豊かな自然が広がるアルゼンチン、ガラパゴス諸島が人気のエクアドル、陽気な雰囲気が味わえるチリだ。

 作者が「死ぬまでに見たかった!」「死ぬまでに食べたかった!」という旅での思い出が目白押しの本書。世界中を一人旅した作者だが、その英語力は中学生並みだというから驚きだ。「一人で海外を楽しんでみたい」という人には頼もしい旅のヒントが盛り込まれているだろう。

文=ジョセート

次回はオーストラリア・バリ島!