子どもを公文に行かせるベストタイミングは? /18歳までに親がやるべきこと①

出産・子育て

更新日:2019/9/25

「子どもが勉強に乗り気じゃない時は?」
「小学校入学までの英語学習は必要?」
子育てにはいつも悩みが付きもの。育児、受験、勉強法などの悩みに、佐藤ママが心強いアドバイス!
3男1女を東大理Ⅲに合格させた秘訣を、『教えて! 佐藤ママ 18歳までに親がやるべきこと』から紹介!

『3男1女東大理Ⅲ合格! 教えて! 佐藤ママ 18歳までに親がやるべきこと』(佐藤亮子/祥伝社)

[幼少教育編]

【Q】
公文は、子どもが興味を持ったときに行かせたらいい?

【A】
興味がわくのを待つのでは遅い。小学校入学を見据えて基礎学力をつけさせること

【Q】
 2歳の娘がいます。まだ数字やひらがなに興味はなく、ブロックやおままごとが大好きです。佐藤ママの子どもさんたちのように、公文(くもん)式に行かせたいのですが、娘がどのレベルまで達したら、もしくは興味がわいたら行かせたらいいでしょうか?(大阪府・20代)

【A】
 2歳の子が、数字、ひらがなに興味を持たないのは当たり前。子どもの興味とは関係なしに、6歳で小学校に入学したときに困らないよう、お母さんが最低限の基礎学力の準備をすることが大切です。

 公文も最初はぐるぐる書きから始めて、ぐるぐる書きのひと筆が「し」とか、「く」になっていくというやり方なので、いきなりひらがなを教えるというわけではありません。子どもが遊び感覚でできるときにぐるぐる書きを始めて、いつの間にか、鉛筆を持ってひらがなを「書いちゃった」みたいな感じにもっていくとスムーズにプリントに移行できます。

 2歳とか3歳の小さいときには、好きな遊びを思う存分させて、子どもがその遊びに疲れたら「ちょっとプリント1枚しようか」みたいに、遊びの合間に勉強を入れるのがコツです。

 例えばプリントを一日に5枚やるのであれば、おままごとのあとに1枚させて、それが終わったら「じゃブロックやろうか」と好きな遊びをさせる。しばらく遊んで満足したら、「ちょっとプリントやろうか」と2枚くらいさせる。残りの2枚はご飯を食べたあとにちょろちょろっとやる、というように一度に全部ではなく、小分けにするとハードルが低くなり、子どももやりやすいと思います。

 プリントを一度にまとめてすませようとしがちなのですが、公文のプリントは裏表あるので結構大変なのです。

 ちなみに私は、マーブルチョコをよく使いました。子どもたちが遊びにちょっと飽きたかなと思ったら、「ねえ、ねえ、プリント1枚すんだら、マーブルチョコを1個あげるから、ちょっとやらない?」と声をかけ、プリントを3枚ずつ渡して、目の前に色の違うマーブルチョコを3つ並べておくんです。1枚やっては1つ、また1枚やっては1つというようにすると、子どもはゲーム感覚で楽しくプリントをやっていました。マーブルチョコって色がきれいなのと、一粒が小さくて何個か食べるのにちょうどいいんです。

 基本的に子どもは、勉強より遊びのほうが好きです。だからお母さんは「毎日やるって言ったじゃないの!」などと子どもを追い立てるのではなく、子どもがやりたくなるような工夫をして、「いつの間にか、お母さんにやらされちゃった」みたいに、子どもの生活のすきまに上手にプリントを組みこんであげてください。

 うちの子どもたちも「気がついたら、鉛筆を持ってプリントやってた〜」って言ってました(笑)。


【次回に続く】