トイレ中に地震! どう対処するのが新常識?/「防災」のやってはいけない②

暮らし

更新日:2020/8/31

閉じ込められて、脱出できなくなる恐れあり!


 家の中でも、四隅に柱があるトイレは頑丈で、激しい揺れにも耐えることができる。こう聞いたことのある人は多いだろう。しかし、その考えはもう改めよう。トイレが安全ではない理由のひとつは、揺れでドアが変形した場合、脱出できなくなる恐れがあるからだ。閉じ込められたまま、火災でも起こったら……と想像するだけで恐ろしくなる。

 便座の後ろにあるタンクのふたも危険だ。相当な重さがあるので、揺れではずれ、勢い良く頭に飛んできたら軽いけがでは済まない。頭の真上にある照明も要注意で、落ちて直撃すればけがをする。

 マンションなどの集合住宅の場合、トイレの四隅には柱がなく、間仕切り壁で仕切られていることが多いので、一戸建て以上に造りが弱い。用足し中に地震にあったら、すぐに飛び出すのが最善の策だ。


【次回に続く!】