突然の地震! 子どもと離れていたらまずやるべきは?/「防災」のやってはいけない③

暮らし

更新日:2020/8/31

キッチンは危険なスペースなので、揺れたら安全なところに移動する


 関東大震災は昼食の時間に発生したことから、大規模な火災を引き起こした。こうした事態を防ぐために、ガスコンロの火は大急ぎで消さなければいけない。こう覚えている人は多いかもしれない。
 
 だが、じつは最近のガス機器は、震度5相当以上の強い揺れを感知したら、自動的に停止する仕組みになっている。火事になる危険性は低いので、急いで火を消そうとすることはない。いや、消そうとしてはいけない。
 
 ガスコンロで調理中ということは、熱湯の入った鍋や、熱されたフライパンを使っているはずだ。また、近くのまな板の上には包丁があるかもしれない。ガスコンロに近寄ったら、これらが体に向かってきて、大けがをしかねないのだ。ガスコンロ周辺は危険がいっぱいなので、揺れたらすぐに離れて、廊下などに避難しよう。

 それでは、次の問題。