洗ったのに体が臭くなる!? その理由は…/『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』④

暮らし

公開日:2020/3/16

体のなかはわからないことばかり! そんな不思議を集めた本がついに登場!! あなたは自分の「体」を知っていますか? 実は知っているようで、我々の体はわからないことばかりなんです。そんな体に関するオドロキを1冊にまとめたのが、『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』です!

『ざんねん? はんぱない! からだのなかのびっくり事典』(奈良信雄:監修、加納徳博:絵、こざきゆう:文/ポプラ社)

体を洗いすぎるとぎゃくにくさくなる

ざんねん度 ★★★☆☆

 体がくさいのはいやだよね。だから、おふろで体を念入りに洗えばいい……。これ、ざんねんながらまちがい。洗いすぎると、体はくさくなるんだ。

 人間の皮ふには、いいにおいをつくる善玉菌と、くさいにおいをつくる悪玉菌という微生物がいる。ふつうは善玉菌のほうが多く、皮ふを健康な状態にたもち、悪玉菌がふえるのをおさえている。

 でも、善玉菌は、おふろに入るだけで9割が流されてしまう。1割でものこっていれば、少しずつふえて4時間後には元の数にもどるけど、体を洗いすぎると、善玉菌が少なくなってしまう。その結果、悪玉菌がふえるのをおさえられなくなり、せっかく洗った体がくさくなってしまうのだ。

<第5回に続く>