知っておきたい！地震後にトイレを“正しく”使う方法／「防災」のやってはいけない⑤

更新日：2020/8/31

「防災」のやってはいけない

壊れたところで詰まり、やがて逆流して大変な事態に！

　大きな地震が起こると、電気や水道などのインフラがストップしてしまう。当然、水洗トイレは本来の使い方ができなくなるわけだ。とはいえ、便器をチェックして破損がない場合、普通に使用したあと、風呂に溜めておいた水などを流せばＯＫのように思える。
　
　だが、一見、トイレにダメージがなくても、すぐに使ってはいけない。激しい揺れに襲われた場合、便器が無事であっても、つながっている排水管が壊れていることが多いのだ。使用後、流してもそこで詰まり、最悪の場合、逆流して便器からあふれてしまう。マンションで起こった実例では、上の階で用を足したあと、下の階のトイレであふれたという悲惨なケースもある。
　
　見た感じでは使えそうだと思っても、業者の点検が終わるまで使用はNG。携帯トイレや仮設トイレを使うようにしよう。

　それでは、次の問題。