世界で1冊だけのオリジナルノート! やりたいこと、楽しいことを実現するために…/『時間をもっと大切にするための小さいノート活用術 』⑨

暮らし

2020/5/4

ウェブマガジン『毎日、文房具。』編集長・髙橋拓也がおすすめする世界で1番“気楽な”ノート術。スマホのように開く。そうすれば、煩雑な毎日が整理され、新たな可能性が見えてくる。小さいノートを味方につけて、“あなたの時間”を取り戻そう!

『時間をもっと大切にするための小さいノート活用術』(髙橋拓也/玄光社)

09 カスタマイズはどんどんすべし

 小さいノートを始めたら、使いやすいようにどんどん自分流にカスタマイズしてみてください。61ページからは、私が自分なりに試行錯誤して辿り着いた使い方を、一例として紹介しています。

 自分のノート術を参考にしてほしい、ということではありません。私は、100人いれば100通りのノートの使い方があると思っています。家族構成や住んでいる場所、働いている形態。ライフスタイルやライフステージで、小さいノートの使い方は変わってきます。ノートを開くことができる時間・書ける場所、ノートに求める要素というものも、変わってくるでしょう。几帳面とかズボラな性格とか、のんびり屋あるいはせっかちなど、性格にも関係してくると思います。小さいノートの使い方は、決して一般化できるものではないし、むしろするべきものではないと思っています。ですので、もし今の使い方がどうもしっくりこないと違和感を覚えているようでしたら、あくまで自分がノートを楽しむためのヒントとして、これはやってみたら便利そうだな、という具合にいいとこ取りをしてください。そしてさらに応用させて自分仕様をぜひ見つけてください

 私も、小さいノートを使い続ける中で、使い方をあれこれ変えてきました。例えば、開いたページの上隅にシールを貼る、色ペンを使って書く内容をカテゴライズする、見出しにラインを引いて目立たせるなど。線1本の効果もあなどれません。やり終えたタスクには横線を引いて、終わったことを可視化させてすっきりする。ただし、元の文字が見えないくらいぐちゃぐちゃの線で消すと、何をこなしたか忘れてしまうから、あくまで初めに書いたことが残るように。またその日のうちにやりきれなくて翌日に回すことは、斜め線を入れておくなど。そうするとノートを見返して斜め線がないタスクは、今日中にやった方がいいことに気づきます

 また、ひと口にタスクといっても、さまざまな種類があります。朝、今日はこれをやろうと思って書き出すもの。帰宅して寝るまでの間に、今度こんなことをやりたいな、と考えるゆるゆるタスク。週単位、月単位など、もっとロングスパンで取り組むべきタスクもあります。基本は横使いだけれども、重要度・緊急性が高いタスクやメモは、埋もれないように縦使いにしてみるのも手です。いっそノート自体、90度ひっくり返して使う方法もあるでしょう

 これらはあくまで、ほんの一例です。小さいノートは、やりたいことをたくさん叶えるもうひとりの自分のような存在です。だからこそ、それをかたちづくる方法は、誰にも縛られるものではないと思うのです。小さいノートを使い続けるうちに、勘所が掴めてきたら、オリジナルのカスタマイズに挑戦してみてください


 自分が使いやすいようにカスタマイズをしていくと、必要な情報が明確化して実行率もあがります。それだけではなく、世界に1冊しか存在しない自分だけのオリジナルが、お金や時間をかけずに作れるのも、純粋に嬉しいところです。自分だけの使い方が定着してくると、小さいノートを開くのがいっそう楽しくなるはずです。

 私も今でこそ、ようやく小さいノートの使い方が定着してきましたが、もしかしたら、また今後、新たなカスタマイズを加えていくことになるかもしれません。今の使い方も、自分が使いやすいように小さなトライ&エラーを重ねてきた、自然な成り行きの結果。

 そしてこのようなカスタマイズを続けてきた動機は、やはり「小さいノートで、やりたいこと・楽しいことをたくさん実現したい」ということに尽きます

 小さいノートが使いやすければ使いやすくなるほど、時間が効率化でき、身近で起こっているささいな出来事に深い意味を見出させるようになるのですから。

<第10回に続く>

この記事で紹介した書籍ほか

時間をもっと大切にするための小さいノート活用術

著:
出版社:
玄光社
発売日:
ISBN:
9784768312933