人口はたった5人! ワイ公国という不思議な国家があるって本当?/毎日雑学

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更新日:2021/1/3

人口はたった5人! ワイ公国という不思議な国家があるって本当?/毎日雑学

 

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 この雑学では、人口が5人しかいない不思議な国家であるワイ公国について解説します!

 

雑学クイズ問題

【ワイ公国の王様はどんな人物?】

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 A.スポーツ選手

 B.芸術家

 C.音楽家

 D.俳優

 答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

 

ワイ公国という人口が5人しかいない不思議な国家

【小さな国】

 小さい国で有名なヴァチカン市国などがありますが、それよりも更に小さなワイ公国をご存じでしょうか?小さいと言われても、どの程度の小ささなのかが想像がつきませんよね?

 今回はそんな小さなワイ公国について詳しく解説していきます。

【ワイ公国の場所】

 ワイ公国は、オーストラリアのシドニー郊外のモスマン市に存在しています。

 シドニーといえば2000年に夏季オリンピックで開催地となった都市として有名ですよね。マラソンでは高橋尚子選手が金メダルを獲得したことから、印象に残っているという人も多いでしょう。

 シドニーについては、オーストラリアの南東部に位置した海沿いの都市となっています。

 このシドニーの郊外にワイ公国が存在しているのです。

【意外な建国理由とは?】

 2004年のことでした。
 ポール・デルプラットさんの家には、道路が無かったため道路を敷くためにモスマン市へ申請を行っていました。

 しかし、行政のミスが重なってしまい、道路を敷きたいという申請は却下されることとなりました。その結果、ポール・デルプラット一家の敷地に、道路を敷くことが出来なくなってしまったのです。

 ポール氏は道路が行政のミスによって道路が敷けないことに激怒しました。自分の家の敷地を自由にできないのに納得がいかないのは当然かもしれません。

 この事がキッカケとなりポール・デルプラットさんはオーストラリアからの独立を決意しました。モスマン市に独立を宣言したところ、この宣言はなんとモスマン市長により受理されました。

 以上の事から、ポール氏が王様で妻が王女の独立国家が生まれたのでした。道路を敷けなかったために、独立してしまうなんて衝撃ですよね。

 結局、独立したことによって道路を敷く事はできたんでしょうか・・・

【人口はたったの5人!?】

 人口については、たったの5人しかいないそうです。

 自分の家の敷地だけで独立したのですから、当然、人口もポール氏の家族しかいないわけですね!人口の内訳は、父母に、娘2人、息子1人で構成されているそうです。

 やはり、政治の主導権は1番強い母にあるのでしょうか・・・?

【芸術家の王様】

 ワイ公国の王様であるポール氏は、芸術家で、芸術学校を経営されているそうです。そのためワイ公国の国旗や国歌も、ポール氏自身によって制作されたそうです。

 さすがは芸術家といった感じがしますよね。ちなみに、ポール氏の芸術作品についてですが、探してみましたが、それらしいものは見つかりませんでした。将来的にポール氏がワイ公国の王として、世界的に有名な芸術作品を世に送り出してくれる事を期待しましょう。

【オーストラリアの独立国家はほかにも?】

 オーストラリアには、ワイ公国以外にも、ハット・リバー公国という独立した国家があります。

 場所はオーストラリアの西部に位置していて、国家は広大な小麦畑となっています。ワイ公国といいオーストラリアは独立には寛容な国なのかもしれませんね!

 それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

雑学クイズ問題解答

 雑学クイズ問題の答えは「B.芸術家」でした!

 

まとめ

 シドニー郊外のオスマン市には、一家が国として独立したワイ公国がある。

 人口は家族のみで構成されているため5人。

 自分の敷地内に道路を自由に敷けなかったことから、独立国家となった。

 王は芸術家でもあり、芸術学校を経営している。

 オーストラリアには、ハット・リバー公国という独立国家もある。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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