もっと愛されたい…ハードメンヘラだった私が幸せになれた理由/すべての女子はメンヘラである①

恋愛・結婚

公開日:2020/8/22

「もっと愛されたい」「周りから浮きたくない」…メンヘラとは、感情のコントロールがうまくできず暴走してしまう人。誰でも状況次第でなってしまう可能性があります。みんなが抱える「悩み」を上手に手放すためのヒントをわかりやすく紹介します。あなたの解決したいお悩みは? 『すべての女子はメンヘラである』(スイスイ/飛鳥新社)からの試し読み連載。

『すべての女子はメンヘラである』(スイスイ/飛鳥新社)

はじめに――こうして私は「ハードメンヘラ」から「ハッピーリア充」になった

・・・「メンヘラ」に悩むすべての女子たちへ

 私は「メンヘラ」だった。

 どのくらいメンヘラだったかというと、軽音楽部でボーカルで「いますぐ来て」が口癖で、彼氏に会えば「私のこと好き? 嫌いになった? まだ好き? ほんと? 本当に?」を繰り返し、「毎日そばにいるから」と言われたいがために手首を切り、「不安にさせてごめん」が主食で、わざと吐き、わざと倒れ、激痩せし激太りし、物を投げ、折り、砕き、裸足で国道に飛び込んだり、授業中やバイト中も突発的に泣いたりするぐらいにはハードなメンヘラだった。

 それはまるで、制御できない獰どうもう猛な野生動物が心に棲すみついているようで、自分で自分が手に負えなかった。

 社会人になり、一見落ち着いてからも、それはたびたび暴れた。

 怒りや悲しみなど、感情の津波に飲み込まれそうになる夜も多く、何に悩んでいるかわからないほど常に何かに悩み、頭の中はいつも散らかり放題だった。

 だけど、いまどのくらいメンヘラじゃないかというと、自分のことを「メンヘラでした!」と宣言できるほどに大卒業している(これはメンヘラにとって、とても大きな進化のひとつ)

 いまの私はもう、誰かに依存しすぎたり、むやみに人を攻撃したり、ゲームのように相手を試して振り回したり、適当な元彼を呼び出したりしなくても、刺激的で楽しい毎日を過ごせるようになってしまった。

 手首を切らなくても心を落ち着けられるようになってしまった。

 苦悩を垂れ流す以外の方法で、夜通し笑って話せる友人ができてしまった。

 一緒にいると自分のことを好きになれるような、好きな人を見つけてしまった。

 もはや悩みがほぼない。

 私はメンヘラを脱した。あんなにもメンヘラだったのに、脱した。

・・・「ハードメンヘラ」から「ハッピーリア充へ」

 えそうなんだ、で、あなたそもそも誰?
という感じかと思うので、ここで自己紹介するね。

 はじめまして、スイスイです。1985年、名古屋生まれの34歳。大学4年生頃までハードメンヘラとして過ごし、卒業後は上京しリクルートに入社。その後、コピーライターやCMプランナーを経て、コンテストをきっかけにエッセイストデビュー。現在に至ります。

 プライベートでは、世界最大級に穏やかな大手広告代理店勤務の夫と結婚、男児二人を出産。現在は、幼稚園PTAのおたよりを作りながら書籍の執筆に勤いそしむウルトラリア充人生を歩んでます。

(ちなみに「リア充」って死語感あるんだけど「今世私のリアル生活が充実することなどありえない」って絶望してた元メンヘラとしては「リア充」こそ最高進化の象徴なので、あえて使い続けます)

 話を戻します。
 この本では、そんなウルトラハッピーリア充になってしまった私が、現在に至るまでの、その具体的な脱メンヘラテヘペロ大作戦のワンダーアトラクション物語について振り返りつつ、そこから導き出した「脱メンヘラするためのルール」を徹底紹介します。

 ひとまず読み終わるまでの1時間半くらい、信じてついてきてほしい。
性別問わず現役メンヘラのみなさんはもちろん、メンヘラの扱いに悩むメンヘラ関係者のみなさん。そして、ストレスや不安や孤独を抱え込みがちな、感じやすい、悩みやすいすべての人にも、どうか私の集大成を捧げたい。

 さらに言えば。
 私にとって、メンヘラだった過去自体は黒歴史なんかじゃなく、むしろ宝。

 だってもし、もともと私がメンヘラじゃなかったら、やりたいことの半分も叶わないまま死んでたかも。メンヘラにしか司つかさどれないその力を活用してきたからこそ、こんなにもラブい自分を更新し続けてる経験もコネもないまま、やりたい仕事も環境も実現させてしまってる。そう断言できるからこそ、その方法も余すところなくお伝えしたい。

・・・「メンヘラ」は、応用次第で相当な力を発揮する。

 もし、いまあなたが己のメンヘラに苦しんでいる場合でも、この本を読み終えた半年後には「メンヘラで良かったかも」くらい思えるように、私がちゃんとトレーニング詰め込んだから。ちゃんと読んで実践してね。

 そして、もしあなたがメンヘラ本人ではなくメンヘラに悩まされてきたメンヘラ関係者の場合。この本を読めばメンヘラの謎が解明できるはず。きっとラクになれるよ。

 さらには、メンヘラ本人でも関係者でもないのに、何かを期待してこの本を手に取ってくれたあなた。
あなたの悩みも、きっといい感じにほどいてみせるよ。だってこの本は、メンヘラの苦悩が晴れるくらいだから、メンヘラじゃない人も悩まなくなるからね。

 それではついてきてね。『すべての女子はメンヘラである』始めます。

【次回に続く!】

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この記事で紹介した書籍ほか

すべての女子はメンヘラである

著:
出版社:
飛鳥新社
発売日:
ISBN:
9784864107488