ノンアルコールでも飲酒運転になる? 酒気帯び運転の条件に要注意/毎日雑学

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更新日:2021/1/3

ノンアルコールでも飲酒運転になる? 酒気帯び運転の条件に要注意/毎日雑学

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 現在日本では、アルコール0%を謳う「ノンアルコールビール」や「ノンアルコールカクテル」などの商品が出回っています。最近は飲酒運転の取り締まりや罰則が厳しくなっていることから、ノンアルコール飲料で飲酒運転にならないか心配だという人も多いでしょう。今回はノンアルコール飲料を飲んでも飲酒運転になるのか、また酒気帯び運転の条件などについて解説していきます。

 

飲酒運転・酒気帯び運転の条件

 まずは飲酒運転が適用される条件について解説していきましょう。

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 飲酒運転に問われる内容には程度や酒類があります。2019年現在の道路交通法では呼気検査でアルコール濃度が0.15mg以上だった際に、酒気帯び運転が適用されるようになっています。飲酒運転が厳罰化されていることから、程度の低い飲酒運転だったとしても「3年以下の懲役、または50万円以下の罰金」が科せられます。

 また刑事罰以外にも、運転免許の違反点数が一気に13点も加点されることになります。違反点数が6点を上回ると免停となってしまうことから、飲酒運転がいかに厳罰化されているかがわかります。

 以上が飲酒運転・酒気帯び運転が適用される条件です。一口でもお酒を飲んだ場合には絶対に運転をしないようにしましょう。

ノンアルコールでも飲酒運転になる? 酒気帯び運転の条件に要注意/毎日雑学

ノンアルコール飲料でも飲酒運転になる?

 続いて、ノンアルコールビールやノンアルコールカクテルで飲酒運転が適用されるのかを解説しましょう。

商品によっては注意が必要

 ノンアルコールを謳った商品だとしても、実は注意が必要です。なぜかというと、ノンアルコールの商品だとしても、アルコールが含まれていることがあるからです。日本では、アルコールが1%以上のものを「酒類」とする法律があるため、アルコールが1%未満であればノンアルコール商品としても良いのです。

 そのため、種類によっては飲みすぎると呼気検査でアルコール濃度が0.15mgを上回ってしまい、最悪の場合には酒気帯び運転が適用されてしまいます。

 例えば、ホッピー単体ではノンアルコールを謳うことが出来ますが、実はホッピーにもアルコールが0.8%含まれています。1杯程度では飲酒運転になることはないでしょうが、何杯も飲み続けてしまうと、意図せず飲酒運転になることもあるため、注意が必要です。

 ホッピー以外にも、ノンアルコールの分類でも微量のアルコールが含まれている商品がありますので、くれぐれも注意しましょう。

各社のノンアルコール飲料を調査

 実際に2019年現在発売されている、人気のノンアルコール飲料を調べてみました。調査結果は以下の通りです。

●サントリー
 サントリーから発売されている以下のノンアルコール飲料は、アルコール成分が0%のものです。

・オールフリー
・オールフリーコラーゲンリッチ
・オールフリーライムショット
・オールフリーオールタイム

●アサヒ
 アサヒから発売されている以下のノンアルコール飲料は、アルコール成分が0%のものです。

・アサヒドライゼロ
・アサヒドライゼロフリー
・アサヒスタイルバランス
・アサヒゼロカク
・アサヒヘルシースタイル

●キリン
 キリンから発売されている以下のノンアルコール飲料は、アルコール成分が0%のものです。

・零ICHI
・パーフェクトフリー
・ゼロハイ氷零

●サッポロビール
 サッポロビールから発売されている以下のノンアルコール飲料は、アルコール成分が0%のものです。

・サッポロプレミアムアルコールフリー
・サッポロプラス
・サッポロ麦のくつろぎ

 以上が、ノンアルコールでも飲酒運転になるのか、また酒気帯び運転の条件についてでした。

 

まとめ

 飲酒運転の中でも「酒気帯び運転」は、呼気検査でアルコールが0.15mg以上だった場合に適用される。

 ノンアルコール飲料の中でもアルコールが含まれているものはあり、大量に飲むと飲酒運転となる場合があるため注意が必要である。

 2019年現在、各社から販売されている人気のノンアルコール飲料にはアルコールが0.00%のものが多い。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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