世界最大の砂漠はサハラではなく南極に!? そもそも砂漠の定義とは?/毎日雑学

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更新日:2021/1/3

世界最大の砂漠はサハラではなく南極に!? そもそも砂漠の定義って?/毎日雑学

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 今回は、地球の最南端にある南極にまつわる雑学です。

 南極といえば極寒の地であり、一面が雪や氷で包まれているイメージがありますよね。しかし、実は南極には砂漠が存在し、その砂漠の広さはサハラ砂漠よりもずっと広く、世界最大級の砂漠といわれています。過去最高でマイナス97.8度を記録する南極のどこに砂漠があるのか、気になりますよね。

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南極は世界最大級の砂漠

 砂漠といえば、どこまでも砂が続く“灼熱の土地”をイメージする人が多いかもしれません。しかし、実は砂や暑さなどは関係がなく、南極でも砂漠の定義を満たしているのです。

砂漠の定義

 それでは、具体的な砂漠の定義について紹介しましょう。砂漠とは以下の定義を満たす土地のことを意味します。

・年間降雨量が250mm以下の地域
・降雨量よりも蒸発量の方が多い地域

 この砂漠の定義からすると、その土地の砂の量や気温などはほぼ関係がないことがわかりますよね。そのため、サハラ砂漠のような場所でなくとも、暑くない地域にも砂漠は存在しているのです。

南極は砂漠

世界最大の砂漠はサハラではなく南極に!? そもそも砂漠の定義って?/毎日雑学

 冒頭では、南極には砂漠が存在するという書き方をしましたが、実は南極大陸自体が巨大な砂漠です。

 南極の年間降水量は平均して100mm未満であり、「年間降雨量が250mm以下の地域」の定義を満たしています。そのため、南極は巨大な砂漠であることがわかります。

 南極の中には、実際に「マクマードドライバレー」と呼ばれる、氷や雪などがない土地も存在しています。マクマードドライバレーは極端に湿度が低いことから水分があまり存在しないため、雪や氷も存在しないのです。マクマードオアシス、ドライバレーなどと称されることもあります。

世界の砂漠の大きさランキング

 最後に、世界に存在する砂漠の大きさをランキング形式で紹介しましょう。

 実は意外にも北極も砂漠に分類されますが、世界にはどの程度の大きさの砂漠が存在するのでしょうか。

1位…南極(1382万9430平方キロメートル)
2位…北極(1370万平方キロメートル)
3位…サハラ砂漠(910万平方キロメートル)
4位…アラビア砂漠(233万平方キロメートル)

 以上のランキングからも、南極や北極が世界的に見て圧倒的に広い砂漠であることがわかりますよね。

 以上が、南極にまつわる雑学でした。

 

まとめ

 砂漠の定義は「年間降雨量が250mm以下の地域」または「降雨量よりも蒸発量の方が多い地域」である。

 南極の年間降水量は平均して100mm未満であることから、南極大陸は巨大な砂漠に分類される。

 実際に南極には極端に乾燥したマクマードドライバレーという土地があり、雪も氷も存在していない場所がある。

 世界的に見ても南極の砂漠は広大で、その面積は1382万9430平方キロメートルもある。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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