腹式呼吸でストレス解消! 自律神経を整える呼吸法/一流が実践する人生を変える呼吸法①

健康・美容

公開日:2020/11/12

正しい呼吸法で心身を整え、代謝を上げよう! 一流のスポーツ選手や数多くの芸能人も実践している、人生を変える呼吸法。自律神経をリラックスさせ、腹横筋、肩甲骨などの体幹部や臓器を活性化する呼吸法をご紹介します。

一流が実践する人生を変える呼吸法
『一流が実践する人生を変える呼吸法 ~代謝が上がるだけで、パフォーマンスは飛躍的にアップする~』(宮崎裕樹/日本文芸社)

セロトニンの分泌を促し自律神経をリラックスさせる

一流が実践する人生を変える呼吸法

人間にはどんな神経があるの?

 「体調が優れない!?」「イライラする!?」日常生活でよくある体の不調ですが、これらの多くは自律神経が関係しています。

 まず、自律神経とは何でしょうか?

 脳には神経が通っていて、体の様々な部分とつながっています。脳にあるのが中枢神経と言い、頭で考えたり、指令を出したり、高次の機能を司っています。

 もう1つ、末梢神経というのがあります。末梢神経は、全身に張り巡らされた神経であり2つあります。1つは、脳からの指令で筋肉を動かしたりする運動神経や、味覚や触覚、視覚などの感覚器にある知覚神経である体性神経です。

 2つ目が、自律神経です。内臓や心臓、血管の働きなどをコントロールして、体の活動をずっと見守ってくれる神経です。体内の状態をつねに整えてくれるのです。

 この自律神経には、交感神経と副交感神経という2つがあり、互いに相反する働きを持っています。

ストレスに対して効能がある「セロトニン」

 一般的に、交感神経とは緊張状態や興奮状態があるときに優位になる神経です。リラックスした状態ではなく、緊張しストレスを感じている状態を言います。何か活動をしていて、気持ちが高まり心拍数が上がり、血圧を上昇させます。

 相反する副交感神経は、心身がリラックスしている状態になっているときに優位になります。ストレスも感じずに休んでいる状態だと思ってください。睡眠中などは副交感神経が優位になっています。

 自律神経は、交感神経と副交感神経を人間の活動に合わせて上手くコントロールしています。ただし、現代はストレス社会であり、交感神経が優位になる時間が長いです。自分でリラックスしようと考えれば考えるほど緊張状態を作り出してしまうこともあります。

 じつは、ストレスに対して効能がある脳内物質があります。神経伝達物質の「セロトニン」という物質です。セロトニンは、メンタル面を安定させ、平常心を持てるように整えてくれます。最近では「幸せホルモン物質」とも言われています。他にも、頭の回転を良くしたり、判断、決断力を高めるなど、脳を活発に働かせてくれるのです。

 セロトニンは、体内で自然に作られるもので、セロトニンの分泌が良くなれば、自律神経をリラックスさせることに手助けをしてくれます。女性ホルモンにも連動していますので、女性特有の頭痛などの問題を解消してくれるものでもあります。

心を落ち着けゆっくり大きく呼吸する

 このセロトニンの分泌を増やすために有効なのが「呼吸」です。それも普段行っている無意識に行う胸式呼吸ではなく、本書でおすすめする「腹式呼吸」になります。

 呼吸の方法は2章で詳しく説明しますが、肋骨を動かしお腹をしっかり動かすことがセロトニンを分泌させるポイントです。心を落ち着けて、深くゆっくり「吸う」「吐く」を繰り返してみてください。瞑想するイメージを持っても良いでしょう。

お腹を大きくゆっくり動かす腹式呼吸でストレス解消

一流が実践する人生を変える呼吸法
心を落ち着けるために目を閉じて腹式呼吸を行う。肋骨を広げて横隔膜を押し下げるようにお腹を膨らませるのがポイント。お腹を大きくゆっくり動かすように意識を持とう

<第2回に続く>

この記事で紹介した書籍ほか