人間1人分の血管を繋ぐと地球2周半! 血流速度は新幹線並!?/毎日雑学

スポーツ・科学

更新日:2021/1/3

人間1人分の血管を繋ぐと地球2周半! 血流速度はなんと新幹線並!?/毎日雑学

 今回は「血管の長さの合計は地球2周半」など、人体にまつわる雑学を紹介します。

 意外と知られていませんが、人体には驚くべき雑学がたくさん隠されています。タイトルにもありますが、血管の長さは合計すると地球2周半にもなりますし、その血管を流れる速度は新幹線並です。また、腸の表面積もテニスコートに匹敵することをご存じでしたか?

血管の長さの合計は地球2周半!

 それではさっそく人体にまつわる驚くべき雑学について紹介していきましょう。

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 まず血管にまつわる雑学ですが、人間の全ての血管を繋ぎ合わせて1本にすると、その長さは10万キロメートルにもなります。この長さは冒頭でも解説したように、なんと地球を2周半もする長さです。血管といえば動脈や静脈を先に思い浮かべる方も多いかもしれませんが、人体の血管のほとんどを割合を占めるのが毛細血管です。人体の血管のうち95%は毛細血管で占められているのです。毛細血管は身体の隅々まで張り巡らされ、体中に酸素や栄養、水分などを運んでいます。

血が流れる速度はなんと新幹線並

 続いて血管を流れる血液にまつわる雑学を紹介していきましょう。

 血液が流れる速度は動物によって違いますが、人間の場合には体中を血液が駆け巡り、心臓まで戻ってくる速さは25~30秒だとされています。全ての血液が同じ場所を通って、同じように流れている訳ではありませんが、全身に張り巡らされた血管の長さから血液を流れる速度を計算してみると、その速さは時速200km以上にもなります。この速さは乗り物でいえば新幹線並であり、常に体内で新幹線並のスピードで血液が巡ってると考えると、人体構造の凄さを感じます。

 更に、新幹線並の速さで血液を送り出すということは、身体の大きさにもよりますが、心臓から毎日10トン近くの血液が送り出されている計算となります。

腸の表面積もテニスコートに匹敵する

 最後に腸にまつわる雑学を紹介しましょう。

 腸は、その壁に無数にあるヒダで栄養を吸収する役割を持っています。このヒダは本当に細かく無数に生えており、その全てを広げると表面積が200平方メートル近くにもなります。この広さはテニスコート1面分に匹敵し、この表面積を使って食べ物の栄養を無駄なく吸収しているのです。

人間1人分の血管を繋ぐと地球2周半! 血流速度はなんと新幹線並!?/毎日雑学

 ちなみに、200平方メートルになるのは小腸で、大腸の表面積はテニスコート半面分の100平方メートルになるそうです。

 地球2周半分の血管やテニスコート一面分の腸など、人体にはびっくりするぐらい大きなものが詰め込まれているという雑学でした。

 

まとめ

 人間の身体には静脈、動脈、毛細血管などの血管が存在し、全てを繋ぎ合わせて1本にすると地球2周半の長さとなる。

 血管内を流れる血液の速度は、心臓から送り出されて戻るまでに25~30秒であり、これは時速200キロ以上で新幹線並のスピードとなる。

 小腸には無数のヒダがあり、その全てを広げると表面積が200平方メートルでテニスコート1面分の広さに匹敵する。

 大腸も小腸ほどではないが、広げると表面積100平方メートルとなり、テニスコート半面分の広さに匹敵する。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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