「調子はどう?」「最近何かあった?」と英語で聞かれたら… 英会話レッスンがより楽しくなる神フレーズ/英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ

ビジネス

公開日:2021/7/28

社内公用語が英語、取引先が海外などなど…。仕事でもプライベートでも、英語が身近になってきていますよね。

でも、いざ英語を話しているとき、「会話がすぐ終わってしまう」「自分のリアクションって合っているのかな」と不安になったり悩んだりしたことはありませんか?「オンライン英会話OneWay」のコーチで大人気Podcast「台本なし英会話レッスン」のパーソナリティーでもある英語のそーたさんが、会話が盛り上がること間違いなしのリアクション方法をレクチャーします。

共感したとき、驚いたときなど、シーン別の具体的なリアクションフレーズから、相づちのタイミング、上手なリアクションに必須の心構えまで。あなたの「お守り」になるような、英会話でのコミュニケーションのトリセツをお届けします。

※本作品は英語のそーた著の書籍『英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ』から一部抜粋・編集しました。

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英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ
『英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ』(英語のそーた/アルク)

英会話レッスンがより楽しくなる!神フレーズ

英会話レッスンで使いたいリアクションフレーズ

最近は英会話スクールに通わず自宅で受講できるオンライン英会話が普及し、英会話レッスンの選択肢も大きく広がりました。英語を「話さなければ」、英会話の上達は見込めません。

ところが、「英語が話せないから、英会話レッスンを受講するのはちょっと・・・」と躊躇されている方も多いのではないでしょうか?

この章では、そのように躊躇されている方にはもちろん、すでに英会話レッスンを受講されている方にもおすすめの、「英会話レッスンで使えるリアクション」をご紹介したいと思います。

第2章でご紹介した、「驚いたとき」「共感したとき」などのシーン別のリアクションフレーズたち。もちろんあれらの英会話フレーズも英会話レッスン受講の際に使えるので、ぜひインプットしておいてください。

あいさつを乗り切ろう

とはいっても、英会話レッスンには日常会話にない独特の話の流れや、雰囲気、シーンというものもありますよね。その一つが始まりのあいさつでしょう。ということで、まずはあいさつシーンで使えるリアクションのご紹介です。この言葉さえ覚えておけばあいさつは乗り切れます。

Pretty good.
元気ですよ。

さぁ、レッスンが始まりました。先生は必ず始めに“How are you?”(元気ですか?)や“How’s it going?”(調子はどうですか?)と聞いてくるはずです。

実はこの表現、相手はそれほど真剣に聞いていないということはご存じですか?英会話における“How are you?” “How’s it going?”は、日本語でいう「やっほ〜!」「よ!」のようなものです。

英会話に慣れていない方はここで「最近あったことを話さなきゃ」と焦ってしまい、「昨日、私はスーパーに買い物に行ってパセリを買いまして、その後に銀行で150万を・・・」と語り出してしまうケースもしばしば。

この場面のあいさつはシンプルにまとめましょう。“Pretty good.”は非常に便利なフレーズで、ネイティブもあいさつの返しとしてこの表現を本当によく使います。

僕も日々英語のネイティブスピーカーとお仕事をする上で、“How’s it going?”と聞くことがあるのですが、9割の確率で“Pretty good.”と返ってきます。でも、元気でないときももちろんありますよね?そんな場合のフレーズがこれ。

I’ve been busy lately.
最近忙しくて。

I’m not feeling well today.
今日は体調が悪くて。

9割の返答が“Pretty good.”ですが、残りの1割がこれらの表現です。

もちろん人によって口ぐせは異なるので、いろいろな表現を使って頂いて構いませんが、大切なことは「あいさつはシンプルに終わらせる」ということです。そういう意味では、ここで紹介した3フレーズさえ覚えていれば、たいていのあいさつは乗り切れます。

最近の出来事を伝えよう

そして、この後に聞かれるかもしれない質問がこれです。

What’s new?
最近何かありましたか?

これ以外の表現で聞かれることもあるかとは思いますが、たいていあいさつの次に来るのは「最近の出来事」に関する質問のはずです。ここで初めて、先ほどのパセリの例のようなお話をしてあげてください(笑)。

オンラインレッスンだけではなく、対面の日常会話でも、“How are you?”などのあいさつが終わった後は、最近あったことをお互いに話し合うことが多いです。つまり、大切なのは、レッスン前に「最近あった話」のネタを探しておくことです。

そして、いよいよ英会話レッスンの本題に入っていくはずです。

英会話レッスン中盤のリアクションフレーズとしては、第1 章や第2 章でご紹介した表現を覚えていれば、たいていのリアクションはとれるはずです。

特に、“I see!”は鉄板フレーズとして第1 章でご紹介しましたよね。まだ完全にインプットできていない方は再確認をして、英会話レッスン中盤のリアクションに備えましょう。

「とっさの瞬間」を乗り切ろう!

英会話レッスン中盤で頻繁に出くわすシーンが一つあります。それは、「先生と話すタイミングがかぶる」ことです。例えば、自分が何かを言おうとしたときに先生も話し始めてしまった。あるいは、その逆の場合もあるでしょう。そんなときに使えるフレーズがこれ。

I’m sorry to interrupt you.
さえぎってすみません。

Go on.
話を続けてください。

Go ahead.
お先にどうぞ。

Sorry. Never mind.
すみません、やっぱりいいです。 ※「私の言ったこと気にしないで!」「先に言って!」のニュアンス

このようなとっさのフレーズは、前もって準備をしていないと口から出てきませんよね。そして、これらのフレーズは先生との会話だけでなく、グループレッスンでほかの生徒さんと話すタイミングがかぶった場合にも使えます。

僕は本業でオンライングループレッスンをしているのですが、そのレッスン内でも、生徒さん同士のお話しするタイミングがかぶってしまうシーンを頻繁に目にします。なので、これらの表現は個人レッスンかグループレッスンかの形態を問わず覚えておいて頂くことをおすすめします。

質問をしよう!

レッスンもいよいよ終盤に差し掛かってきました。先生やほかの生徒さんのお話を聞いている中で、「質問をしたいなぁ」と思う瞬間も出てくるはずです。

あるいは、オンラインレッスンでは、その日にたまたま当たった先生がとてもおしゃべり好きで、こちらが止めなければ永遠と話していることがあるのも事実。

そのようなときに使える英会話フレーズがこれ。

Excuse me, but can I ask you a question?
すみません、一つ質問してもいいですか?

Excuse me, but can I say something?
すみません、ちょっといいですか? ※相手が話している最中などに何かを言いたいときに使う表現

トラブルを乗り切ろう!

これまで学んできたリアクションフレーズで「なんとか乗り切れそう!」と胸をなで下ろしていたところ・・・先生の声が突然聞こえなくなってしまいました。

オンラインレッスンの場合、電波や機械のトラブルに見舞われることもあります。そんなときにも冷静に対処できるよう、フレーズをいくつか備えておきましょう。

I can’t hear you very well.
声がよく聞こえません。

We have a bad connection.
電波が悪いです。

Could you say that again?
もう一度言ってもらえますか?

とにかく挑戦してみよう!

このように、レッスン中はさまざまなトラブルが付き物です。

電波や機械の問題だけでなく、相手の言っていることが理解できなかったり、聞き取れていても質問の意図がわからなかったり。

そのようなトラブルを心配して英会話レッスンに挑戦できていない方も多いかと思います。しかし、“Nothing starts unless you start.”(始めない限り何も始まりません)。

「英語がうまく話せないからな・・・」と思われている方へ。うまく話せないと思うからこそ、英会話レッスンを受けるのではありませんか?僕はそう思います。

トラブルも含め、すべてコミュニケーションの練習です。その挑戦の一歩を踏み出せた方こそが英語をマスターできるのですよ。自信を持って頑張ってくださいね。

この章の最後に、相手の英語が理解できなかったときの「お守りフレーズ」をお伝えします。

I can’t understand your question.
あなたの質問の意味が理解できません。

What does it mean?
それ(単語など)の意味はなんですか?

What do you mean?
あなたが言っていることはどういう意味ですか?

Can you spell it?
それ(単語など)のスペルを教えてもらえますか?

<続きは本書でお楽しみください>

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