朝焼け、夕焼け、青空… 空によって雲の色も変わる! その原因は?/空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑

スポーツ・科学

公開日:2021/8/1

夏でも上空では雪が降っている、虹は半円形ではない、雨のにおいには名前がある…空には不思議でおもしろいことがいっぱい!

雲、雨、雪、虹、台風、竜巻など、天気や気象にまつわる“おもしろくてためになる知識”を、映画『天気の子』の気象監修者としても有名な荒木健太郎氏に教えてもらいました。やさしい解説で「天気・気象のなぜ?」が一気にわかります。

今回ご紹介するのは「雲の色」。雲は“白い”というイメージがありますが、実は灰色や赤色、虹色など、あらゆる色の雲に出会えることがあります。なぜ雲の色が違って見えるのでしょうか?

※本作品は、荒木健太郎著の書籍『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』から一部抜粋・編集しました。

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空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑
『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)

雲の色を決めるのは、ずばり「光」

「雲は真っ白」というイメージがありますが、暗い灰色や、真っ赤に焼けた色、虹色の雲に出会えることもあります。表情豊かな雲たちの色を決めているのは、光なのです。

 私たちの目で見える光を可視光といいます。可視光は波ひとつぶんの長さ(波長)によって赤から紫まで色が違い、太陽の光はすべての色が混ざっているため白く見えます。可視光は光の波長より大きなつぶでできている雲にあたると、色の種類(波長)に関係なくあちこちに散らばる性質があります(ミー散乱)。このため、雲からの光はさまざまな色が混ざっていて、雲は白く見えるのです。

 雨雲などの背の高い雲の底は、光が雲のなかで散りすぎて弱まるので、暗くなって灰色に見えます。朝や夕方には太陽からの光が雲をへて、私たちの目に届くまでに赤に近い色だけが残るので、雲も焼けて見えるのです。

 雲は、空の状況や時間帯によってその表情を大きく変えるので、雲の〝顔色〞の変化にも注目です。

空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑

豆知識
見える光と見えない光は、まとめて「電磁波」と呼ばれます。太陽から届く電磁波には、可視光以外に日焼けの原因になる紫外線や、温かいものにふれていなくても熱を感じる赤外線も含まれています。

<第3回に続く>

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