虹に出会えたらラッキー? 実は、“狙って”出会う方法があるんです/空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑

スポーツ・科学

公開日:2021/8/3

夏でも上空では雪が降っている、虹は半円形ではない、雨のにおいには名前がある…空には不思議でおもしろいことがいっぱい!

雲、雨、雪、虹、台風、竜巻など、天気や気象にまつわる“おもしろくてためになる知識”を、映画『天気の子』の気象監修者としても有名な荒木健太郎氏に教えてもらいました。やさしい解説で「天気・気象のなぜ?」が一気にわかります。

今回ご紹介するのは「虹」。雨上がりの空に偶然虹がかかっているのを見つけるとうれしくなりますよね。でも実は、ある方法を使えば虹は“狙って”出会えるんですよ。

※本作品は、荒木健太郎著の書籍『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』から一部抜粋・編集しました。

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空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑
『空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑』(荒木健太郎/KADOKAWA)

虹に出会うとっておきの方法

「虹に出会えるのは偶然」と思っている人にうれしいお知らせです。じつは、虹は〝狙って〞出会えるものなのです。

 そもそも虹は、太陽と反対側の空で雨が降っているときに現れます。そのため、リアルタイムの気象レーダーの雨量情報を使って雨雲が通り過ぎるタイミングをうかがい、太陽と反対側の空を見上げれば高確率で虹に出会えるのです。

 レーダーの雨量情報はスマホでウェブ検索すればすぐに閲覧できますし、各気象会社のアプリなどでもだいたい気象庁のレーダー(ナウキャストなどで検索すると出てきます)を使っているのでデータは同じです。みなさんが使いやすいものをチェックしておくとよいでしょう。

 低気圧や前線で広く雨が降っているときではなく、夏の夕立や冬の日本海側でしぐれているときなど、「晴れ間が見えているけど局地的に雨が降っている」という天気雨のときはとくに狙い目です。レーダーの情報を使いこなして、ぜひ虹を見つけてみてください。

空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑

空のふしぎがすべてわかる! すごすぎる天気の図鑑

豆知識
私が働いている気象研究所では、虹が出そうなときにはいつの間にか屋上に研究者たちが集まります。雨があがりかけていて太陽の光が強くなってくると、虹の気配を感じた人がやってきて、虹の観賞会が始まるのです。

<第5回に続く>

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