硬い野菜を簡単に切る方法とは? 重力のパワーを味方につけよう/疲れないカラダ大図鑑

健康・美容

公開日:2021/8/16

 リモートワークで腰が痛くなった、パソコン作業で肩こりが悪化した、午後になると疲れから集中できない…。あらゆる疲れの原因は、ふだんなにげなくしている動作の癖。それを直すだけで驚くほど改善するとしたら、実践したくなりませんか?

 日本のトップアスリートたちの活躍を数十年にわたり支えてきたトレーナー・夏嶋隆さんが考案した疲労回復メソッドがついに公開! 近年アスリート以上に、疲労を抱えたまま生活をしている人たちが増えていることを危惧した夏嶋さんが、実生活で実践できる疲労改善方法を伝授します。

 日々、疲れに悩んでいる方はぜひ実践してみてください。いつも行っている作業が驚くほどラクになりますよ。

※本作品は夏嶋隆著の『疲れないカラダ大図鑑』から一部抜粋・編集しました

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疲れないカラダ大図鑑
『疲れないカラダ大図鑑』(夏嶋隆/アスコム)

硬い野菜を簡単に切る方法

 かぼちゃやスイカなど、硬い野菜や果物を切るときは、包丁を持つ手を、もう一方の手で上からエイッと押して切っているかと思います。

 このとき意識すべきは、ファイティングポーズになっているか、そして力を入れるときにきちんと膝を使えているかという点です。

 棒立ちのまま上半身の力だけで切ろうとすると、もともと筋力が弱い人にはかなりの重労働になってしまいます。無理に力を入れて、包丁を扱う手が滑ってしまったら、大ケガにもなりかねません。

 

 そこで、頼りになるのが「膝」です。「膝を伸ばして曲げる」という動作の中で、包丁に力を入れてみてください。重力のパワーを味方につけ、効率よく全身のパワーを引き出すことができます。

 手の力で切るのではなく、全身の動作によって切るという意識を持つといいでしょう。手は包丁を持つために固定しておくだけで充分です。包丁を持っているほうの腕の肘は、肋骨のあたりに密着させるようにしてください。あとは、膝の動きを柔軟に使えば、これまでより簡単に切ることができます。

疲れないカラダ大図鑑

<第7回に続く>

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