時短効果バツグン! 体に負担をかけずに洗濯物を干すには “位置”を工夫することが大切/疲れないカラダ大図鑑

健康・美容

更新日:2021/8/19

 リモートワークで腰が痛くなった、パソコン作業で肩こりが悪化した、午後になると疲れから集中できない…。あらゆる疲れの原因は、ふだんなにげなくしている動作の癖。それを直すだけで驚くほど改善するとしたら、実践したくなりませんか?

 日本のトップアスリートたちの活躍を数十年にわたり支えてきたトレーナー・夏嶋隆さんが考案した疲労回復メソッドがついに公開! 近年アスリート以上に、疲労を抱えたまま生活をしている人たちが増えていることを危惧した夏嶋さんが、実生活で実践できる疲労改善方法を伝授します。

 日々、疲れに悩んでいる方はぜひ実践してみてください。いつも行っている作業が驚くほどラクになりますよ。

※本作品は夏嶋隆著の『疲れないカラダ大図鑑』から一部抜粋・編集しました

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疲れないカラダ大図鑑
『疲れないカラダ大図鑑』(夏嶋隆/アスコム)

時短効果バツグン! 効率のいい洗濯物の干し方

 洗濯物を洗濯カゴから取り出して、物干しに干していく作業は、動作の違いによってかなり疲労感が変わります。

 

 まず、洗濯カゴから取り出すとき、カゴから離れすぎたり、足をそろえてカゴの前に立つことはNGです。離れすぎると腕を前方に伸ばさなければなりません。これでは中腰になるため、重力のダメージが大きくなります。

 疲れないためには、ファイティングポーズで、カゴは正面ではなく体の斜め前に近づけて置き、膝を曲げると、腕を前方に伸ばさなくてもちょうど洗濯物を取り出せる姿勢で行なうのが正解です。

 洗濯物を取り出してから干すときは、一方の足を軸にして、体を物干しのほうに反転させます。干したらまた一方の足を軸にして、洗濯カゴのほうを向きます。この動作によって、移動しなくても、取り出すという作業と干すという作業の両方を、自分のスタンス内(ファイティングポーズの内部)で行なうことができるのです。

 

 干すときも、体から離れた場所に干そうとすると、体に負担がかかります。すべての動作を自分のスタンス内で行えるように、物干しや洗濯カゴの位置を工夫してみるとよいでしょう。

疲れないカラダ大図鑑

<第9回に続く>

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