「天津甘栗」の「天津」って、どんな意味?/大人の最強雑学クイズ
公開日:2021/10/11
【答え】中国の天津港から出荷された
【解説】
現在、日本で食されている甘栗は、小石の中で砂糖をかけながら栗を熱したものである。甘栗に使われる栗は、中国で生産される小粒の栗。よく引きしまった実には上品な甘さがあり、渋皮(外側の硬い殻と実の間にある薄い皮)がきれいにむけるのも特徴である。ところで、この甘栗がよく「天津甘栗」と呼ばれるのは、中国の天津で採れるからではない。じつは、かつて中国産の栗のほとんどは天津に集められ、天津港から出荷されていたことに由来しているのだ。中国の栗にはさまざまな種類があるが、その中でもっとも焼き栗に適しているのが中国河北省・万里の長城付近の燕山(えんざん)山脈で採れる栗だった。本来は、そこの栗だけが「天津甘栗」と名乗る資格があるのだという。
雑学総研