野球でよく聞く「天王山」の実際の高さは?/大人の最強雑学クイズ

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公開日:2022/1/17

【答え】270メートル

【解説】
野球などで優勝を左右する重要な局面のことを、よく「天王山」と表現する。この天王山は、実在する山である。天王山は、京都府大山崎町(おおやまざきちょう)にある、標高わずか270メートルの山。南方から京都へ通じる道を押さえる要衝にあったこの山は、昔から重要な戦略拠点となっていた。特に、1582(天正10)年の山崎の戦いでは、この天王山が勝敗を分ける要地となった。『太閤記(たいこうき)』などによると、豊臣(当時は羽柴)秀吉軍がこの山を先に押さえたことが、明智光秀軍を打ち破る勝因だったとされる。このことから、天王山といえば「天下分け目の戦い」の代名詞となり、のちに重要な勝負の局面を指す言葉になったのだ。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。