学校で出会った子どもたちを通して、教師の私が得た“宝物”とは/先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々

暮らし

公開日:2022/1/14

 思春期を迎えた子どもとどう向き合えばいいのかわからない――そんな悩みを抱えてはいませんか?

 子ども同士のケンカが始まったら? クラス替えや引っ越しなどで環境が一新してしまったら…? そんな不安を抱く方々にご紹介するのは、Instagramで話題を呼んだイラストエッセイを集めた『先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々』です。

 現役小学校教師でもある著者・ほたろうさんは、学校で子どもたちと接するうちに、自分こそが子どもたちから様々なことを教わっているのだと気がつきました。子育て中の親御さんや学校の先生をはじめとしたすべての大人に、“子どもから教わった大切なこと”をお届けします。

※本作品はほたろう著の『先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々』から一部抜粋・編集しました

先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々
『先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々』(ほたろう/ワニブックス)

はじめに

先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々

みなさん、こんにちは。
私は小学校で教師として働いている、
ほたろうです。

私にとって学校というのは、
宝物がたくさん詰まっている
冒険の場所のようなところです。
学校では多くの子どもたちと出会います。
世間では「○年生の子どもたち」と括られてしまう
子どもたちですが、蓋を開ければ千差万別。
それぞれ考えていること、感じていること、
注目すること、嫌なこと、
いろんなことが違います。

先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々

みんなで同じ問題を解いていても、
それぞれ考え方が異なります。考え方は似ていても、
考える順番が違うこともあります。
「ここで!?」というところで、
つまずくこともあります。
ですが、「そこ難しいよね! わかるわかる」と
言って助け船を出せるのもまた、
子どもたちだったりします。
そんな子どもたちのやりとりの中から、
私自身も自分にはなかった考え方や
解決方法を見つけて「はっ」としたことが、
何度もあります。

先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々

教師をしていて直面した
大変さや難しさもありましたが、
それ以上に子どもたちとの関わりは
新しい刺激や感動、学びを私にもたらしてくれました。
どんなに準備をして臨んでも、また新しいものに出会う。
本当に冒険しているように毎日が過ぎていきます。

子どもたちとの関わりで出会った一つ一つが、
私にとってはとても尊い、宝物です。
そんな、教師として得たたくさんの宝物を
忘れてしまわないように、大事にまとめておいて、
いつでも取り出して未来の自分の糧にできるようにと
書き始めたのが、この絵日記です。

先生のあのね 小学校教師ほたろうの宝物みたいな日々

教師として過ごす中で、
その日あったことや感じたこと、
考えたことを、寝る前にイラストと文章で
絵日記のようにノートに残してきました。

私の目を通して見た、
たくさんの宝物をご紹介します。
小学生の頃、担任の先生に提出していた日記「先生あのね」。
この本は私からみなさんへの「あのね」です。
そんな感覚で見ていただければ幸いです。

<第2回に続く>

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