『監獄に生きる君たちへ(メディアワークス文庫)』(松村涼哉/KADOKAWA) 虐待が原因で子どもが亡くなったというニュースを見聞きするたびに、「どうして防げなかったの…
文芸・カルチャー
2020/12/25
『刑事何森 孤高の相貌』(丸山正樹/東京創元社) 丸山正樹の最新作『刑事何森 孤高の相貌』(東京創元社)は、埼玉県警の中年刑事を主人公にした連作ミステリー。主人公…
文芸・カルチャー
2020/12/19
『火喰鳥を、喰う』(原浩/KADOKAWA) 身の毛もよだつホラー小説は、熱気が体にまとわりついてくる夏に最適。しかし、寒いこの時期でも、ぜひ手に取ってほしい作品がある…
文芸・カルチャー
2020/12/19
『境界線』(中山七里/NHK出版) デビュー10周年を迎えた2020年、12ヵ月連続で新作を刊行するという前代未聞の離れ業をやってのけた中山七里氏。フィナーレを飾る『境界線…
文芸・カルチャー
2020/12/16
『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』(緑川聖司/ポプラ社) 知る人ぞ知る名作ミステリーの最新刊『晴れた日は図書館へいこう 夢のかたち』が、2020年12月4日(金)に…
文芸・カルチャー
2020/12/12
『傍聴者』(折原一/文藝春秋) 実際に起きた事件を下敷きに描かれる、折原一の最新ミステリー「〇〇者」シリーズ。神戸連続児童殺傷事件がモデルの『失踪者』、世田谷一…
文芸・カルチャー
2020/11/26
『よろず占い処 陰陽屋と琥珀の瞳』(天野頌子/ポプラ社) 天野頌子が手がける人気シリーズの最新刊『よろず占い処 陰陽屋と琥珀の瞳』が、2020年11月6日(金)に発売され…
文芸・カルチャー
2020/11/22
『隣はシリアルキラー』(中山七里/集英社) 壁を1枚隔てた隣人は近いけれども、遠い存在。隣で暮らす人の素性や人柄をよく知らないという方は読者の中にも多いのではない…
文芸・カルチャー
2020/11/8
『江戸川乱歩語辞典』(奈落一騎:著、荒俣宏:監修/誠文堂新光社) 本好きなら、江戸川乱歩の作品を読んだことがないという人はほとんどいないのではないだろうか。幼少…
文芸・カルチャー
2020/11/6
『異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき』(久住四季/メディアワークス文庫/KADOKAWA) 難事件の捜査協力を拘留中の天才犯罪者に依頼する――と聞くと映画『羊たち…
文芸・カルチャー
2020/10/24
『汚れた手をそこで拭かない』(芦沢央/文藝春秋) よく知りあいに「ミステリって興味はあるけど、どれから読んでいいのか分からない」と聞かれる。そんな時は何人かお薦…
文芸・カルチャー
2020/10/17
『死神の棋譜』(奥泉光/新潮社) 近年、将棋界が盛り上がっている。驚異的な強さの藤井聡太二冠の戦いをニュースで目にするたび、奥深い将棋の世界が気になっている人も…
文芸・カルチャー
2020/10/16
『僕の神さま』(芦沢央/KADOKAWA) 年末になると「このミス」こと『このミステリーがすごい!』の発売が楽しみになる。「このミス」とは、その年に刊行されたミステリの…
小説・エッセイ
2020/10/4
※「第5回 レビュアー大賞」対象作品 『僕が僕をやめる日』(松村涼哉:メディアワークス文庫/KADOKAWA) スクールカーストやいじめを題材とした『ただ、それだけでよかっ…
文芸・カルチャー
2020/10/2
『盤上の向日葵』(柚月裕子/中央公論新社) 将棋界に新しい風が吹き始めている。棋聖と王位を奪取し、史上最年少で二冠、かつ八段昇段を果たした藤井聡太二冠。三段リー…
文芸・カルチャー
2020/9/29
『楽園とは探偵の不在なり』(斜線堂有紀/早川書房) 2人以上殺した者は、“天使”によって即座に地獄に落とされてしまう。「降臨」から5年、不気味な天使が空を飛ぶように…
文芸・カルチャー
2020/9/27
『ステイホームの密室殺人1 コロナ時代のミステリー小説アンソロジー』(織守きょうや、北山猛邦、斜線堂有紀、津田彷徨、渡辺浩弐/星海社) 新型コロナウイルスは、私た…
文芸・カルチャー
2020/9/6
『空想クラブ』(逸木裕/KADOKAWA) 小学校時代の同級生だった真夜が、川で死んだ。葬儀からの帰り道、空想好きの中学生・吉見駿は川岸に佇む真夜の幽霊を見てしまう。真…
文芸・カルチャー
2020/8/31
『名探偵のはらわた』(白井智之/新潮社) 現実は小説より奇なり。愛する男を殺害し、その局部を持ち去った女。一夜にして30人の村人を猟銃と日本刀で殺した青年など、創…
文芸・カルチャー
2020/8/29
『学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録』(峰守ひろかず/メディアワークス文庫/KADOKAWA) この世に、“呪い”は実在するのか――。シリーズ累計28万部突破の伝奇ミステリ『絶対城…
文芸・カルチャー
2020/8/25
『アットホーム』(齋木カズアキ/文芸社) 筆者は日頃から、官能的な描写がなされていたり、グロい展開が待ち受けていたりする小説を読みなれていると自負している。けれ…
文芸・カルチャー
2020/8/23
『これはミステリではない』(竹本健治/講談社) これまで僕が書いてきたなかでも、最大級に歪。――そんな作者の言葉が裏表紙に記されている『これはミステリではない』(…
文芸・カルチャー
2020/8/8
『死んでもいい』(櫛木理宇/早川書房) 加害者と被害者に、運命的な結び付きがある。 そんなことは現実ではありえないし、被害者や被害者の家族の気持ちを想像すると考え…
文芸・カルチャー
2020/7/15
『法廷遊戯』(五十嵐律人/講談社) 罪のない“無辜”の者が罰を受けたとき、それを救済する道はあるのか。また、罰を与えてしまった者が払うべき代償とは――。 第62回メフィ…
文芸・カルチャー
2020/7/14
『心霊探偵八雲12 魂の深淵』(神永学/KADOKAWA) 累計700万部突破の人気シリーズ、「心霊探偵八雲」の最新刊にして完結編、『心霊探偵八雲12 魂の深淵』(神永学/KADOKAW…
文芸・カルチャー
2020/7/4
本日発売の「文庫本」の内容をいち早く紹介! サイズが小さいので移動などの持ち運びにも便利で、値段も手ごろに入手できるのが文庫本の魅力。読み逃していた“人気作品”を…
文芸・カルチャー
2020/6/24
『さよなら願いごと』(大崎梢/光文社) しっかり者の書店員と勘の鋭いアルバイトがさまざまな謎を解決する『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』(大崎梢/東京創元社)…
文芸・カルチャー
2020/6/20
『恋を知らぬまま死んでゆく』(捺:著、雪下まゆ:装画/KADOKAWA) 10代というのは、どうしてあんなに生きにくいんだろう。自分は正しいと思いこんでいるくせに、友達の…
文芸・カルチャー
2020/6/14
『あの子の殺人計画』(天祢涼/文藝春秋) もしあの時、自分が違った生き方を選べていたら…。大人になって過去を振り返ると、そんな後悔に押しつぶされそうになることがあ…
文芸・カルチャー
2020/6/14
『魔法で人は殺せない』(蒲生竜哉/幻冬舎) “From Hell”という書き出しで始まる赤いインクで書かれた挑戦状。警察に送り付けられた被害者の腎臓の一部、わずか10分の間の…
文芸・カルチャー
2020/5/30