『駒子さんは出世なんてしたくなかった』(碧野 圭/キノブックス) 「女性の社会進出」が政府から推進される一方で、大きな矛盾点も露になりつつある。つまり、「働く女性…
文芸・カルチャー
2018/5/8
『桃色まちおこし』(室積 光/KADOKAWA) エロいのにピュア。性別の壁を越えて読破できる『桃色まちおこし』(室積 光/KADOKAWA)は、そんな感想を抱かせてくれる。本作に…
文芸・カルチャー
2018/5/6
『デートクレンジング』(柚木麻子著/祥伝社) 就職・結婚・出産――人生にはいくつものステージがある。誰にとっても重要な分岐点だが、特に女性にとっては、ひときわ大き…
文芸・カルチャー
2018/5/6
『放蕩記』(村山由佳/集英社) 先日、横浜駅の高島屋へと出向いた。愛用の鞄が古くなったためだ。いつものようにふらふらとその重厚な入口を潜ると、そこにはカーネーシ…
文芸・カルチャー
2018/5/4
『新宿ナイチンゲール』(小原周子/講談社) フローレンス・ナイチンゲールといえば、クリミア戦争で、兵士たちから「天使」と呼ばれた看護師である。しかし、ナイチンゲ…
社会
2018/5/4
『僕と彼女の左手』(辻堂ゆめ/中央公論新社) 『僕と彼女の左手』(辻堂ゆめ/中央公論新社)は、2015年『いなくなった私へ』でデビューしてから、タッチの違う小説を書い…
小説・エッセイ
2018/5/4
『龍の耳を君に デフ・ヴォイス新章』(丸山正樹/東京創元社) “コーダ”という言葉を知っている人はどのくらいいるだろう。これは“Children of Deaf Adults”の頭文字を取…
文芸・カルチャー
2018/5/4
加害者、被害者、傍観者……ある交通事故がきっかけで、少しずつ日常がゆがんでいく人々を描いた小説『一瞬の雲の切れ間に』(ポプラ社)。映画『エンディングノート』の砂…
文芸・カルチャー
2018/5/3
『わたし、定時で帰ります。』(朱野帰子/新潮社) 「働き方改革」ということばをよく耳にする。労働力不足、長時間労働、正規・非正規社員の格差…こうした問題が解決され…
文芸・カルチャー
2018/5/2
『バイバイ、ブラックバード』(伊坂幸太郎/双葉社) 二度と会えなくなってしまう前に、きちんと「さよなら」だけは告げておきたい。伊坂幸太郎氏の『バイバイ、ブラック…
文芸・カルチャー
2018/5/2
『ぼくたちのリメイク』(木緒なち:著、えれっと:イラスト/KADOKAWA) カラオケで曲を歌い終わったとき、画面にはタイトルや歌手の名前と共に、その曲が発表された年が…
文芸・カルチャー
2018/5/1
『流星の絆』(東野圭吾/講談社) 星降る夜に何を願おうと、それを叶えるのは流星ではなく、本人たちの決意だ。 「大人になったら、三人で、犯人探して復讐しような」。何…
文芸・カルチャー
2018/5/1
『ネバーランド』(恩田陸/集英社) 学校とは、私にとってどういう場所だったのだろうか?自分が高校生だった時はそんなことを考えもしなかったが、「あの日々」が今の自…
文芸・カルチャー
2018/5/1
『夢幻花』(東野圭吾/PHP研究所) 「花は咲く。人は書く。自分自身になりたいがために」という言葉がある。しかし、自分の決めた道を邁進し続けるのは簡単なことではない…
文芸・カルチャー
2018/5/1
『白夜行』(東野圭吾/集英社) これは純愛なのか。はたまた稀代の悪女と哀れな男の物語なのか。東野圭吾氏の『白夜行』(集英社)は読む人によって様々な解釈ができる衝…
文芸・カルチャー
2018/5/1
『夜のピクニック』(恩田陸/新潮社) 『夜のピクニック』(恩田陸/新潮社)は、10年以上前に出版され、今もなお多くの読者の心を揺さぶり続けている不朽の青春小説だ。 …
文芸・カルチャー
2018/4/30
『ドミノ』(恩田陸/KADOKAWA) ドミノは倒れ始めると、あっという間に終わってしまう。けれど、それを見守る観客たちの心は、単純なものではない。様々な仕掛けに驚き、…
文芸・カルチャー
2018/4/30
町田康『パンク侍、斬られて候』が、宮藤官九郎脚本、綾野剛主演で映画化されることが決定。アクション満載な特報動画も公開され、「これはキャスト全員カッコよすぎる」…
エンタメ
2018/4/28
『メガネと放蕩娘』(山内マリコ/文藝春秋) 東京に住んで驚いたことの一つは、「元気な商店街が多いこと」だ。 地方で暮らしていた頃は、商店街で買い物することは少なか…
文芸・カルチャー
2018/4/28
『青春のジョーカー』(奥田亜希子/集英社) もてないやつは、この世で一番悲惨な生き物だ。もてない自分は、「この先ずっと、楽しいことがなにもないような気がする」──…
文芸・カルチャー
2018/4/28
『つながりの蔵』(椰月美智子/KADOKAWA) 『しずかな日々』を思い出す。椰月美智子は2002年の『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞してデビューした作家だが、2…
文芸・カルチャー
2018/4/27
『あなたには帰る家がある』(山本文緒/KADOKAWA) 2018年4月20日(金)に「あなたには帰る家がある」第2話が放送され、“浮気チェックリスト”に合致する行動の数々に「描…
エンタメ
2018/4/26
2018年6月15日(金)に公開予定の映画「空飛ぶタイヤ」の主題歌を、今年デビュー40周年を迎えるサザンオールスターズが担当することが明らかになった。ファンの間では「池…
エンタメ
2018/4/23
「THE ALFEE」のリーダーを務めるアーティスト・高見沢俊彦の初となる小説『音叉(おんさ)』が、2018年7月13日(金)に発売される。 高見沢が描いたのは、バンドとしてプ…
エンタメ
2018/4/22
雫井脩介の小説を原作とした映画「検察側の罪人」の特報映像が公開された。木村拓哉と二宮和也が真剣な表情で対峙する映像には「2人とも背筋がゾクゾクする演技!」「もう…
エンタメ
2018/4/22
『人間の証明』(森村誠一/KADOKAWA) 去る4月13日・14日に、東京国際フォーラムで行われた「角川映画シネマ・コンサート第1弾」。角川映画の初期3作品『人間の証明』『野…
文芸・カルチャー
2018/4/21
『小説禁止令に賛同する』(いとうせいこう/集英社) 『小説禁止令に賛同する』 まずは、この奇妙なタイトルの「物語」の舞台設定から紹介したい。 時は近未来、語り手は…
文芸・カルチャー
2018/4/21
海外での傭兵経験、類まれな身体能力、莫大な財産――。 超ハイスペックなエリート公安捜査官・小日向純也が活躍する鈴峯紅也の大人気警察小説シリーズ『警視庁公安J』(鈴…
マンガ
2018/4/20
『にゃん!鈴江藩江戸屋敷見聞帳』(あさのあつこ/白泉社) もしあなたの上司や同僚が猫だったら、どうする? ありえないって?その通り、現実にはありえない。あさのあつ…
文芸・カルチャー
2018/4/20
『あなたには帰る家がある』(山本文緒/KADOKAWA) 2018年4月13日(金)から、新ドラマ「あなたには帰る家がある」が放送をスタート。第1話を見たファンの間では、「しょ…
エンタメ
2018/4/19