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タグ:小説

過去の'小説'タグの記事一覧(4,208件)

  • レビュー

    『時をかける少女』の筒井康隆、最後の作品集。筒井作品を読んだことのない人こそ読んでほしいと思った理由

    『カーテンコール』(筒井康隆/新潮社) 「引退」という言葉で一番に思い浮かぶのは、ジブリの宮崎駿監督だ。彼は1997年に製作した「もののけ姫」の会見でも、2001年の「…

    文芸・カルチャー

    2023/11/1

  • レビュー

    「四面楚歌」の語源となった「楚歌」の存在をひもとく。読者の知的好奇心を刺激し、学びへと誘う歴史小説『楚歌 屈原幻想伝』

    『楚歌 屈原幻想伝』(秋生騒/文芸社) 「四面楚歌」――誰もが耳にしたことのある四字熟語で、その意味は広く知られている。周囲が敵対者ばかりで、味方がいない状況を表し…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/11/1

  • レビュー

    筒井康隆の最後の短編集は「誤変換」だらけ? 意味のない文章によって高められた「物語性への飢餓感」の先にある快楽

    『ジャックポット』(筒井康隆/新潮社) スロットマシーンなどには「ジャックポット」と呼ばれる大当たりがあり、それまでの敗者たちの掛け金が累積されており、ギャンブ…

    文芸・カルチャー

    2023/10/31

  • ニュース

    森見登美彦 待望の新作が2024年1月発売決定! "ヴィクトリア朝京都"が舞台の『シャーロック・ホームズの凱旋』

    森見登美彦氏の新刊『シャーロック・ホームズの凱旋』が中央公論新社より2024年1月22日(月)に発売される。2020年の『四畳半タイムマシンブルース』(KADOKAWA)以来の新…

    文芸・カルチャー

    2023/10/31

  • レビュー

    筒井康隆氏の最後の長編小説『モナドの領域』。文字で「神」の全知全能さを表現する、難しすぎる挑戦に迫る

    『モナドの領域』(筒井康隆/新潮社) 何か危機的な状況に陥った時に、思わず「神」に助けを乞うことはあるだろうか? 僕は、ない。結局のところ、もし神がいたとしても、…

    文芸・カルチャー

    2023/10/30

  • レビュー

    作家・加藤シゲアキ 自身初の本格長編ミステリー。エンターテインメントでありつつ「生き方」を真摯に問いかける骨太さも併せ持つ『なれのはて』

    『なれのはて』(加藤シゲアキ/講談社) この秋、注目の作家・加藤シゲアキさんの待望の新作『なれのはて』(講談社)が発表された。『小説現代10月号』(講談社)に書き…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/10/30

  • レビュー

    日本以外が全部海に沈没したパロディ短編。ローマ法王が欲しがった「上野公園」の活用方法が大胆すぎる

    『日本以外全部沈没 パニック短篇集』(筒井康隆/KADOKAWA) 日本で1年の間に震度1以上の地震が起こる回数のおおよその平均は2000回とも言われている。1923年9月1日の関東…

    文芸・カルチャー

    2023/10/29

  • レビュー

    【2024年本屋大賞3位】児童虐待の相談は年間20万件以上。『罪の声』作者・塩田武士が描く、児童誘拐された少年の空白の3年間の意味

    『存在のすべてを』(塩田武士/朝日新聞出版) 重厚長大な書物とはこういう本の為にあるような言葉だ。塩田武士『存在のすべてを』(朝日新聞出版)は、上質のミステリ小…

    文芸・カルチャー

    2023/10/28

  • レビュー

    地上「最後の喫煙者」になっても、煙草を吸い続ける覚悟はあるか? 筒井康隆のドタバタ傑作集の楽しみ方を徹底解説

    『最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集』(筒井康隆/新潮社) たとえば、地球上のあなた以外の人間があまねく、髪の毛を剃り落としてつるんつるんのスキンヘッドになってしま…

    文芸・カルチャー

    2023/10/28

  • ニュース

    黒柳徹子「今でも寝る前に本を読む」42年ぶりの続編『続 窓ぎわのトットちゃん』執筆に至った想いを語る

    国内で800万部、世界では2500万部を売り上げた黒柳徹子氏の自伝的小説『窓際のトットちゃん』。「落ち着きがない」という理由で小学校を退学になったトットちゃんこと黒柳…

    文芸・カルチャー

    2023/10/28

  • レビュー

    今敏監督の遺作、サイケデリックな狂気的映画『パプリカ』の原作。夢に入り込む精神病治療に説得力があるわけ

    『パプリカ』(筒井康隆/新潮社) 悪夢に苦しめられた経験は誰しもあるだろう。僕の同居人もひどい悪夢に頻繁に悩まされては夜な夜なうなされているタイプの人間だった。 …

    文芸・カルチャー

    2023/10/27

  • レビュー

    NYが舞台の「まほよめ」スピンオフ! 人ではないバディが怪事件に挑む『魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件』

    『魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件』(竹田ダニエル/講談社) 稲妻ジャックは電光石火。とっても“イカした”探偵だ――。人間の世界で成長した妖精のジャック、…

    文芸・カルチャー

    2023/10/26

  • レビュー

    刑務所帰りのお爺ちゃんがカッコよすぎる! 筒井康隆のSFでもブラックユーモアでもない、王道&感動ジュブナイル小説

    『わたしのグランパ(文春文庫)』(筒井康隆/文藝春秋) 筒井康隆といえば、SF。そうでないなら、ブラックユーモアの作家だと思い込んでいる人は多いだろう。だが、実は…

    文芸・カルチャー

    2023/10/26

  • レビュー

    頑張りすぎているあなたへ…“文学少女”シリーズの野村美月が紡ぐ、甘くて優しい物語『ものがたり洋菓子店 月と私』

    『ものがたり洋菓子店 月と私』(野村美月/ポプラ社) どうしようもなく将来が不安、自分の気持ちに素直になれない、自分に自信が持てないetc…。そんな悩みを抱えている人…

    文芸・カルチャー

    2023/10/26

  • レビュー

    「ジブリがアニメ化を持ちかけ断られた」というデマが出た作品。生涯をかけて旅する男を描いた筒井康隆の傑作SF長編

    『旅のラゴス(新潮文庫)』(筒井康隆/新潮社) 読み終えた時、何だかうっとりしてしまった。旅とは人生であり、人生とは旅だ。やりたいことを貫き通し、ただ黙々と旅を…

    文芸・カルチャー

    2023/10/25

  • レビュー

    村山由佳、有栖川有栖ら7人が描く「猫」小説アンソロジー。種族の異なる生きもの同士の交流を描いた物語

    『猫はわかっている(文春文庫)』(文藝春秋) 現在私は、山奥の古い一軒家を借りて暮らしている。聞こえるのは鳥と虫の声のみ。だが、そこに時々「にゃあ」という声が混…

    文芸・カルチャー

    2023/10/24

  • レビュー

    「あの連載をやめさせろ」と選考委員が文藝春秋に怒鳴り込んだ問題作。筒井康隆自身をモデルに、直木賞落選作家が選考委員を皆殺し

    『新装版 大いなる助走(文春文庫)』(筒井康隆/文藝春秋) こういう痺れるような悪ふざけを待っていた。「こんなこと書いちゃっていいの!?」と思わず圧倒される。と同時…

    文芸・カルチャー

    2023/10/24

  • レビュー

    替え玉受験、誘拐に次ぐ誘拐…厳しい格差社会を描き出す、スパイス効かせまくりのインドミステリー

    『ガラム・マサラ!』(ラーフル・ライナ:著、武藤陽生:訳/文藝春秋) 格差社会なんてクソ喰らえ。ヒエラルキーの底辺に生まれたら最後。一生這い上がることなどできな…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/10/24

  • レビュー

    全裸のうら若き男女が「温泉に乗る」奇妙な冒険短編。欲望を掻き立てられるも、満たされない筒井康隆の『エロチック街道』

    『エロチック街道』(筒井康隆/新潮社) たとえば今、相当な空腹に襲われてぺこぺこだとする。歩いていると目の前に中華料理屋の扉が開き、中からにんにくと胡椒のきいた…

    文芸・カルチャー

    2023/10/23

  • 連載

    僕は世界一甘やかされた男!? 彼女の決断と僕の決断がもたらしたものとは/君が手にするはずだった黄金について⑥

    『君が手にするはずだった黄金について』(小川哲/新潮社)第6回【全6回】『地図と拳』で直木賞を受賞し、『君のクイズ』で本屋大賞にノミネートされた小川哲氏が、自らを主…

    文芸・カルチャー

    2023/10/23

  • レビュー

    宮部みゆき新刊、15年以上続くシリーズ第9弾。少女の執念から生まれた土人形など、恐ろしくも温かい4つの物語

    『青瓜不動 三島屋変調百物語九之続』(宮部みゆき/KADOKAWA) このまま三島屋シリーズは終わってしまうのか―― 前作の内容から、そう感じたファンは多かったはず。もちろ…

    文芸・カルチャー

    2023/10/23

  • レビュー

    砂浜に死体を7体並べれば10億円ゲット。無人島に持っていった3つのアイテムでバトルロワイヤルを生き残れ!

    『無人島ロワイヤル』(秋吉理香子/双葉社) 「無人島に3つだけアイテムを持っていくとしたら?」。そう問われて、あなたならなにを思い浮かべるだろうか?生命を維持する…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/10/22

  • インタビュー・対談

    「皆がスルーしていくところでギャーギャー騒ぐのが小説家の仕事」。『地図と拳』で直木賞受賞の小川哲氏に最新作について聞いてみた

    発表するたびに読者の期待を超える傑作を生み出し続ける作家、小川哲さんの最新作は、なんと作家小川哲が主人公。連作短編集『君が手にするはずだった黄金について』(新…

    文芸・カルチャー

    2023/10/22

  • 連載

    「なぜ宿題をしてきたの?」と尋ねる塾講師。自分の行動の動機を探ると見えるもの/君が手にするはずだった黄金について⑤

    『君が手にするはずだった黄金について』(小川哲/新潮社)第5回【全6回】『地図と拳』で直木賞を受賞し、『君のクイズ』で本屋大賞にノミネートされた小川哲氏が、自らを主…

    文芸・カルチャー

    2023/10/22

  • レビュー

    人間の首のような果実をつける人食い植物。恐怖とグロテスクを描いた筒井康隆の短編集の罠が恐ろしすぎる

    『メタモルフォセス群島』(筒井康隆/新潮社) 1986年に現在のウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故で、放射能濃度が高まり、現地に生息していた緑色のアマガエルが…

    文芸・カルチャー

    2023/10/22

  • 連載

    「ミッキーマウスはネズミ年に生まれた」嘘をつく練習をするように言われて…/君が手にするはずだった黄金について④

    『君が手にするはずだった黄金について』(小川哲/新潮社)第4回【全6回】『地図と拳』で直木賞を受賞し、『君のクイズ』で本屋大賞にノミネートされた小川哲氏が、自らを主…

    文芸・カルチャー

    2023/10/21

  • レビュー

    人の心を読める超能力者が、同じ能力者に出会うとどうなる? 超能力者の悲哀と葛藤を描く、筒井康隆の衝撃SFサスペンス

    『七瀬ふたたび(新潮文庫)』(筒井康隆/新潮社) 世の中には超能力者が登場する小説がたくさんある。その中でも異彩を放つ作品——それが、筒井康隆の『七瀬ふたたび(新…

    文芸・カルチャー

    2023/10/21

  • レビュー

    「姥捨山」と呼ばれる過酷な部署が舞台。パワハラ・セクハラが横行する人材派遣会社で戦うヒーローたちの奮闘記

    『それでも会社は辞めません』(和田裕美/双葉社) 何らかの壁にぶつかるたび、いつも思う。「わかりやすい正解があればいいのに」と。でも、そんなものはどこにもない。…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/10/21

  • レビュー

    頼りがいのない息子と車椅子生活の妻を支えるスーパーシニア! 92歳のじいさんから学ぶ「人生の受け入れ方」

    『じい散歩妻の反乱』(藤野千夜/双葉社) 歳を重ねることは人間として自然な現象であるのに、時折、未来への不安が募り、心が暗くなってしまうことがある。そんな時、心…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/10/21

  • レビュー

    “サイコウの中学受験”ってなんだろう?著者は現役塾講師。学ぶこともできる教育エンタメ小説

    『小さな挑戦者たち~サイコウの中学受験~』(騎月孝弘/ポプラ社) 帰宅の遅くなった夜、塾帰りの小学生たちと駅で行き交うことがよくある。「こんな時間まで頑張ってい…

    文芸・カルチャー

    PR 2023/10/21