『赤い月の香り』(千早茜/集英社) 天才調香師がさらりと語る植物の知識の奥深さに興味を惹かれ、そんな彼が作る「香り」を求める客たちの欲深さに圧倒された小説『透明…
文芸・カルチャー
2023/4/26
『夜道を歩く時、彼女が隣にいる気がしてならない』(和田正雪/KADOKAWA) 終わった後でようやく気がつく、ということは往々にしてよくある。 例えば学校を卒業してから、…
文芸・カルチャー
2023/4/25
『魔女の原罪』(五十嵐律人/文藝春秋) もしも校則がなかったら、それに代わるものが“法律”だとしたら。髪型、靴下や下着の色、帰宅時の行動制限……。ブラック校則に悩ま…
文芸・カルチャー
2023/4/24
『レモンと殺人鬼(宝島社文庫)』(くわがきあゆ/宝島社) ミステリーの醍醐味といえば、どんでん返し。巧みに張り巡らされた伏線。背筋を凍らせるようなスリルとドキド…
文芸・カルチャー
2023/4/24
さまざまな分野で活躍する著名人にお気に入りの本を紹介してもらうインタビュー連載「私の愛読書」。今回は、新刊『特撮家族』(文藝春秋)を出されたばかりの、ロックバ…
文芸・カルチャー
2023/4/22
『藩邸差配役日日控』(砂原浩太朗/文藝春秋) 世の中には、誰もやりたがらない面倒な仕事がある。それをこなす存在は唯一無二。そういう人がいるからこそ、この世界は上…
文芸・カルチャー
2023/4/21
『三河雑兵心得 1 足軽仁義』(井原忠政/双葉社) 戦国時代の三河を舞台に、名もなき雑兵の出世物語を描いた小説『三河雑兵心得』シリーズ(井原忠政/双葉文庫)。『この…
文芸・カルチャー
2023/4/21
『オール・ノット』(柚木麻子/講談社) 柚木麻子さんの小説『オール・ノット』(講談社)を読んで、『ランチのアッコちゃん』(双葉社)を思い出す人も多いのではないだ…
文芸・カルチャー
2023/4/20
『それでも旅に出るカフェ』(近藤史恵/双葉社) 遠くに出かけられないコロナ禍という時間に、翼をもがれたような不自由さを感じていた。旅もできない。外食もできない。…
文芸・カルチャー
2023/4/19
『27000冊ガーデン』(大崎梢/双葉社) 元書店員の経験を生かして書いた書店ミステリ『配達あかずきん』で作家デビューした大崎梢さん。同作から連なる「成風堂書店事件メ…
文芸・カルチャー
2023/4/19
『真夜中のウラノメトリア』(神田澪/KADOKAWA) 旅がしたい。冒険がしたい。同じことを繰り返す日常に飽きてくると、そうした刺激を求める感情が一気に湧き上がることが…
文芸・カルチャー
2023/4/16
ロックバンド・THE ALFEEのリーダーとして知られる“タカミー”こと高見沢俊彦さんは、小説家・髙見澤俊彦として青春小説の『音叉』(2018年、文藝春秋)と大人の愛を描いた…
文芸・カルチャー
2023/4/15
『私のスポットライト』(林真理子/ポプラ社) 春になり、真新しい制服やスーツに身を包んだ若者を見ると、微笑ましい気分になる。大人になった今でこそ、青春時代は輝か…
文芸・カルチャー
2023/4/15
2023年4月12日、全国書店員たちが“いちばん売りたい本”を選ぶ「2023年本屋大賞」発表会が行われ、凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』(講談社)が大賞を受賞した。同賞は新…
文芸・カルチャー
2023/4/15
『まずはこれ食べて』(原田ひ香/双葉文庫) 疲れている時、心が荒んでいる時、温かいご飯をお腹に入れると、それだけでホッとする。しかし、そういう時ほど忙しさにかま…
文芸・カルチャー
2023/4/14
『よろず占い処 陰陽屋きつね夜話』(天野頌子/ポプラ社) 作家・天野頌子氏の最新刊『よろず占い処 陰陽屋きつね夜話』(ポプラ社)が、2023年4月6日に発売された。同作…
文芸・カルチャー
2023/4/13
2023年本屋大賞受賞! 凪良ゆうさん『汝、星のごとく』インタビュー。 《以下の記事は(2022年8月6日)の再配信記事です。掲載している情報は2022年8月時点のものとなりま…
文芸・カルチャー
2023/4/12
いよいよ本日4月12日(水)、「本屋大賞2023」が発表される。全国の書店員が選ぶ「いま一番売りたい本」を決めるこの賞のノミネート作は今年も個性豊か。ハラハラドキド…
文芸・カルチャー
2023/4/12
『覇王の後宮天命の花嫁と百年の寵愛』(はるおかりの/ポプラ社) これまでに数々の「後宮ファンタジー小説」を手がけ、きらびやかな世界と男女の愛憎劇を濃密に描き続け…
文芸・カルチャー
2023/4/11
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年5月号からの転載になります。 かつて中国・上海には、「租界」と呼ばれる外国人居留地があった。西洋建築物が並び「東洋のパリ」と…
文芸・カルチャー
2023/4/8
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年5月号からの転載になります。 「ふいに背中にあたたかなものが触れた」。たとえどんなに物語がつらい方向へ向かっていっても、どう…
文芸・カルチャー
2023/4/7
『魔女のいる珈琲店と4分33秒のタイムトラベル』(太田紫織/文藝春秋) 私たちの人生はわずか数分間で劇的に変わる。どうしてあの時あんな言動をとってしまったのだろう。…
文芸・カルチャー
2023/4/5
『何もかも憂鬱な夜に』(中村文則/集英社) テレビや新聞で犯罪者の報道を見るたび、その人たちと自分との境界線はどこにあるのだろう、と考える。なぜ、こんなことを。…
文芸・カルチャー
2023/4/5
『待ち遠しい(毎日文庫)』(柴崎友香/毎日新聞出版) 「変わらない日常を淡々と描いた」「何か特別な事件が起こるわけでもない」――柴崎友香氏の小説は、そんな風に評さ…
文芸・カルチャー
2023/4/4
『さくら』(西加奈子/小学館) “僕の手には今、一枚の広告がある。 色の褪せたバナナの、陰鬱な黄色。折りたたみ自転車の、なんだか胡散臭いブルー。そして何かの肉の、…
文芸・カルチャー
2023/4/4
文庫だけで300万部を突破し、海外でも高く評価されている湊かなえさんのデビュー作『告白』。『呪術廻戦』著者・芥見下々さんの描き下ろしイラストによる限定幅広帯バージ…
文芸・カルチャー
2023/4/1
『ある日、歌い手を拾ってみた。』(事務員G/KADOKAWA) 歌い手やボカロPによる楽曲がヒットチャートの上位に名を連ねるのは今では当たり前となったが、長年活躍を続けて…
文芸・カルチャー
2023/3/31
『百人組頭仁義』(井原忠政/双葉社) 「ああッ、ここ、鉄笠が凹んどるがね」「これで厄落としだら、今日はきっとええことがあるがや」。歴史小説は大の苦手という人でも…
文芸・カルチャー
2023/3/31
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年4月号からの転載になります。 SNSで話題沸騰の実話系ホラー『ほねがらみ』の衝撃から2年、新鋭・芦花公園さんの快進撃は続いている…
文芸・カルチャー
2023/3/31
2023年4月からオーチャードホールを除き長期休館となる渋谷・Bunkamura。そのあいだも同施設が発信してきた「文化芸術」の魅力を「小説」で楽しめるようにという願いをこ…
文芸・カルチャー
2023/3/30
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金色のガッシュ!! 2【単話版】 Page 30