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タグ:小説

過去の'小説'タグの記事一覧(4,208件)

  • レビュー

    直木賞作家や音楽アーティスト、芸術家…さまざまな分野の表現者たちが紡いだ新しい"私小説"の形

    『私小説』(金原ひとみ:編/河出書房新社) 作家が経験したことのほぼそのままを書くスタイルの「私小説」(代表例は梶井基次郎作『檸檬』、田山花袋作『布団』など)は…

    文芸・カルチャー

    2023/3/30

  • レビュー

    「もう恋なんて」と感じている人にこそ読んでほしい大人の恋愛小説。川上弘美が“国語教師との再会”を描く

    『センセイの鞄』(川上弘美/文藝春秋) 恋は苛烈なものだと、突然火がついて身を焼き尽くすものだと、幼い頃はそう思い込んでいた気がする。だが、恋には人それぞれの形…

    文芸・カルチャー

    2023/3/29

  • レビュー

    仕事における「なんとなく」からおさらば! ビジネスチャンスを逃さない論理的な思考力が身に付く小説

    『なぜ君は、科学的に考えられないんだ?』(松尾佑一/クロスメディア・パブリッシング) ビジネスには「科学的な考え」が必須。ある変人教授と出会った主人公の若手社会…

    ビジネス

    2023/3/29

  • レビュー

    綿矢りさ節炸裂! コロナ禍の“明るすぎる人間の闇”に迫る痛快短編集『嫌いなら呼ぶなよ』

    『嫌いなら呼ぶなよ』(綿矢りさ/河出書房新社) コロナ禍という異質な時間は、私たちの脳みそを確実に狂わせたと思う。未知のウイルスに怯え、他人との接触を避け、家の…

    文芸・カルチャー

    2023/3/28

  • レビュー

    魔都・上海でアヘンを巡り人生が狂う者たち。異国の裏社会を描く500ページ超えの大作『上海灯蛾』

    『上海灯蛾』(上田早夕里/双葉社) 「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言われるが、このあいだお正月だったと思ったら、もう3月。月日の早さに心がザワついてしまうとき…

    文芸・カルチャー

    2023/3/28

  • ニュース

    空き教室に行くと必ずいる彼は「幽霊」? 桜×幽霊×恋の切なさ2000%物語『放課後、きみと七番目の教室で。』が待望の書籍化!

    『放課後、きみと七番目の教室で。』(榊あおい:著、三湊かおり:イラスト/ポプラ社) 「誰もいないはずの学校のトイレから、花子さんの返事が返ってくる」「4時44分に踊…

    文芸・カルチャー

    2023/3/27

  • レビュー

    意識不明の息子からオンラインゲーム内でメッセージが!? 冲方丁が描く父と息子の絆と成長の物語

    『マイ・リトル・ヒーロー』(冲方丁/文藝春秋) 「こんなはずではなかった」と思わされてばかりいる。もっとカッコいい大人になっているはずだった。子どもから尊敬され…

    文芸・カルチャー

    2023/3/24

  • レビュー

    世界崩壊を防ぐため“家族を犠牲に”できるか?――M・ナイト・シャラマン監督による映画化も話題のホラー小説

    『終末の訪問者』(ポール・トレンブレイ:著、入間眞:訳/竹書房) 世界の終わりを防ぐためには、自分の家族を一人犠牲にしなければならない――もしもあなたが、そんな理…

    文芸・カルチャー

    2023/3/24

  • レビュー

    甲子園地区予選の裏で起きた自転車盗難事件。事件の裏に隠された切なる願いを集めた長岡弘樹の自選短編集『切願』

    『切願 自選ミステリー短編集』(長岡弘樹/双葉文庫) どっしりとした重厚な長編ミステリーもいいが、技巧の光る短編ミステリーで「そうきたか!」の驚きを味わいたい。そ…

    文芸・カルチャー

    2023/3/23

  • レビュー

    ゴリラが人間相手に裁判を起こす!? 「人間とは」「命の価値とは」に向き合うメフィスト賞受賞作『ゴリラ裁判の日』

    『ゴリラ裁判の日』(須藤古都離/講談社) これまで森博嗣さん、西尾維新さん、辻村深月さんといった異才を世に送り出してきた公募新人賞「メフィスト賞」。近年は、現役…

    文芸・カルチャー

    2023/3/21

  • レビュー

    【犬山紙子『赤い隣人』書評】虐待は他人事じゃない――。追い詰められ孤立する母親たちの姿を描いた野原広子の最新刊から、児童虐待防止について考える

    エッセイスト、TVコメンテーター、ラジオパーソナリティなど幅広く活動され、2018年に児童虐待防止チーム「#こどものいのちはこどものもの」を発足した犬山紙子さん。犬山…

    文芸・カルチャー

    2023/3/20

  • レビュー

    『裸の王様』『マッチ売りの少女』…不幸な結末を迎えたキャラクターたちを救え! よく知るあの物語が変えられていく!? ファンタジー&ミステリー小説

    『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社) 『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社) 〈もしも僕が主人公なら僕は人の心が見…

    文芸・カルチャー

    2023/3/20

  • レビュー

    【TVアニメ2023年放送決定】ついに猫猫が壬氏と結ばれる!? 『薬屋のひとりごと』最新13巻が見逃せない!

    『薬屋のひとりごと13』(日向夏:著、しのとうこ:イラスト/主婦の友インフォス) シリーズ累計2100万部突破の、あの後宮謎解きエンターテインメントが2023年、ついにTV…

    文芸・カルチャー

    2023/3/20

  • レビュー

    自分の余命がもし10年だったら… 限られた命を精いっぱい生きる少女と、ミステリアスな少年の感涙ラブストーリー

    『10年後、もしも君の隣にいられたら。』(miNato/KADOKAWA) 長くて10年、短くて数年。 自分に残された時間がそれだけと知った15歳の少女すみれは、死ぬまでにしたい『10…

    文芸・カルチャー

    2023/3/18

  • レビュー

    「難病もの」「余命もの」と一線を画す“世界の汚さ”を描く青春小説。生きる価値すら見いだせない汚さの前に、少年少女が向かう「正しくない結末」とは?

    『毒をもって僕らは』(冬野岬/ポプラ社) ポプラ社が2023年1月から3カ月連続で、「第11回ポプラ社小説新人賞」の新人賞、および特別賞を受賞した計3作品を順次刊行してい…

    文芸・カルチャー

    2023/3/18

  • レビュー

    「全米批評家協会賞」日本人初ノミネート! 人付き合いが苦手な女性が、ある男性との出会いをきっかけに見つけたものは。川上未映子著『すべて真夜中の恋人たち』

    『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子/講談社) 2023年2月、日本の文学界に嬉しいニュースが駆け巡った。川上未映子氏の『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)が、世界…

    文芸・カルチャー

    2023/3/17

  • レビュー

    恩田陸の人気作が文庫化!廃ビルに現れる都市伝説の“少女”…モノに秘められた記憶がみえる弟とその兄のファンタスティックミステリー

    『スキマワラシ』(恩田陸/集英社文庫) 古い建物には記憶が宿る。そこで生き、生活してきた人たちの感情が蓄積されている。もし、それを感じ取ることができたとしたら…?…

    文芸・カルチャー

    2023/3/17

  • ニュース

    川上未映子 新作小説『黄色い家』の世界観を池辺葵がコミカライズ!

    現在発売中の『ダ・ヴィンチ』2023年4月号で、新作小説『黄色い家』(中央公論新社)を刊行した川上未映子さんを大特集。その特集のなかから池辺葵さんによる『黄色い家』…

    マンガ

    2023/3/16

  • ニュース

    130万再生楽曲が人気作家の手で小説に。小中学生読者による「子ども宣伝会議」で秀逸なキャッチコピーが誕生!《イベントレポート》

    『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社) 『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社) 2021年夏、“みんなで作る「キミノウタ」…

    文芸・カルチャー

    2023/3/15

  • レビュー

    永田町を裏で操るひとりの新聞記者。昭和のフィクサーをめぐる政界とメディアの闇を描いた『キングメーカー』

    『キングメーカー』(本城雅人/双葉社) 長年にわたり永田町を裏で操り、総裁選の動向すらも手中におさめていた記者がいた――という、昭和のフィクサーをめぐる政界とメデ…

    文芸・カルチャー

    2023/3/15

  • ニュース

    パソコンの本と一緒に勧められたのは『ぐりとぐら』? 2021年本屋大賞第2位に輝く大人気小説『お探し物は図書室まで』が待望の文庫化

    『お探し物は図書室まで』(青山美智子/ポプラ社) 「2021年本屋大賞」第2位に輝き、発行部数25万部以上を誇る人気小説『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)。その文庫版…

    文芸・カルチャー

    2023/3/14

  • レビュー

    心の雨をしのぐための優しいカフェを描く連作短編集『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』

    『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』(標野凪/双葉社) 駅から続く坂を上りきり、路地に入った先にある「おひとりさま専用カフェ喫茶ドードー」。その看板に書かれたメ…

    文芸・カルチャー

    2023/3/14

  • インタビュー・対談

    宮田愛萌「実用的じゃない勉強に、生きるうえで大切な何かがある」。日向坂46卒業後に発表した小説集『きらきらし』を通して伝えたかった“夢中になることの大切さ”

    元日向坂46・宮田愛萌さんの小説集『きらきらし』(新潮社)が2月28日に発売された。本作はアイドル活動と並行して大学で学んだ万葉集をテーマに、歌から想像を膨らませて…

    文芸・カルチャー

    2023/3/14

  • インタビュー・対談

    「コミュニケーションが苦手な人が軽んじられる風潮がもどかしい」――“普通の人と違う”兄と、兄を慕う弟の物語で伝えたかったこと《インタビュー》

    「第11回ポプラ社小説新人賞」で特別賞を受賞した、『街に躍ねる』(応募時の「踊動」から改題/ポプラ社)。人とのコミュニケーションが苦手で不登校になった兄と、兄のこ…

    文芸・カルチャー

    2023/3/11

  • レビュー

    ガールズバーに夜な夜な現れる霊の真実とは? 霊を祓えないインチキ霊媒師×訳あり幽霊! 怖くて、切ない、異色の極上ホラーミステリー

    『贋物霊媒師2 彷徨う魂を求めて』(阿泉来堂/PHP研究所) 怨念、後悔、情愛…。死しても忘れがたい激情が、死者たちを幽霊としてこの世に留まらせ続ける。彼らはどんな思…

    文芸・カルチャー

    2023/3/10

  • レビュー

    彼はなぜ42人を殺したのか…松山ケンイチ×長澤まさみ共演の映画『ロストケア』原作小説がつきつける、介護の闇と“正義”

    『ロスト・ケア』(葉真中顕/光文社文庫) 彼はなぜ42人を殺したのか――衝撃的なコピーが目を引く、映画『ロストケア』。実力派俳優・松山ケンイチと長澤まさみの共演でも…

    文芸・カルチャー

    2023/3/10

  • レビュー

    猫の瞳のなかで君と出会った――過去視の主人公と未来視のヒロインが、運命に抗う青春ボーイミーツガール

    『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』(四季大雅/電撃文庫/KADOKAWA) 未来を知りたいというのは、人類の永遠の願いだ。古来より占いやおみくじ、近年では経済予測や気象予…

    文芸・カルチャー

    2023/3/10

  • インタビュー・対談

    自殺志願者たちが赤ちゃん誘拐犯に!? 炎上騒動を逆手に取った逆転サスペンス!『四日間家族』川瀬七緒インタビュー

    ※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年4月号からの転載になります。 「これは、悪意を使って悪党を倒す話なんです」 川瀬さんの言葉どおり、『四日間家族』に登場する4人…

    文芸・カルチャー

    2023/3/7

  • インタビュー・対談

    西尾維新デビュー20周年記念ロング・ロングインタビュー 20タイトルをキーに語る、西尾ワールドの変遷(第5回)

    『キドナプキディング青色サヴァンと戯言遣いの娘』(西尾維新/講談社) 昨年、作家生活20周年を迎えた西尾維新が、セレクトした20タイトルとともに、その道程を振り返る…

    文芸・カルチャー

    2023/3/5

  • レビュー

    長野県菅平の宿に集まる、痛みを抱えた人々。村山由佳による再生の物語『すべての雲は銀の…』

    『すべての雲は銀の…』(村山由佳/講談社) 村山由佳氏による小説『すべての雲は銀の…』(講談社)が出版されたのは、2001年11月。今からおよそ20年あまり前になる。私が…

    文芸・カルチャー

    2023/3/3