『私小説』(金原ひとみ:編/河出書房新社) 作家が経験したことのほぼそのままを書くスタイルの「私小説」(代表例は梶井基次郎作『檸檬』、田山花袋作『布団』など)は…
文芸・カルチャー
2023/3/30
『センセイの鞄』(川上弘美/文藝春秋) 恋は苛烈なものだと、突然火がついて身を焼き尽くすものだと、幼い頃はそう思い込んでいた気がする。だが、恋には人それぞれの形…
文芸・カルチャー
2023/3/29
『なぜ君は、科学的に考えられないんだ?』(松尾佑一/クロスメディア・パブリッシング) ビジネスには「科学的な考え」が必須。ある変人教授と出会った主人公の若手社会…
ビジネス
2023/3/29
『嫌いなら呼ぶなよ』(綿矢りさ/河出書房新社) コロナ禍という異質な時間は、私たちの脳みそを確実に狂わせたと思う。未知のウイルスに怯え、他人との接触を避け、家の…
文芸・カルチャー
2023/3/28
『上海灯蛾』(上田早夕里/双葉社) 「一月往ぬる二月逃げる三月去る」と言われるが、このあいだお正月だったと思ったら、もう3月。月日の早さに心がザワついてしまうとき…
文芸・カルチャー
2023/3/28
『放課後、きみと七番目の教室で。』(榊あおい:著、三湊かおり:イラスト/ポプラ社) 「誰もいないはずの学校のトイレから、花子さんの返事が返ってくる」「4時44分に踊…
文芸・カルチャー
2023/3/27
『マイ・リトル・ヒーロー』(冲方丁/文藝春秋) 「こんなはずではなかった」と思わされてばかりいる。もっとカッコいい大人になっているはずだった。子どもから尊敬され…
文芸・カルチャー
2023/3/24
『終末の訪問者』(ポール・トレンブレイ:著、入間眞:訳/竹書房) 世界の終わりを防ぐためには、自分の家族を一人犠牲にしなければならない――もしもあなたが、そんな理…
文芸・カルチャー
2023/3/24
『切願 自選ミステリー短編集』(長岡弘樹/双葉文庫) どっしりとした重厚な長編ミステリーもいいが、技巧の光る短編ミステリーで「そうきたか!」の驚きを味わいたい。そ…
文芸・カルチャー
2023/3/23
『ゴリラ裁判の日』(須藤古都離/講談社) これまで森博嗣さん、西尾維新さん、辻村深月さんといった異才を世に送り出してきた公募新人賞「メフィスト賞」。近年は、現役…
文芸・カルチャー
2023/3/21
エッセイスト、TVコメンテーター、ラジオパーソナリティなど幅広く活動され、2018年に児童虐待防止チーム「#こどものいのちはこどものもの」を発足した犬山紙子さん。犬山…
文芸・カルチャー
2023/3/20
『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社) 『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社) 〈もしも僕が主人公なら僕は人の心が見…
文芸・カルチャー
2023/3/20
『薬屋のひとりごと13』(日向夏:著、しのとうこ:イラスト/主婦の友インフォス) シリーズ累計2100万部突破の、あの後宮謎解きエンターテインメントが2023年、ついにTV…
文芸・カルチャー
2023/3/20
『10年後、もしも君の隣にいられたら。』(miNato/KADOKAWA) 長くて10年、短くて数年。 自分に残された時間がそれだけと知った15歳の少女すみれは、死ぬまでにしたい『10…
文芸・カルチャー
2023/3/18
『毒をもって僕らは』(冬野岬/ポプラ社) ポプラ社が2023年1月から3カ月連続で、「第11回ポプラ社小説新人賞」の新人賞、および特別賞を受賞した計3作品を順次刊行してい…
文芸・カルチャー
2023/3/18
『すべて真夜中の恋人たち』(川上未映子/講談社) 2023年2月、日本の文学界に嬉しいニュースが駆け巡った。川上未映子氏の『すべて真夜中の恋人たち』(講談社)が、世界…
文芸・カルチャー
2023/3/17
『スキマワラシ』(恩田陸/集英社文庫) 古い建物には記憶が宿る。そこで生き、生活してきた人たちの感情が蓄積されている。もし、それを感じ取ることができたとしたら…?…
文芸・カルチャー
2023/3/17
現在発売中の『ダ・ヴィンチ』2023年4月号で、新作小説『黄色い家』(中央公論新社)を刊行した川上未映子さんを大特集。その特集のなかから池辺葵さんによる『黄色い家』…
マンガ
2023/3/16
『それを世界と言うんだね(一般書)』(綾崎隼/ポプラ社) 『それを世界と言うんだね(ポプラキミノベル)』(綾崎隼/ポプラ社) 2021年夏、“みんなで作る「キミノウタ」…
文芸・カルチャー
2023/3/15
『キングメーカー』(本城雅人/双葉社) 長年にわたり永田町を裏で操り、総裁選の動向すらも手中におさめていた記者がいた――という、昭和のフィクサーをめぐる政界とメデ…
文芸・カルチャー
2023/3/15
『お探し物は図書室まで』(青山美智子/ポプラ社) 「2021年本屋大賞」第2位に輝き、発行部数25万部以上を誇る人気小説『お探し物は図書室まで』(ポプラ社)。その文庫版…
文芸・カルチャー
2023/3/14
『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』(標野凪/双葉社) 駅から続く坂を上りきり、路地に入った先にある「おひとりさま専用カフェ喫茶ドードー」。その看板に書かれたメ…
文芸・カルチャー
2023/3/14
元日向坂46・宮田愛萌さんの小説集『きらきらし』(新潮社)が2月28日に発売された。本作はアイドル活動と並行して大学で学んだ万葉集をテーマに、歌から想像を膨らませて…
文芸・カルチャー
2023/3/14
「第11回ポプラ社小説新人賞」で特別賞を受賞した、『街に躍ねる』(応募時の「踊動」から改題/ポプラ社)。人とのコミュニケーションが苦手で不登校になった兄と、兄のこ…
文芸・カルチャー
2023/3/11
『贋物霊媒師2 彷徨う魂を求めて』(阿泉来堂/PHP研究所) 怨念、後悔、情愛…。死しても忘れがたい激情が、死者たちを幽霊としてこの世に留まらせ続ける。彼らはどんな思…
文芸・カルチャー
2023/3/10
『ロスト・ケア』(葉真中顕/光文社文庫) 彼はなぜ42人を殺したのか――衝撃的なコピーが目を引く、映画『ロストケア』。実力派俳優・松山ケンイチと長澤まさみの共演でも…
文芸・カルチャー
2023/3/10
『ミリは猫の瞳のなかに住んでいる』(四季大雅/電撃文庫/KADOKAWA) 未来を知りたいというのは、人類の永遠の願いだ。古来より占いやおみくじ、近年では経済予測や気象予…
文芸・カルチャー
2023/3/10
※本記事は、雑誌『ダ・ヴィンチ』2023年4月号からの転載になります。 「これは、悪意を使って悪党を倒す話なんです」 川瀬さんの言葉どおり、『四日間家族』に登場する4人…
文芸・カルチャー
2023/3/7
『キドナプキディング青色サヴァンと戯言遣いの娘』(西尾維新/講談社) 昨年、作家生活20周年を迎えた西尾維新が、セレクトした20タイトルとともに、その道程を振り返る…
文芸・カルチャー
2023/3/5
『すべての雲は銀の…』(村山由佳/講談社) 村山由佳氏による小説『すべての雲は銀の…』(講談社)が出版されたのは、2001年11月。今からおよそ20年あまり前になる。私が…
文芸・カルチャー
2023/3/3
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金色のガッシュ!! 2【単話版】 Page 30