『傷口はきみの姿をしている』(九条時雨/KADOKAWA) 待ち合わせの場所に向かう電車の中や、最近はWebミーティングの参加ボタンを押す前に、考えるくせがついている。これ…
文芸・カルチャー
2021/6/25
『医学のひよこ』(海堂尊/KADOKAWA) 『医学のつばさ』(海堂尊/KADOKAWA) ページを繰る手を止めさせないエンターテインメントでありながら、ニッポン社会の“今”とつな…
文芸・カルチャー
2021/6/24
『エラー』(山下紘加/河出書房新社) テレビで定期的に放映され、根強いファンを持つ「大食い/早食い選手権」系の番組。89年に特別番組内のコーナーとして始まり、その…
文芸・カルチャー
2021/6/23
『東京のぼる坂くだる坂』(ほしおさなえ/筑摩書房) 東京は坂が多い都市です。たとえば渋谷は地名に「谷」と入っているとおり起伏が本当に多く、渋谷駅は宮益坂や道玄坂…
文芸・カルチャー
2021/6/22
『夜が暗いとはかぎらない』(寺地はるな/ポプラ社) 感動の短編連作集『夜が暗いとはかぎらない』の文庫版が2021年6月4日(金)に発売。持ち運びやすいサイズとなって再…
文芸・カルチャー
2021/6/22
『星の王子さま』(サン=テグジュペリ:著、加藤かおり:訳、矢部太郎:イラスト/ポプラ社) 〈大切なものは、目には見えない〉というセリフが印象的なサン=テグジュペリ…
文芸・カルチャー
2021/6/22
『コンジュジ』(木崎みつ子/集英社) 「うつし世はゆめ夜の夢こそまこと」という言葉を思い出した。私たちが現実と思い込んでいるものは夢であり、夜にみる夢や妄想の世…
文芸・カルチャー
2021/6/20
『本と鍵の季節』(米澤穂信/集英社文庫) 青春といえば、よく「甘酸っぱいもの」と形容されるが、本当はもっと爽やかでほろ苦いものではないだろうか。米澤穂信氏による…
文芸・カルチャー
2021/6/18
『#柚莉愛とかくれんぼ』(真下みこと/講談社) 『#柚莉愛とかくれんぼ』(真下みこと/講談社)は、SNS上で飛び交う人間のエゴや誤解を描き出したサスペンス小説だ。SNS…
文芸・カルチャー
2021/6/17
『たすき』(田原昌博/幻冬舎) 毎年、元日の翌日と翌々日に開催される箱根駅伝。僕は1位の大学がゴールテープを切る瞬間よりも、各中継所で選手から選手へたすきがつなが…
文芸・カルチャー
2021/6/17
『キネマの神様』(原田マハ/文藝春秋) 『男はつらいよ』『釣りバカ日誌』などで知られる山田洋次監督による映画『キネマの神様』が2021年8月に公開される。描かれるのは…
文芸・カルチャー
2021/6/16
『死にたがりの君に贈る物語』(綾崎隼/ポプラ社) 若者に熱狂的に支持されるベストセラー作家の、突然の訃報。ファンの後追い自殺まで起こり、出版社はじめ関係者は窮地…
文芸・カルチャー
2021/6/16
『植物忌』(星野智幸/朝日新聞出版) 『植物忌』(星野智幸/朝日新聞出版)は、植物がむせ返るほどの匂いや息遣いと共に語りかけてくるSFファンタジー短編集だ。収録作の…
文芸・カルチャー
2021/6/16
『この場所であなたの名前を呼んだ』(加藤千恵/講談社) 無事に生まれること、健康に育つことは、決して当たり前ではなく奇跡なんだ。 『この場所であなたの名前を呼んだ…
文芸・カルチャー
2021/6/16
『スイッチ 悪意の実験』(潮谷験/講談社) 辻村深月さんや西尾維新さんら人気作家を輩出してきたメフィスト賞。近年は、ある日人間が異形の姿に変わってしまう『人間に向…
文芸・カルチャー
2021/6/10
6月25日に公開される映画『海辺の金魚』。監督をつとめるのは、NHK連続テレビ小説『まんぷく』で安藤サクラさんが演じるヒロイン・福子の娘役など、役者としても活躍する…
文芸・カルチャー
2021/6/9
『琥珀の夏』(辻村深月/文藝春秋) 〈かつて自分が信じていたものを誤りだったと大人が捨てても、その大人が築いたものに、子ども時代を使われてしまった子はどうなるの…
文芸・カルチャー
2021/6/9
『薬屋のひとりごと 11 ドラマCD付き限定特装版』(日向夏/主婦の友インフォス) 宮中で働くことになった少女・猫猫(マオマオ)が、薬の知識を武器に華やかな後宮で次々…
文芸・カルチャー
2021/6/5
『忘れられたその場所で、』(倉数茂/ポプラ社) この世界には、見えているはずなのに、見えなくなっているものがたくさんある。たとえば、差別。どんなに酷いことが行わ…
文芸・カルチャー
2021/6/5
『婚活食堂5』(山口恵以子/PHP研究所) 「こんな居酒屋、近所に欲しい――!」 このシリーズを読んだ人なら、誰しもそう思うのではないだろうか。大皿に盛られたのは、旬の…
文芸・カルチャー
2021/6/4
『リボルバー』(原田マハ/幻冬舎) 「ひまわり」などの作品で知られる画家・フィンセント・ファン・ゴッホと、「タヒチの女たち」などの作品で知られる画家・ポール・ゴ…
文芸・カルチャー
2021/6/3
『彼女が花に還るまで』(石野晶/双葉社) 「小説界の新しい才能(ルーキー)を見つけ出そう」と創設された、双葉文庫ルーキー大賞の第4回受賞作『彼女が花に還るまで』(…
文芸・カルチャー
2021/6/2
『神保町・喫茶ソウセキ 文豪カレーの謎解きレシピ』(柳瀬みちる/宝島社) 神田神保町の雑居ビルにある喫茶店、喫茶ソウセキの一押しメニューは「漱石カレー」。もちろん…
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2021/6/2
『武士とジェントルマン』(榎田ユウリ/KADOKAWA) 日本には、いまだに武士制度が現存していることをご存じだろうか。発端は1964年、東京オリンピック。かつて武家だった…
文芸・カルチャー
2021/6/1
【PR】 『死にたがりの君に贈る物語』(綾崎隼/ポプラ社) 著者自身の根源的な問いを内包する青春ミステリ小説『死にたがりの君に贈る物語』(綾崎隼/ポプラ社)が、SNSで…
文芸・カルチャー
PR 2021/6/1
『ぐるり』(高橋久美子/筑摩書房) 元チャットモンチーのドラマーで、現在は作詞家、詩人、作家として活躍中の高橋久美子氏が初の小説集『ぐるり』(筑摩書房)を上梓し…
文芸・カルチャー
2021/5/31
『いのちの停車場』(南杏子/幻冬舎) 映画『いのちの停車場』が吉永小百合主演で公開中だ。 同名の原作は2016年に『サイレント・ブレス』(幻冬舎)でデビューした現役の…
文芸・カルチャー
2021/5/30
『最終飛行』(佐藤賢一/文藝春秋) 宮崎駿がもっとも影響を受けたのは、『星の王子さま』の著者として知られるサン=テグジュペリだという。学生時代、ことのほか愛読し…
文芸・カルチャー
2021/5/27