『円卓』(西加奈子/文藝春秋) 『円卓』(西加奈子/文藝春秋)は、祖父母と両親、そして三つ子の姉たちに愛されて育った末っ子でありながら「孤独」を愛し、大らかで優し…
文芸・カルチャー
2017/11/13
『コーヒーと随筆』(庄野雄治:編/ミルブックス) 湯気をたてる香り高いコーヒーを味わう時間は、優れた随筆を嗜む時間と似ているような気がします。まったりと、時間を…
文芸・カルチャー
2017/11/12
「このライトノベルがすごい!」2017年版で文庫部門第2位を獲得し、「SUGOI JAPAN Award 2017」ではアニメ部門・ラノベ部門の2部門で1位を獲得。同賞で複数部門を同時に制…
文芸・カルチャー
2017/11/12
『ふくわらい』(西加奈子/朝日新聞出版社) 暗闇での「福笑い」を唯一の趣味としている一風変わった女性・鳴木戸定(なるきど・さだ)が「世界に恋する」までを描いた小…
文芸・カルチャー
2017/11/12
『きいろいゾウ』(西加奈子/小学館) 「夫婦の愛」が一つのテーマとなっている『きいろいゾウ』(西加奈子/小学館)は、映画化もした人気作だ。 西加奈子さんの作品の中…
文芸・カルチャー
2017/11/11
『続・ヒーローズ(株)!!!』(北川恵海/KADOKAWA) 「こんな平凡でつまらない人生を送ることになるとは思ってもみなかった」という失望感を抱えながら生きる人はどのくら…
文芸・カルチャー
2017/11/10
『ひきこもりの弟だった』(葦舟ナツ/KADOKAWA) 物語には2種類ある。一つは、現実ではあり得ないことが起こり、読み手の「こうなったらいいな」を描く「現実逃避」の物語…
文芸・カルチャー
2017/11/9
『本棚の本』(赤澤かおり/アノニマ・スタジオ) 他人の家の本棚はとっても不思議におもしろい。私が読書好きの友人の自宅に初めてお邪魔したとき、「恥ずかしいからあま…
文芸・カルチャー
2017/11/8
『パルチザン伝説』(河出書房新社) 小説家・桐山襲が亡くなってから25年もの月日が経過した。学生運動や左翼活動の敗北を冷徹に描き出した桐山の作風は、生前にはセンセ…
社会
2017/11/4
『天久鷹央の推理カルテ』(知念 実希人/新潮文庫) 「天才女医」というと、何故かアダルトな魅力あふれるクールビューティを想像しがちだが、今、キャラノベ界を席巻して…
小説・エッセイ
2017/11/4
『ラジオ・ガガガ』(原田ひ香/双葉社) アルコ&ピースのラジオ番組が重要な役割を果たす『明るい夜に出かけて』(佐藤多佳子/新潮社)が第30回山本周五郎賞を受賞した。…
エンタメ
2017/11/3
『私のことはほっといてください』(北大路公子/PHP研究所) 庭先から、キンモクセイの香りも漂う頃ではあるが、改めて今年の夏を振り返ってみる。7月は札幌でなんと125年…
暮らし
2017/11/3
『ミ・ト・ン』(小川糸/白泉社) 読み終えた本の裏表紙をそっとなでながら、背筋が伸び、無性に手が動かしたくなってくる。小川糸さんの小説には、そんな働きをする神様…
文芸・カルチャー
2017/11/2
『妻を殺してもバレない確率』(桜川ヒロ/宝島社) 物騒なタイトルから、ドロドロミステリーものかと思いながら読んだ『妻を殺してもバレない確率』(桜川ヒロ/宝島社)。…
文芸・カルチャー
2017/11/2
『日曜日の人々』(高橋弘希/講談社) 人が「生きたい」と思う理由はひどく些細なもので、ふとした瞬間にそれを見失ってしまうとしても不思議なことではない。年間約3万人…
文芸・カルチャー
2017/10/28
『忘れられた巨人』(カズオ・イシグロ:著、土屋政雄:訳/早川書房) イギリス人の作家カズオ・イシグロが2017年のノーベル文学賞を受賞した。本人もまったく予想してお…
文芸・カルチャー
2017/10/28
『ホワイトラビット』(伊坂幸太郎/新潮社) 読者はベストセラー作家・伊坂幸太郎の作品を読んだことがあるだろうか。ユーモラスで読みやすい文体とテンポの良いストーリ…
文芸・カルチャー
2017/10/28
「SEKAI NO OWARI」のSaoriこと藤崎彩織による初の小説『ふたご』が、2017年10月28日(土)に発売される。この発売を記念してトーク&サイン会を開催。11月2日(木)に「…
文芸・カルチャー
2017/10/27
『クリスマスを探偵と』(文:伊坂幸太郎、絵:マヌエーレ・フィオール/河出書房新社) 伊坂幸太郎が贈る聖夜の奇跡の物語『クリスマスを探偵と』が、2017年10月26日(木…
文芸・カルチャー
2017/10/26
『T島事件 絶海の孤島でなぜ六人は死亡したのか』(詠坂雄二/光文社) 推理小説とは作者と読者の知恵比べだといわれる。解決篇を待たずして真相に辿り着けば、読者は作者…
文芸・カルチャー
2017/10/21
『信長の二十四時間』(富樫倫太郎/講談社文庫) 「織田信長は家臣の明智光秀に攻められて、本能寺で自害した」……というのは、誰もが知っている歴史の話だ。しかしこの裏…
文芸・カルチャー
2017/10/21
作家・山田悠介氏4年ぶりの書き下ろし長編小説『僕はロボットごしの君に恋をする』(以下『僕ロボ』)が、10月21日の発売前から注目を集めている。 20歳のときに自費出版…
エンタメ
2017/10/20
書けても恥、書けなくても恥――。作家デビュー10周年を迎えるにあたり、桜木さんが選んだのは「作家へと化けてゆく女性」が主人公の物語。一人の強烈な女性編集者との出会…
小説・エッセイ
2017/10/12
『みさと町立図書館分館』(髙森美由紀/産業編集センター) 田舎の図書館(分館)に勤務する契約職員の山本遥(やまもと・はるか)。33歳独身(ちょっとぽっちゃり)。実…
小説・エッセイ
2017/10/12
南アルプスの山並みのなかに、清らかな水と豊かな森に囲まれた峰生という集落がある。そこで江戸時代から栄えた名家・遠藤一族。本家の豪壮な邸宅・常夏荘は一族の繁栄の…
小説・エッセイ
2017/10/12
『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日本社) 『仮面病棟』で知られるミステリー界の俊英、知念実希人さんの新作『崩れる脳を抱きしめて』(知念実希人/実業之日…
小説・エッセイ
2017/10/10
『君の嘘と、やさしい死神』(青谷真未/ポプラ社) いやなことは、はっきり嫌だと言う。自分自身を損ねてまで、他人とかかわりあう必要はない。そんな当たり前のことを、…
小説・エッセイ
2017/10/10
『秘密』(東野圭吾/文藝春秋) 男女のすれ違いを描いたラブストーリーは数え切れないほどあるが、こんなにも切ないすれ違いの物語は他にあるのだろうか。『秘密』(文藝…
小説・エッセイ
2017/10/9
『さくら』(西加奈子/小学館) 西加奈子さんを一躍有名にした出世作『さくら』(西加奈子/小学館)。壊れた家族と愛犬「サクラ」の物語は、今もなお、読み継がれている感…
小説・エッセイ
2017/10/9
『嘘をつく器 死の曜変天目』(一色さゆり/宝島社) 2016年に『神の値段』で宝島社『このミステリーがすごい!』大賞大賞を受賞してデビューした一色さゆりさん。東京藝術…
文芸・カルチャー
2017/10/6
1
2
3
4
5
人気記事をもっとみる
レビュー
子どもに必要な“体験”とは?「体験消費」の時代に警鐘を鳴らす教育書【書評】
PR
レビュー
行政書士が教える“ご先祖の調べ方”。家系図をつくって、自らのルーツを900年分さかのぼり!【書評】
レビュー
冷徹皇帝との望まれない結婚のはずが… ベタ惚れ状態の彼の本心がダダ漏れ!? 冷たい態度とは裏腹な甘々な心の声に、ドキドキが止まらない!【書評】
PR
レビュー
悪女シンデレラと嵌められた義理の姉。死に戻った義姉はシンデレラに復讐できるのか――。“感情のジェットコースター”を体験するラブサスペンス【書評】
PR
レビュー
「上手い絵を描けば評価される」は間違い?「好き」を仕事にしたい人は必読、注目のイラストレーターが自己プロデュース方法をわかりやすく解説【書評】
PR片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~ 7 (ヤングチャンピオン・コミックス)
シャングリラ・フロンティア(22) ~クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす~ (週刊少年マガジンコミックス)
金色のガッシュ!! 2【単話版】 Page 30