今の自分にとって不要なモノ・コト・ヒトは処分すべし! やましたひでこ流断捨離のススメ

ライフスタイル

2018/5/15

『モノ・コト・ヒトの断捨離(TJMOOK)』(やましたひでこ:監修/宝島社)

「部屋をキレイにしたい!」
「やらなくていいことはしたくない!」
「一緒にいるだけで疲れてしまうアノ人と、きっぱり縁を切りたい!」

 そんなアナタは、何でもかんでも溜め込み過ぎてしまっているのかもしれない。人間は常に新陳代謝が必要。例えば、食べ物を食べた後、必要な栄養分を身体に取り入れ、不用な部分は排出されるのが自然だ。

 モノ・コト・ヒトについても同じ。不要なものはしっかり捨て、新しいものを取り入れようというのが「断捨離」だ。断捨離と聞くと、「モノを捨てることでしょ?」と思う方が多いかもしれないが、その考え方はモノ以外にも有効なのだそう。

『モノ・コト・ヒトの断捨離(TJMOOK)』(やましたひでこ:監修/宝島社)では、上で挙げたモノ・コト・ヒトを100個取り上げ、捨てるための考え方を提示している。本書は、断捨離という言葉の生みの親であり、クラター・コンサルタントのやましたひでこ氏が監修した。本稿では、断捨離の基本的な考え方を紹介したい。

 まず断捨離をするためには捨てるか、残しておくかという「分析」が必要になる。しかし、基準がなければ、ついつい溜め込んでしまいがち。そこで“自分軸”と“時間軸”という考え方が役に立つ。

“自分軸”とは「分析」の際に主語を自分にすること。つまり、「このバッグは高かったから…」「みんながやっているから…」とモノや他人を主語にしないということだ。自分が必要なのかを常に意識することが断捨離のスタートとなる。

 もうひとつの“時間軸”とは、現在必要なものなのかを基準とすること。例えば「今は全然着ないが、10年前はお気に入りだった服」、「使ってないけれども、これから使うかもしれない調味料」など家にないだろうか。今、必要としないモノは、ほとんどの場合そのまま使用することなく押し入れ・クローゼットの肥しとなってしまいがち。そのため、断捨離すべきか悩んだ際はこの2つの軸を基準に考えたい。

 とはいえ、それでも判断が難しいということもあるだろう。そんなときは、以下の3つの言葉を使っていないか確かめてみるといい。

1.「でも・だって」
2.「とりあえず・なんとなく」
3.「せっかく」

 以上の3つの言葉を使っている場合は、自分軸・時間軸がぶれている可能性大。これらを指標に断捨離を進めてみてはいかがだろう。本書では、「手紙」や「祖母・母から引き継いだ」モノ、「年賀状・暑中見舞」や「お中元・お歳暮」といったコト、「元彼・元彼女、嫌いなヒトの連絡先」や「恋人・パートナー」などのヒト断捨離のヒントが書かれているので、ぜひチェックしていただきたい。

 断捨離はモノ・コト・ヒトを投げ捨て、仙人のような暮らしをせよ、という考え方ではない。不必要なものを取り除き、身の周りにお気に入りのものだけを置き、よりよい生活を営もうとする考え方だ。

 必要のないモノに囲まれている、やらなくてもいいコトに振り回されている、嫌いなヒトの言動に悩まされているという方は解決の糸口が掴めるかもしれない。ちなみに、私は本書に触発され、自分の「汚部屋」で断捨離を決行。ゴミ袋およそ30袋を捨て、快適な住空間を手に入れたことを付け加えておこう。

文=冴島友貴