JUJU「本屋さんに行くとテンションが上がって、いつも紙袋2つ分ぐらい本を買っちゃいます」

あの人と本の話 and more

更新日:2013/12/19

毎月3人の旬な有名人ゲストがこだわりのある1冊を選んで紹介する、ダ・ヴィンチ本誌の巻頭人気連載『あの人と本の話』。今回登場してくれたのは、映画『麒麟の翼』の主題歌を担当することが決まり、以前から大好きだった東野圭吾作品に携わることに心を弾ませたというJUJUさん。彼女にとって本は、生活に欠かすことのできない存在なのだとか…。

「私、行くとテンションが上がる場所が3つありまして。
スーパーとドラッグストアと、もうひとつが本屋なんです」

この言葉からも分かるとおり、自身を無類の本好きだと公言するJUJUさん。とくに好きな作家を聞いてみたところ、小路幸也、浅田次郎、東野圭吾の名前が挙がった。しかし、最近では書店に並んだ本の装丁を見て、直感的に選んで買うことも増えたそうだ。

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「たまの休みに本屋に行くと、
紙袋2つ分ぐらいの量を一気に買っちゃうんですよ。
面白そうだなと思ったらすぐに手に取って。
で、家に帰ってからそれらの本をうずたかく積み上げて、
『さて、どれから読もうかな』
って考えるのが好きなんです(笑)。
リビングで読む本、ベッドサイドで寝る前に読む本、
移動中に読む本…と、
場所に合わせて何冊かを同時に読むんですけど、
なかでも東野さんの小説は、
海外で仕事をする時の飛行機内で読むのに
ちょうどいい長さなので、いつも愛読していますね」

(取材・文=倉田モトキ 撮影=山口宏之)

JUJU

じゅじゅ●歌手。18歳で単身渡米。2004年『光の中へ』でメジャーデビュー。ジャズをはじめ、さまざまなジャンルの音楽活動を展開し、『奇跡を望むなら…』『素直になれたら JUJU feat.Spontania』などで大ヒットを記録する。昨年11月には初のジャズアルバム『DELICIOUS』をリリースした。
ヘアメイク=布施智訪 スタイリング=丸本達彦(eight peace) 
衣装協力=トップス 3万450円(THE WALL SHOWROOM ☎03-5774-4001)、キャスケット 1万1550円(CA4LA ショールーム ☎03-5775-3433)

 

紙『バカ姉弟』(1〜5巻)

安達 哲/講談社KCデラックス/1000〜1050円

東京の巣鴨に住む、双児の姉と弟の日常を描いた物語。両親が不在がちなため、ほとんどの時間を二人だけで過ごしているが、近くの料亭で働く妙齢の女性・志津香をはじめ、たくさんの地元住民との交流により、不自由なく暮らしている。姉妹の突飛な行動をとおして、大人たちの思惑通りにいかない子供たちの本当の姿が垣間見える、味わい深い作品。平成15年度第7回文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。

※JUJUさんの本にまつわる詳しいエピソードは
ダ・ヴィンチ3月号の巻頭記事『あの人と本の話』を要チェック!

 

シングル『sign』

JUJU
SMAR 1223円 
※写真はCDジャケットとは異なります
記念すべき20作目となるシングルは、東野圭吾原作の映画『麒麟の翼』の主題歌。これまでにJUJUと数々の名曲を生み出してきた牧穂エミと川口大輔の両氏をそれぞれ作詞、作曲に迎え、力強いラブバラードを完成させた。遠く離れてしまってから愛する人の大切さに気づき、そこから再び立ち上がるまでの強さを描いたこの曲の中では、『麒麟の翼』の世界観も踏襲し、“家族を想う気持ち”も表現している。また、カップリングにはスターダスト・レビューのカヴァー「追憶」を収録。