【i☆Ris連続インタビュー第2回】“中の人”が選ぶアニメ『プリパラ』の名シーン、そして間もなく公開の劇場版の魅力は?

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更新日:2015/6/26

 2月18日に『Realize!』をリリースしたばかりのi☆Risへの連続インタビュー企画、第2回はメンバー全員が出演するアニメ『プリパラ』について。いよいよクライマックスを迎える『プリパラ』第1シーズンから、3月7日に公開される『劇場版プリパラ み~んなあつまれ!プリズム☆ツアーズ』まで、たっぷりとどうぞ!

▲左から澁谷梓希(ドロシー・ウェスト役)、若井友希(レオナ・ウェスト役)、芹澤 優(南みれぃ役)、茜屋日海夏(真中らぁら役)、久保田未夢(北条そふぃ役)、山北早紀(東堂シオン役)。

各キャラクターの名場面にまつわるアレコレ


――そろそろ『プリパラ』第1シーズンが終わろうとしています。まず自身が演じるキャラクターで、一番好きだった場面を教えてください。

山北:私は第28話の「プリパラ囲碁パンダでございます」です。それまでシオンちゃんはドロシーやレオナと少しずつ絆を深めながらも、わりと一匹狼でしたが、あそこでようやくDressingPaféがひとつになった気がして。囲碁からプリパラの世界に入って上手くいかないこともあるなかで、「プリパラは仲間が大切な世界だ」ということに気づいて、シオンちゃんがますます素敵になりました。

――ゲストキャラクターのいろはも、変な髪型で面白かったですね。

一同:いろはさん(笑)

山北:Twitterを観ていたら「シオンの元カノ」とか書かれていて、人気みたいですね(笑)

芹澤:みれぃちゃんはほかの子と違って、最初から結構できあがったキャラクターなので少し迷いますが……第11話「どうする?どうなる!?3人目!!!」で、そふぃ様が自分の殻から抜け出せないという時に、お姉ちゃんのコスモに向かって「自分で抜けだそうとしてない子には手を差し伸べられない」と言うシーンですね。意志の強い南委員長の部分と、みれぃのアイドルな部分が上手く重なっていた部分だと思います。

茜屋:私は、1話のみれぃちゃんに背中を押してもらって、らぁらが初めてライブをするシーンがすごく好きです。

芹澤:うれしい(笑)。ニヤけちゃう。

茜屋:それまで自信がなくて、人前で歌うのも苦手だったらぁらちゃんが初めてライブに立って、歌うのってこんなに楽しいんだ、って気付いたシーンで。すごく好きです。

若井:若井レオナは……。

一同:若井レオナ(笑)

若井:私は(笑)、第18話「レオナ、全力ダッシュなの!」で、シオンに「自分の意志はないのか」って怒られたあとに、レオナが小さい子の風船を木登りして取ってあげるシーンです。初めて自分の意志で行動してレオナが成長した回なので、好きです。

――あの回は、レオナが男だと明かす描写が異常にあっさりだったのも印象深いです。

若井:本当にあっさりでした(笑)。『プリパラ』であそこのシーンが一番緊張したかもしれません。レオナは、最初は男だということを意識して演じていましたが、途中から内面のやさしさを意識するような芝居にしました。そのおかげで、やわらかいお芝居ができるようになりましたね。

久保田:私は第21話「解散!?そふぃ様親衛隊」です。あのそふぃちゃんが、自分の意志で落ち込んでいる親衛隊のみんなを元気づけようと、色んな魚介類を取ってきたじゃないですか(笑)。そういうギャグも混ぜながら、そふぃちゃんも親衛隊も、お互いに大事に思っているのがすごく伝わってくる回でした。

澁谷:私は第23話「プリパラ最後の日でっすわ!」のメイキングドラマです。ドロシーは普段すごくツンツンしているのに、本当にプリパラのことが大好きだということを出せた回なので。

――ありがとうございます。続いて、アフレコ現場での思い出は?

若井:クリスマス近辺にアフレコがあって、そのあとにキャストもスタッフもみんなで一緒にクリスマス会としてご飯を食べに行ったことです。そこで普段しないお話や『プリパラ』のお話をして、絆が深まって楽しかったです。

茜屋:私は誕生日周辺にアフレコがあって、そこで休憩時間にケーキを用意してくださったことです。それが本当にうれしくて号泣しちゃって、休憩後の収録は、一層気合いが入りました(笑)

芹澤:アフレコ現場とは少し違いますが、ファルル役の赤﨑さんが11月のi☆Risのライブに来て、「本当にキャラクターがいるみたいだったよ~」と言ってくださって。事務所の先輩にそんな風に言ってもらえて、うれしかったです。

――『プリパラ』も含めてi☆Risとして2014年に積極的に活動されて、一番変化したことは何ですか?

山北:やはり一番は、ライブに来てくれるお客さんが増えたことですね。『プリパラ』でi☆Risを知ってライブに来てくれた人も多いし、その逆もいて。両方の活動が相乗効果になっていると実感しました。

芹澤:私は、メンバーがお互いを尊敬するようになったと思います。もちろん仲は元々よかったですが、声優として現場に立つ時は個人の声優として立っているので、そういうのを間近で見てると、みんなすごいなぁって。

若井:キャラクターとしてキャラソンを披露する時とかも、そうですね。

――変化という点で言うと、芹澤さんは『プリティーリズム』シリーズと『プリパラ』の両方に関わられていますが、どの辺りに変化を感じますか?

芹澤:『プリティーリズム』シリーズの時点でCGによるダンスシーンは強みでしたが、『プリパラ』になってから一層進化したと感じます。それまでもデュオやトリオでのダンスはありましたが、それぞれ同時に違うダンスをすることはありませんでした。それが『プリパラ』では振りは一人ひとり違うし、フォーメーションも変わるし。特に『Realize!』なんて全員が違う動きをしていて、本当にスタッフのみなさんの気合いを感じました。

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