混ぜて焼くだけなのに、プロ級のマフィンが完成! オイルなし、グルテンなしでもしっとり。家族から「また作って」のリクエストも【書評】
更新日:2025/1/30

コロンとかわいくて、しっとりとしたおいしさのマフィン。カロリーも糖質も高めなので、たま~に“自分へのご褒美”として食べるくらいですが、糖質やカロリーを気にせず、簡単にいつでも作れるマフィンがあったらうれしいと思いませんか?
『オイルなし、グルテンなしの生地。おやつにもごはんにも食べたい米粉のマフィン』(主婦の友社)は、米粉×ノンオイルレシピの第一人者である田中可奈子さんが、米粉ラバーたちの声を聞きながら、研究を重ねて考えたという「作りやすくて」「おいしい」マフィンのレシピをまとめた1冊です。

バターやオイルの代わりに、バナナ、豆腐、ヨーグルト+豆乳を使ってしっとりとさせるそうですが、本当にパサつかずできるのでしょうか…? 試しに作ってみました。
バナナ、豆腐、ヨーグルト豆乳とそれぞれベースは違っても、基本の材料や作り方は同じ。「バナナベース」の場合は、ベースとなるバナナをまぜてなめらかにしたら、米粉、きび砂糖、卵、ベーキングパウダーを順番に入れてまぜまぜ。
ここで作った「バナナマフィン」の場合、できた生地をマフィン型に流し込み、バナナをのせて、約20分焼いたらできあがり。「ワンボウルでまぜて焼いて、30分で完成」と本に書いてあった通りです。洗いものも、オイルを使っていないから楽ちん。焼いている間にささっと終わりました。


できあがりは、外がカリッ、中はフワッモチッ。バナナの香りと甘みがしっかりとあり、優しくてクセになる味わい。バターやオイルを使っていないのに、本当にしっとりとしておいしい…。バナナに甘みがある分、お砂糖は控えめで、マフィン1個あたり、わずか5g(小さじ1杯)です。

バナナベースでもう一つ、生地にほうれんそうと卵サラダを入れた「ほうれんそうと卵のマフィン」も作ってみました。おかず系マフィンなので、砂糖はさらに少なく、塩を少々。ほうれんそうと卵を茹でておく下準備はありますが、1個でたんぱく質やビタミン、炭水化物がとれる優れもの。「いろんな味がしておいしい。朝食にもいいね」と家族に大好評でした。



2つ目は「豆腐ベース」。ベースとなる豆腐の水きりは必要なく、そのまま投入してOK。「コーヒーホワイトチョコマフィン」の生地には、コーヒー味の元になるインスタントコーヒーやホワイトチョコも入れました。


ほろ苦さを求めて大人用に作ったマフィンですが、小2の息子もパクパク。生地そのものがしっとりとしておいしいからだと思います。コーヒーのほろ苦さに、ホワイトチョコの甘さがアクセント。ほっと一息つけるようなおいしさでした。



3つ目は「ヨーグルト豆乳ベース」。水きりヨーグルトと豆乳を合わせた生地です。水きりヨーグルトは、キッチンペーパーを敷いたざるにヨーグルトを入れておくだけで手軽に作れますが、少し時間がかかるので、午前中に下準備をして、午後に焼き上げると良さそうです。私が作ったのは、ヨーグルトのさわやかな香りと合いそうな「レモンマフィン」。上にのせるレモンのはちみつ漬けも、ヨーグルトと一緒に下準備しておくとラクでした。

生地にレモンの皮のすりおろしを入れたので、ふんわりと漂うレモンの香りと酸味がたまらない。個人的には、3つのベースの中でいちばんしっとりしている印象でした。グルテンを含まない米粉の生地は、まぜすぎてふくらみが悪くなる心配はありません。レシピの通り「グルグルしっかりまぜる」ようにしたら、生地の中に気泡がたくさんできて、さっき焼いたマフィンよりもふっくらと仕上がりました。大成功!



バターやオイルを使わずにしっとり。中に入れるものや上にのせるものを変えれば、おやつにも、ごはんにも。カフェメニューのようなかわいらしさも大きな魅力で、作る時も食べる時もテンションが上がる米粉のマフィン。
栄養面も申し分なく、たとえば豆腐ベースのマフィンは「エネルギー127kcal、糖質1.9g」と低カロリー・低糖質なうえに、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富。これなら、たま~の贅沢ではなく、おうちメニューの定番に加えられると思いませんか?
家族からも「いくらでも食べられる」「また作って」とうれしいリクエスト。多めに作ってストックしておこうと思っていましたが、私がおかわりする間もなく消えておりました…(笑)。簡単に作れるうえに、体に優しいので、こんなに喜ばれるのなら、市販のおやつをやめて手作りにしようかなと考えています。
調理・写真・文=吉田あき