パックをそのまま使った型いらずのゼリー。材料たったの2つで出来るチョコクッキー・アイス! 不器用でも失敗しないと話題のレシピとは?【書評】
PR 公開日:2025/2/12

「材料を買ってくるのが面倒くさい」「焼き菓子の型とか持ってないし……」「オーブンを使うのが面倒」などなどの理由で、お菓子作りに苦手意識を持っている人は多いだろう。
そんな人たちからも「これなら自分でも作れそう!」という称賛の声が集まり、YouTubeやInstagram、TikTokなどで大人気となっているのがsyun cookingさんのレシピだ。SNSのフォロワー数は300万人超と、その人気は圧倒的だが、書籍の方も反応は上々だ。
初のレシピ本となる『常識やぶりのアイデアおやつ ~「材料4つまで」の100レシピ』(syun cooking/大和書房)は2024年いちばん売れたスイーツ本に。さらには「第11回料理レシピ本大賞 in Japan 2024」の【お菓子部門】大賞と「ニュースなレシピ賞」も受賞した。
2024年には第2弾となる『ますます常識やぶりのアイデアおやつ ~「材料4つまで」の100レシピ』(大和書房)も発売されている。
そんなsyun cookingさんのレシピの何が凄いのか、実際にお菓子作りに苦手意識があって作った経験がほぼゼロの筆者が、2冊の本のレシピを実際に作ってみながらレビューしてみよう。
市販食品のパックをそのまま型にする!
まず、syun cookingさんのレシピの面白さの1つは、「市販食品を材料に使い、そのパックやカップ等の容器をそのまま型にすることが多い」という点だ。書籍の表紙になっているヨーグルトやコーヒー牛乳を使ったレシピがその典型だが、その一種といえる「パックそのままフルーツゼリー」を作ってみた。
作り方はビックリするほど簡単。材料はスーパーやコンビニに売っている200mlパックのフルーツジュースと粉寒天3gのみ。ジュースを耐熱容器に出して粉寒天を入れる→レンジで3分加熱して混ぜる→パックに戻して一晩冷やし固める……で完成だ。

ゼリーなど作ったことのない筆者は「こんな簡単にできるんだ!」とビックリしたし、味はしっかりフルーツゼリーだ。syun cookingさんのレシピは「子どもが『自分でも作れた!』と喜ぶ」とも評判だが、「お菓子作りの成功体験」を学ぶにも良いレシピと言えるだろう。
「ペットボトルコーヒーゼリー」のレシピも、寒天がゼラチンに変わったくらいで作り方は似ている感じ。ペットボトルの中で固まったコーヒーを、握って絞り出すようにドバドバっと出すのが楽しく、syun cookingさんのレシピは作る過程のエンタメ感が高いのも魅力だと感じた。


もう少しだけ本格的にゼリー系のお菓子を作りたい人にオススメしたいと感じたのが、「パックそのままフルーツ牛乳寒天」。こちらはグラニュー糖50gとカットフルーツ(缶詰も可)が入るが、作り方は上のゼリーと基本的に一緒だ。450mlパックの牛乳を使って簡単にできるうえ、優しい甘さで万人受けする味になっている。家に遊びに来たお義母さんに出したときも非常に好評だった。

アイスもパンも材料2つで超簡単に作れちゃう!
また「自分でこれも作れるの!?」と驚いたのが「濃厚バニラアイス」のレシピ。こちらの材料は卵2個とグラニュー糖50gのみ。卵の黄身と白身を分けて、白身を泡立ててメレンゲにして、砂糖や黄身を加えて冷やし固める……という単純な工程だけでアイスが作れてビックリした。

なお「メレンゲを泡立てるのが大変!」と思う人もいるかもしれないが、本書には簡単に泡立てられる100円ショップの便利グッズも紹介されているのでご安心を。
パンを作ったことのない筆者にとっては「豆腐でちぎりパン」も驚きだった。材料は絹ごし豆腐とホットケーキミックスのみ。絹ごし豆腐を滑らかになるまで混ぜる→ホットケーキミックスを加えてさらに混ぜる→6つに丸めてクッキングシートを敷いたフライパンで焼く……という簡単な工程でパンができてしまった。
ちなみに第2弾の『ますます常識やぶりのアイデアおやつ』には、絹ごし豆腐を使った複数のレシピほか、ヨーグルトを使ったヘルシー寄りのレシピも多く紹介されている。

なお、書籍の多くのレシピにはQRコードが添えられていて、そちらを読み込むと動画のレシピも見ることができる。筆者も動画を見つつ、「生地を丸めるときは手に少量の油を塗るといいのか……」などなど初歩的なことを学びながら上手に作ることができた。
……という感じで、いくつかのレシピを作ってみて感じたのは、syun cookingさんのレシピは「お菓子作りに初めてトライする人でも上手く作れる」「お菓子作りへの苦手意識がなくなり、お菓子を作ることが楽しくなる」ということだった。
そして、ここで紹介したレシピは本当にごく一部。2冊の本には、上記のレシピと同様に驚くほど簡単な合計200のレシピが掲載されている。これからのバレンタインの時期におすすめのチョコレートを使ったお菓子レシピも。初心者向きの、チョコレートと片栗粉の材料2つで出来る「チョコクッキー」や、健康を気にする人へのプレゼントにもピッタリな、絹ごし豆腐を使ったヘルシーな「豆腐ガトーショコラ」など、バラエティ豊か。

さらに、チーズケーキだけでも「ヨーグルトカップで作る」「ヨーグルトパックで作る」「牛乳パックで作る」「炊飯器で作る」などなど複数のバリエーションがあるので、この記事の読者のみなさんにも「これは私も作れそう!」「楽しそうだからこれを作ってみたい!」というものが必ず見つかるはずだ。
調理・撮影・文=古澤誠一郎