人の悪意を知るのは13歳以降でいい。子どもに猜疑心を抱かせないために必要なこと/子育てのトリセツ

出産・子育て

更新日:2025/3/14

 子育ては思い通りにいかないことの連続で、心身ともにいっぱいいっぱいになってしまうこともありますよね。

 そんな時に手にとってほしい、人口知能や脳科学の専門家で、生き方の指南書が好評の黒川伊保子氏による子育て本『子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ』をご紹介します。

 失敗を怒らない、対等に付き合う…黒川氏自らが子育てで実践し、脳科学の裏づけをもとにした目からウロコの子育て法。妊娠中の人、思春期の子どもがいる人、子離れ中の人…子育てのあらゆる段階に役立ち、「一般的」とされている育児の常識を、最新の脳科学と自身の実体験で覆します。

※本記事は書籍『子育てのトリセツ 母であることに、ときどき疲れるあなたへ』(黒川伊保子/ポプラ社)から一部抜粋・編集しました

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『子育てのトリセツ 
母であることに、ときどき疲れるあなたへ』
黒川伊保子/ポプラ社)

エナジーバンパイア!

 おとな脳には、認知に使う類似事象に、強い傾向が出る脳もある。たとえば、猜疑心が強くて、他人の好意を悪意に変えてしまう脳の持ち主がいる。誰かが誰かのことを「純真なひと」と言ったのに、「あのひと、あなたのことを無神経で子どもっぽいって言ってたわよ」と言い換えてしまうような。

 わざとやっているのなら、まだ罪が軽い。悪意は、しぐさや声からある程度感知できるので、言われた側は身を守れる。しかし、脳にネガティブ射影傾向がある人には、もともとそう〝聞こえる〞ので、厄介なのだ。何の躊躇も迷いもなく、それどころか親切心で、まことしやかに(その人にとっては真実だからね)そのことばを口にして、周囲の人々の気持ちを萎えさせていく。

 スピリチュアルの世界では、こういう脳の持ち主をエナジーバンパイアと呼ぶのだそうだ。エナジー(エネルギー)を吸い取り、人の運気を下げる人。当然、本人の運気も「実力に対していまいち」になりやすい。上司や部下を萎えさせて、組織を壊してしまうからだ。

子どもをエナジーバンパイアにしないために

 エナジーバンパイアは、「認知に使う類似事象」が常にさもしく尖っている脳の持ち主で、子ども脳時代の感性記憶に起因する。

 子どもをエナジーバンパイアにしないために、親は、子どもの前で、陰口をきかないことだ。人の前ではいい顔をしながら、陰で悪口を言うような行為を子どもの前で重ねると、当然、子の脳に猜疑心を植え付けることになる。「人は、笑顔の陰で、悪意のあることを考えている」という認知ベースを作ってしまうからだ。

 人を萎えさせるような口をきく人に罪はない。親がプログラムした通りに脳が動いているだけのこと。しかし、罪はなくても、なかなか思い通りにならない、孤独を感じる人生を生きていくことになってしまう。対人関係で緊張感が強く、いざというときに実力が発揮しにくいのも、こうした脳の持ち主の傾向でもある。

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